【続】サルカン結びの結束強度「チチワ結び最強伝説」の再検証

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DSCF1023[1]

おはようございます、しょうへいです。

サルカン結びの結束強度シリーズですが、以前「チチワ結び最強説」という検証を行いました。

安定して強いということがわかりましたが、リングとノットに隙間が残るという問題が残ったままでした。

なんとか解決できそうな方法を発見しましたので、続報&検証してみたいと思います。

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前回のおさらい

DSCF0940[1]

サルカン結びの結束強度④「チチワ結び最強説」を検証してみた!!という記事でチチワ結びが何回結んでも12.5kg・92%という強度を発揮するということが検証されました。

しかし、ループをリングにくぐらせて止めているだけなので、ノットがリングに固定されているわけではありません。

ジャーク中にズレないかとか、感度に影響がでるんじゃないか?という疑問が残っていました。

DSCF0976

コマ結び(仮)という方法も試してみましたが、左右のラインの長さに差がでてしまい、強度が落ちてしまいました。

ダブルラインのループを、サルカンに上手く固定できる方法はないかな?と探していたところ、ちょうどいいノットを発見できました。

オフショアースイベルノットってご存知?

オフショアースイベルノットというノットがありまして、恥ずかしながら私は今まで知りませんでした。

ループを作った後にサルカンに結ぶという方法なのですが、2本のラインを均等にそろえることができるそうです。

008

スイベル等リングへの接続方法。結び目に弾力があり、2本のラインに均等に力を分散させるため、1本のラインが切れても、もう1本でつながっている頼りになる結びです。弾力のあるモノフィラメントでよく利用されます。

(引用元:よつあみ http://yoz-ami.jp/line_knot/1319

よつあみさんのホームページでは、ビミニツイスト等のダブルラインでループを作るとしていますが、チチワ結びでも応用ができそうです。

さっそく作ってやってみました。

DSCF1023[1]

確かに左右が均等になる結び方ですね。簡単なのも良いですね♪

この結び方で、いつものように強度テストを行ってみます。いつものように、切れるまで引っ張りドラグチェッカーで数値を測定しました。ショックリーダーは、フロロカーボン30lb(13.6kg)を用いました。

チチワ結び+オフショアースイベルノットの強度テスト結果

チチワ結び+オフショアースイベルノットの強度測定を10回してみました。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 12.5 92%
2 12.5 92%
3 12.5 92%
4 12.5 92%
5 12.5 92%
6 12.5 92%
7 12.5 92%
8 12.5 92%
9 12.5 92%
10 12.5 92%
平均 12.5 92%

強度が元のチチワ結びだけのときと同じ、12.5kg(92%)安定になり、強度を維持しつつリングにしっかり固定することが出来ました。

切れる箇所は、チチワ結びのすぐ上の地点でした。ループを重ねた部分がクッションになっているような印象がありました。

【オマケ】ラインを片方切ったら!?

DSCF1027[1]

元の説明では、2本のラインのうち1本が切れても繋がっているため、信頼性があるとされていました。

では実際に片方をわざと切ってからどのくらいの強度が保てるのかテストしてみました。

5回テストを行った結果がこちらです。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 8 59%
2 7.5 55%
3 6 44%
4 7 51%
5 6 44%
平均 6.9 51%

意外と持ちますね!?びっくりしました。

ばらつきが大きいため、絶対の安定を保証するわけではありませんが、サワラや根ズレなどでリーダーがザラザラになるようなときでも、首の皮一枚で繋がってくれるノットかもしれませんね♪

 

 

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