謎が解明!「ハングマンズノット」の強度アップのコツとは?

Pocket
LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

DSCF1031[1]

おはようございます、しょうへいです。

前回のノットの強度テストで、強度が強いと言われている「ハングマンズノット」の強度が出ないという謎が発生していました。

Facebookページ等、皆様からのアドバイスを頂き、再挑戦してみました。

果たして11kgの壁は突破できるのでしょうか!?

ジギング魂×ルアーバンク公式ストア 新商品情報

超大型ドカットステッカー発売!
ドカットを手軽に大型装飾してみませんか?

価格と50種類以上のデザインを確認する

前回までのあらすじとハングマンズノットの注意点

前回のノットテストでハングマンズノットの強度を試してみましたが、締め込みがうまくいかず、10.2kg(75%)の強度しか達成できませんでした。

締め込み方や巻きつけ回数をいろいろ工夫してみましたが、どうしても8号30lb(13.6kg)のラインでノット耐力11kgが達成できませんでした。

そこで、Facebookなどで皆様からどうすればうまくいくのか!?という意見を募集させていただきましました。みなさまからの数々のご意見、ありがとうございました。

皆様から頂きましたハングマンズノットの注意点をまとめました。

  • 締めこむときに摩擦熱で劣化しないよう唾等で湿らせているか?
  • 締め混む前の仮じめは、緩くしてじんわりとしたほうがいい
  • 巻回数を変えてみる
  • そもそも細糸用で、8号もあるとうまく結べていないのでは?

ありがとうございます。とても助かります、これらを踏まえて再挑戦してみました。

いきなりアクシデント発生!?

DSCF1045[1][1]

さっそく再挑戦……と思いきやここでアクシデント。

いつも計測に使っている、ドラグチェッカーが召されてしまいました。。。

ノットが切れるときの衝撃で机に叩きつけられることがなんどかありました。その時にラインを保持する部分が外れて破損してしましました。

ノット検証シリーズも結構な回数になりますので、酷使しすぎてしまったようです(汗。

DSCF1053[1]

会長に「ドラグチェッカー壊れた〜」とLineで送ったら、すぐに新しいドラグチェッカーをAmazonでポチッって翌日に送りつけてきました(笑)

気を取り直してまずは「ハングマンズノットは細糸に向いているノット」を検証

DSCF1060[1]

ハングマンズノットは「細糸のほうが向いている」のではないか、という部分から検証してみました。

計測方法はいつものように、サルカンに結んだノットを切れるまで引っ張り、ドラグチェッカーで数値を計測しました。

4号16lb、6号22lbのラインを用意しました。手元にあったものを使います。

教えていただいたコツに注意しながらやってみました。結果がこちらです。

4号16lb(7.2kg)

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 7.15 99%
2 7 97%
3 7.15 99%
4 7 97%
5 7 97%
平均 7.06 98%

6号22lb(10kg)

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 9.2 92%
2 9.5 95%
3 9.5 95%
4 9.2 92%
5 9.2 92%
平均 9.32 93%

おおっ、強いですね!?どちらもかなり信頼できる強度です!!

巻回数はどちらも4回巻が一番安定するように思いましたが、個人の締め込み方によって左右されるかもしれません。

ルアーが付いている状態で素早く結びかえることができるノットで、これだけの強度がでるのは、素晴らしいノットなのではないでしょうか!?

ライトジギングなどの細糸メインの時に役立ちそうです。

今まで強度が出なかった8号30lbを注意点を踏まえて再検証

DSCF1064[1]

それでは、前回強度が全く出なかった。8号30lb(13.6kg)の再テストを行ってみたいと思います。

まずは、教えていただいた注意点を確認しながら結んでみます。

注意点で一番多かった「濡らす」を特に注意しました。

もともと軽く唾でぬらしてはいたのですが、足りなかったのかもしれません、よく濡らしました。

DSCF1055[1]

ためしに思いっきり水道の水をかけてみましたが唾で十分だと思います(笑)

あえて全く濡らさずに引っ張った場合、道糸に傷のようなものがついていたことも確認できました。

仮締めはあくまでもゆるく、ゆっくりと。端糸のほうだけをゆっくり引っ張って仮締めしました。このとき本線と端糸をどちらも引っ張ってしまうと、ノット部が潰れてしまい、強度がでないことも判明しました。

巻回数は、2回、3回、4回、5回と試しましたが、やはり4回が一番安定しました。

2回や3回では滑って10kg台の強度しかでませんでした。逆に5回は締めこみがうまくできず、こちらも10k台という結果に。(この部分は個人差があるかもしれません)

一番うまくいった、4回での結果がこちらです。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 12.5 92%
2 11.5 85%
3 12 88%
4 13 96%
5 12 88%
平均 12.2 90%

強度がアップしました!

すこしまだ安定していませんが、13kgという結果が出ていますし、最低でも11.5kgの強度が達成できました。

十分ドラグの設定範囲内です、これなら大丈夫ではないか!?と思います。

やはりこのハングマンズノットの利点は、ルアーがついている状態でもすばやく結べる点にあると思います。

4号、6号、8号と太くなるにつれ強度が少しずつ安定しなくなっている点にも注目したいです。

これ以上太い、40lbや50lbのデータもとりたいところですが、手で引っ張って切るにはちょっと大変なのでこの辺でご勘弁ください(笑)

今回思ったのですが、結び方によっては強度が弱くなるノットもあって、やはりご自分で結んでドラグチェッカーなどでチェックされるのもいいんじゃないかな〜って思いました。

ドラグチェッカー、Amazonでポチるとすぐに届きますので(笑)

櫻井釣漁具BOUZドラグチェッカー15kg

 

Pocket
LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

オリジナルグッズはこちら

ジギング関連グッズや
オリジナルグッズが沢山!
ストアに移動
記事検索