「ダブルラインにしたPEライン」とショックリーダーを「電車結び」にした結束強度テスト

Pocket
LINEで送る

DSCF1591[1]

おはようございます、しょうへいです。

前回、リーダー同士の電車結びの結束は「ダブルライン」にすることで強度が飛躍的にUPするということを確認しました。

それではPEとリーダーの接続に応用できないか?という疑問が沸いてきました。

通常は100%に近い強度の出るFGノットやPRノットなどの摩擦系ノットを用いるのが主流ですが、簡単に結べてある程度強度が確保できるなら、急いでいる時などかなり使えるノットになるのでは?と思い実験してみました。

とりあえず簡単な「ダブルライン」を作ってみる

DSCF1575[1]

ダブルラインの方法はいろいろ考えられるのですが、まずは試しにPEラインを単純に八の字チチワによるダブルラインを作りました。

こうしてダブルラインになったPEと、フロロカーボン8号30lbを結束します。

DSCF1581[1]

ぐるぐるぐるとこんな感じですね、少しヒゲを多く残しています。4回結びの電車結びです。

PEラインは2号(20lb)を、実際に引っ張って切ったところ、10kgの力で切れたのでこれを基準とします。

まずはこの単純なチチワダブルライン電車結びで強度を3回測定しました。

測定はドラグチェッカーを使い、切れるまで引っ張って切れたkg数を確認しています。

弱かったので、1回しか計測しませんでしたが55%ほどの耐力でした。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 5.5 55%

さらに電車結びのラインシステムを考える。

先ほどの単純なダブルラインの電車結びですが、実を言うと切れた箇所はノット部分ではなく「チチワを作るために八の字結びを行った場所」でした。ということは、55%の強度はPEラインをチチワ結びにした場合の強度ということになるのかな?

DSCF1583[1]

それでは意味が無いので、次にチチワにせずに、二つ折りでノットを作ってみました。

DSCF1584[1]

結び目はかなり小さいです。

この方法はリーダー同士の結束だと平均85%をマークした強度の高い結び方です。

同じように測定はドラグチェッカーを使い、切れるまで引っ張って切れたkg数を確認しています。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 4.2 42%

42%ほどの耐力でした。こちらも弱かったので1回のみの計測にしました。

アレ!?弱くなってる!?チチワの強度が55%だったのにそれいかになるとは驚きです。

4回巻きの電車結びではPEラインが滑って動いてしまうので、摩擦の力でノットのPEライン側で切れてしまうようでした。

DSCF1588[1]

ということで、摩擦力をアップさせるため、ハーフヒッチで補強をしてみました。

写真のようにわざと長めに電車結びを作り、ダブルラインになっているPEラインはハーフヒッチで8回(上4回、下4回)。

本線側のPEラインは、フロロカーボンのヒゲを巻き込みながら4回(上2回、下2回)、PEラインだけでハーフヒッチを8回(上4回、下4回)行いました。

DSCF1591[1]

ラインシステムっぽくなりましたね(笑)

少し毛羽っぽくなっているのは、PEを切断したときに末端から出てきたものなので、ノットには影響していません。

それでは、これも同じようにドラグチェッカーを使って強度を測定してみました。

3回測定しています。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 6 60%
2 6.5 65%
3 6 60%
平均 6.2 62%

62%ほどの結果となりました。

ハーフヒッチによる補強は強度アップに繋がるようです。

このことから、「ビミニツイスト」などのちゃんとしたダブルラインを作って電車結び、ハーフヒッチでの補強が強度が強いというのが考えられますが、FGノットやPRノット級に時間がかかるノットになり、素早く結べるノットではなくなってしまいますので、実験はここでやめておきました。

これからも、緊急の時に使えそうなノット(ある程度強度があり、素早く結べるノット)を求めて、実験していきたいと思います。

 

Pocket
LINEで送る

The following two tabs change content below.

丸岡しょうへい

三度の飯より釣りが好き。福井県でジギングを中心に釣ってます。 ハゼからバスまでなんでも釣ります、釣った魚はとりあえず食べてみる派。

    • 個人的な話ですが、イカメタルのときに使ったときはまったく問題なく半夜通せました。
      ジギングではどうでしょうね?機会があれば試してみたいです

  1. 同じ太さのPE ライン(1.2号)どうしを結ぶには何がベストでしょうか?ちなみに今は片方をダブルに折り返してFG で結んでます。中深海で1200mラインを巻いて200m高切れしたときに使ってます。

    • PEライン同士の接続は私も悩んでいますー
      なにか良い方法が思いつきましたら記事にしたいと思います!

  2. メインのPEラインを二つ折りにして、FGノットを組んだら、強度は上がりませんかね?

  3. いつも為になる記事をありがとうございます。
    クアドラプルサージェンスノットの後にPE端糸を3.4回ハーフヒッチ&エンドノット、フロロ側を1.2回ハーフヒッチしていますがエアノットもあまり発生しなく、釣り場でも簡単に結べ強度も安定しているように感じるので愛用しています。もし機会がありましたらこちらの強度をお調べ頂くことは可能でしょうか。

コメントは閉じられました