開いてしまったフックの貫通力はどのくらい落ちているのか!? 実験してみた!

Pocket
LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

DSCF0134[1]

おはようございます。しょうへいです。

前回、前々回とフックの貫通力について調べてみました。

フックの刺さりが違う!?「ピンピンのフックと鈍ったフック」を実験で比較してみた

鈍ったフックは「フックシャープナー」どこまで復活するのか実験してみた!

せっかく実験装置を作ったので、もうひとつフックの貫通力で気になることがありましたので実験してみました。

それは、フックが伸びで開いてしまった場合、貫通力にはどのくらい影響があるのかです。

 

ジギング魂×ルアーバンク公式ストア 新商品情報

超大型ドカットステッカー発売!
ドカットを手軽に大型装飾してみませんか?

価格と50種類以上のデザインを確認する

わざとフックを伸ばして貫通力を測定してみた

DSCF0138[1]

前回、前々回と使用したツインフックです、先を鈍らせたほうはもう使い物にはなりませんが、
まだ針先がピンピンの新品状態のフックが残っていましたのでこれを使います。

同じフックなのでどのくらい差があるのか見やすいためです。

DSCF0139[1]

ラジオペンチなどを使ってわざと針先を曲げて懐を広げる方向に伸ばします。

けっこう力が要るので危ないです。。。

なるべく針先とカエシに触れないように針を伸ばします。

DSCF0135[1]

伸ばしたフックは前回同様、ダンボールを重ねてテープで皮を張った実験装置に突き刺して貫通力を調べてみます。

かなり穴だらけになってきていまにも口切れしそうです(笑)

DSCF0095[1]

このようにカエシまで刺さった時の力を調べます。調べるためにフックの先にデジタルスケールをつけて、何kgの力でフッキングしたかを計測していきます。

針先がピンピンのもの:1.3kgほどでカエシに到達
針先が鈍っているもの:2kgほどでカエシに到達
針先を研ぎなおしたフック:1.6kgほどでカエシに到達

というのがコレまでの実験結果です。

針を伸ばして実験スタート

DSCF0141[1]

まずは1つ目、少しだけフックを伸ばしてみました。①が伸ばしたフックですが、ちょっとわかりにくいですね。

DSCF0145[1]

2つのフックを重ねてみると、3mmほど外側に向いています。針先とシャンクを比べると、まだ針先は内側を向いています。

こちらの少しだけ開いたフックを先ほどの実験装置でフッキングしてみます。

針先が3mm開いたもの:1.5kgほどでカエシに到達

という結果になりました。

私の手で引っ張り、目視で計測しているので多少の誤差はあるかもしれませんが、少しだけフッキングに力が必要になってしまっています。

とはいえ、まだまだ実用的には問題なさそう!?どう判断されますか!?

コダワリのある方は即交換のほうがよさそうですね♪

DSCF0146[1]

2番目がこちら、針先が外を向いています。

シャンクと針先の方向に補助線を引いてみましたが、平行より外向きに針先が向いています。

DSCF0148[1]

2つを重ねて比べてみても、かなり外を向いていることがわかります。

針先が平行より外向きのもの:2kgほどでカエシに到達

こちらはかなりフッキング力が弱っていますね。

実験では針先が皮を捕らえているので、力さえ加えれば貫通していってはくれます。

DSCF0151[1]

しかし、まっすぐ刺さるのではなく、ダンボールとガムテープの穴を押し広げるように刺さっていきます。

実際の釣りの現場でちゃんとフッキングするかは怪しいかもしれません。

それに、実際に魚の口に入ることを考えると、針先が魚の皮膚を捕らえてくれない可能性もあります。

こちらは交換したほうがよさそうです。

DSCF0153[1]

どうせなので完全に開いてみました。見た目からだめそうですが……。

DSCF0154[1]

こちらは穴を押し広げるばかりで、カエシまでフッキングすることはありませんでした。

やはり伸びてしまったフックはフッキングに悪影響を与えるようです。

熟練の方で、工具を使って針先の曲げ具合をコントロールされる方や、多少の曲がりなら治してしまわれる方もいますが。

気になる方は曲がったフックはすぐに交換するほうがよさそうですね。

フックのことで、他にも気になることがありましたがコメントでお送りください、試してみたいと思います!!

Pocket
LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

オリジナルグッズはこちら

  1. いつも楽しく読ませていただいています。かえしが有る、無しではどのくらい差が有るのでしょうか。

    • バーブレスのほうが刺さりが良いという話は聞いたことがありますね♪

  2. フックはそんなに簡単ではないですよ。
    もちろん力の入る方向が同じで単純に段ボールへ刺すだけなら開けば開くほど閉じれば閉じるほど貫通しにくくなって当然です。
    貫通力だけなら基本的に軸の太さ、針先の方向と形状で変わると思います。
    但し、狙っている魚の食性、釣場状況や釣り方によって針の形状を変えたりもします。
    もう少し勉強してみて下さい。

  3. ベクトルですよね、針先が引っ張ったラインと一直線なら、1kgで引っ張れば理論的には針先に1kgの荷重が掛るし、角度が付けば力が針先の方向とラインの方向に釣り合う方向に分散します・・・概略は力の方向と強さ(長さ)の平行四辺形で考えられますが、これは刺さる面とラインが直角である場合のモデルです。しかし、針のかかる魚の皮膚はラインと直角とは限らないので、開いたり閉じたりしている方が刺さりやすいかもしれませんね(^^;・・・でも、自分の好みは針先方向がチモトに近い針です(^^)

コメントは閉じられました

ジギング関連グッズや
オリジナルグッズが沢山!
ストアに移動
記事検索