1日使った「FGノット」はどのくらい強度が落ちているのか!? 強度実験してみた!

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おはようございます、しょうへいです。

以前、1日使ったあとの「サルカン結び」はどのくらい劣化してるのかを実験してみました。

金属との擦れや締ってラインが劣化するため、結び目が弱るのではないか?と考えることができる結果となしました。

では1日使ったラインシステムはどうなのでしょうか!?

釣り毎にラインシステムを組み替えないという方も多いかと思います。

釣りで使った後のラインシステムのFGノット部を残しておいたので、こちらも強度実験してみました。

※この記事は追加実験を加えた2017年5月31日のリライト記事です。

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ラインシステムの結び替え時期は!?

DSCF0427[1]

皆さんは、どのくらいの頻度でラインシステムを結び変えますか!?

私は、前回述べたようにリーダーをどんどん切り詰めていくタイプなので、リーダーの長さが3ヒロを切ったら結びなおします。

だいたい1回から2回の釣行でラインシステムを結びなおしています。

一方、仲間には5,6回は結びなおさないという人もいますし、毎回結び直している人もいます。

ほとんど結び直さない仲間も特別トラブルにあった様子はないのですが、数値的にはどうなのでしょうか?

前回、3つの条件の「1日釣りで使ったライン」に負荷を掛けてサルカン結びの強度を調べました。

そのラインのFGノット部が残っていましたので、こちらを実験につかいます。

ただし、条件は少し異なります。サルカン結びは結びなおしが容易なのですぐに結びなおしますが、

ラインシステムはよほどトラブルがない限りは結び直しはしません。

フロロカーボン50lbとPE4号のラインでブリを2回釣ったライン

フロロカーボン30lbとPE2号のラインで、メジロ(ワラサ)サイズの魚を3本釣ったライン

フロロカーボン30lbとPE2号で、1日ジギングで通しましたが1度も魚を掛けていないライン

の3つのラインがありますので、こちらで実験をしてみたいと思います。

DSCF0436[1]

毎度おなじみ、ドラグチェッカーにラインを挟み、締め込み具で切れるまで引っ張ります。

ドラグチェッカーはドラグの計測もできますし、ノットの強度も測れる便利な道具です。おすすめですよ♪

1日使ったラインの強度は?!

FGノットはラインの強度に対して85%以上の強度があるノット、ということは分かっています。

DSCF0441[1]

まずは一つ目、フロロカーボン50lbとPE4号のラインでブリを2回釣ったラインです。

当時ドラグは7kgに設定してあり、ドラグはちょびっと出た程度でした。

力の限り思いっきり引っ張って切ろうとしたのですが、手で切ることはできませんでした。

ドラグチェッカーは15kgまで測れるモデルを使いましたが、針は振り切れていました。

PE4号で50lbラインを使うときはドラグを7~9kg程度に設定するので、こちらは問題なさそうですね。

15kgのドラグチェッカーしか手元にないので、実際にどれくらい劣化しているかは計測不能でした。

これはサルカン結びのときと同じ結果です。このまま次の釣りに行っても大丈夫そうですね♪

DSCF0429[1]

こちらはフロロカーボン30lbとPE2号で、1日ジギングで通しましたが1度も魚を掛けていないラインです。

ノットにこれといって変化は見られません。

PEラインは2号(20lb・9kg)で、フロロカーボンは30lb(13.6kg)ですので、完全に結べているのであれば8kg前後まで耐えることができるはずです。

1発勝負でしか測れないので平均値が取れないのですが、こちらは8kgで切れました。

ほぼ問題ありませんね。

1日ジギングで通したくらいでは劣化しないのでしょうか!?

DSCF0431[1]

こちらはフロロカーボン30lbとPE2号のラインで、メジロ(ワラサ)サイズの魚を3本釣ったラインです。

PEラインのエンドノットが少しモケモケになっていますが、別にノットが緩んだりはしていません。

こちらもPEラインは2号(20lb・9kg)で、フロロカーボンは30lb(13.6kg)です。

こちらは7.5kgの力で切れました。

先ほどより数値が落ちていますが、誤差の範囲でしょうか!?

残念ながら1発勝負なのでなんとも言えません。

DSCF0443[1]

ただし、切れたのはショックリーダーやノットではなく、PEラインの編みこみ最終部です。

(切れた後にハーフヒッチが抜けるのでこのような画像になっています)

これは、何もしてない結びたての「FGノット」の切れ方と同じ切れ方です。

編みこみの途中で切れたり、ショックリーダーが切れた様子はありません。

また、7.5kgもあれば十分ドラグ設定の範囲内といえます。

思ったより心配しなくてもよさそうということでいいのでしょうか!!

それとも、魚がかかると編みこみの途中でPE同士が擦れてPEが弱っていくということも想像できます。

こちらは今後なにかしらの方法を考えてやってみたいと思いますが、今回の結果ではあまり心配しなくてもよさそうですね。

もちろん、釣行毎にショックリーダーの途中に傷などが入っていないかはチェックしたいですね♪

細糸ではどうなのか⁉

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ライトジギングやSLJなど、PE1号以下のラインを使う機会が増えてきましたので、そういった細いラインも試してみました。

釣りに行って実際に使ったラインをとっておき、5本用意しました。

ラインはすべてPE1号とフロロカーボン5号のラインシステムです。大鯛を狙ったのですこし太めです。

魚を掛けたものや、魚を掛けていないものなどいろいろですが、見た目に崩れたりはしていません。

中にはゴミがくっついて乾燥していたものもありましたが、このまま実験します。

ラインがフレッシュな状態でFGノットを組むと、5㎏程度で切れました。ラインが細いのでドラグチェッカーの表示は少し小さめに表示されます。ここからどれだけ弱くなったのか計測してみます。

試行 切れた負荷(Kg) 結束強度
1本目 4.75 95%
2本目 5 100%
3本目 5 100%
4本目 4.75 95%
5本目 3.5 70%
平均 4.6 92%

たいだいほぼほぼフレッシュな状態のFGノットと同じ強度が達成できています。

1回使っただけのラインですが、さほど問題はなさそうで誤差の範囲といえそうです。

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最後の5本目だけやたら弱い結果がでていますが、こちらはノットではなくラインのほうで切れました。

着れた部分に乾燥したゴミがくっついていました。

水面に漂流物が多い日に使ったラインで、ゴミを引っ掛けてしまったときにラインに傷がついていたのかもしれません。

ノットは使いまわして大丈夫そうですが、ラインに傷がないかなどのチェックは必要そうですね。

これらの実験のラインはすべてジギングで使ったのですが、ノットがガイドに何度も擦れるキャスティングだとまた結果がかわるかもしれません。

キャスティングをやっている方からも投げているうちにゆるんでくることがあると聞いたことがありますので、今度実験してみたいと思います。

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  1. 初めまして。
    最近、リーダーとPEのノットについてとても悩んでいて、このブログでとても勉強させてもらっています。

    私が行なっているノットの強度がどのくらいあるのか実験していただけないかと思いコメントしました。

    そのノットはフィッシャーマンズノットなのですが、ホームページに載っているPEとリーダーの巻きつけ回数が違うやり方です。
    最初のPEにリーダーを巻きつける回数が2回でリーダーにPEを巻きつける回数が20回です。
    使用しているラインの太さはPEが0.8号でリーダーが12lbです。

    もしよろしければ、お時間があるときにでもよろしくお願いいたします。

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