おはようございます。会長です。
先日、ツインフックの自作方法の記事を書いた時に、ステキ針から発売されている「ステンレスファイター伊勢尼(太地)」を使いました。
【セキ糸で作る】キャスティングシングルフック(ツインフック)の自作法(作り方のコツ)
ステンレスファイター伊勢尼といえば、その名の通りステンレス製で、サビに強く、針先を研いでメンテナンスして半永久的に使うことが可能で、太地はそのステンレスファイター伊勢尼の太軸タイプです。
その太地タイプのパッケージに「下工」という見慣れない文字が書いてあるのですが。。。
「下工」って何?読み方や意味は?
こちらが、そのステンレスファイター伊勢尼(太地)です。
ジギングフックに向いていると言われている「伊勢尼形状」で、ジギングフックとしても人気ですが、最近キハダや大型ヒラマサのキャスティングフック(ツインフック)の材料としても非常に人気の高いフックだそうです。
ステキ針さんに聞いてみたところ、下工の読み方は「しもく」だそうで、フック(釣り針)の種類(チモトの形状)を指すそうです。
針のチモトの加工が、管付きとか叩き(タタキ)とかあるように、下工(しもく)も加工の一種のようです。
ちなみに左が、その下工加工された、ステンレスファイター伊勢尼(太地)で、右が一般的によく目にする叩(タタキ)のフックです。
後ろからみるとこんな感じ。左が叩(タタキ)、右が下工(しもく)です。
シュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)に形状が似ている為、撞木(しゅもく)とも呼ばれているそうで、撞木針と検索するとイシダイ針やソイ針、小鯛針などが出てきます。
実は下工の方が一手間掛かっている
下工(しもく)のフックは、あまり見かけないので、すごく昔ながらの加工に見えますが、実は一般的な叩(たたき)よりも一手間掛かった加工だそうです。
叩き(タタキ)は、機械で叩いてプレスするだけだそうですが、下工はその後、わざわざ四角に削って角を落とし、根元も少し削っているそうです。
非常に手間のかかる加工だそうで、本当はやめたいぐらいだとか。。。
それでも、やめない理由は、この形状を好んで使う人が多いからだそうです。
漁師さんご愛用!?
ステンレスファイター伊勢尼は、サビに非常に強く、末永く使える為、釣り人の他にも漁師さんが好んで使うフックだそうです。
出典 シーガー(漁師結び) https://www.seaguar.ne.jp/knot/harris/harris_2.html
漁師結びと呼ばれる結び方は数多くありますが、おそらくですが、下工(撞木)の針は、この漁師結びがしやすく、抜けにくいそうです。
そういえば、元漁師のお義父さんと釣りに行った時に、チョチョイとこの漁師結びで針を結んでいました。
ちょうど、このくぼみにしっかりと入って結びやすそうな感じで、叩きよりも抜けにくそうな気がします。
今回、ツインフックに非常に人気があるということで、ステンレスファイター伊勢尼の太地を使ってみましたが、作ってみると、確かにキハダやヒラマサに使うようなルアーにぴったりで。
チモトが下工で小さいお陰か、がちゃがちゃした時に、フック同士が引っかかって変な形になったりせずに抱き合わせて付けた時の形状が維持されていました。
フックだけ見ていても、ツインフックにどういいのか分かりませんが、実際作ってみると、太軸で強度もありそうでサイズ感もなかなかいい感じです。
メンテして半永久的に使えるのも嬉しいです。
今週、ヒラマサキャスティングに行くのでこのまま使ってみたいと思います。
「下工(しもく)」、最初「げこう?」なのかと思っていましたが、私同様、知らなかった方の豆知識にでもなれば幸いです。
漁師結びもちょっとやってみたいです♪
SLJのフックなどに使えたら、素早く作れるようになるかもしれません。今度試してみます♪
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