おはようございます。会長です。
皆さんは、魚探(魚群探知機)の見方ってご存知ですか?
マイボートを持たれている方や、探見丸などを使われている方はご存知だとは思いますが、魚探の見方がわかると海の中の状況がイメージしやすいので釣果に繋がったりします。
私はマイボートで15年ぐらい釣りをしているので、魚探を見て釣りをすることが多いのですが、今日は一緒にボートに乗って釣りをされた方が一番多い「魚探の見方の勘違い」をご紹介したいと思います。
魚探の真ん中は船の真下では無い!? 下手すると60mも離れている!?
今回ご紹介したい、魚探の見方の勘違いは、上のように魚探の中央に反応が映っているケースです。
この状況、一見船の真下に反応があるように見えますが、状況によってはこの魚群、船から60mぐらい離れている場合もあるんです。
状況というのはいろいろありますが、把握しておかないといけないことは大きくいうと2つあります。
1つめは船が流れる速さです。
船は潮や風の影響で流され移動しています。※止まっていることももちろんあります。
GPS付きの魚探を見たり、船長に聞いたりすれば船が何ノットで流れているのかわかりますが、例えば1ノットで船が流されていたとすると、船は1分間で約30m流されます。
1ノット = 時速 1.852km 1852÷60=約30m
ちなみに雑談ですが、船舶免許をとる時に1.852kmの覚え方を教えてもらったのですが、カレンダーを思い出すと覚えやすいそうです。
例えばカレンダーの1日が日曜日だとすると、次の日曜日は7を足した8日じゃないですか?そして次が15日で、次が22日です。
この4つの数字の1桁を並べると①,⑧,1⑤,2②!! 1852になるんです。
ということで雑談は終了して、大事なことは1ノットで流されていれば、船は1分間に30m、2ノットで流されていれば、1分間で60m流されているということです。これをちょっと覚えておいてください♪
2つめに把握しないといけないことは、魚探の「送り速度」です。
また今度詳しくご説明しますが、魚探は基本、船の真下に音波を出し、跳ね返ってきた状況を映し出しています。
写真のように、画面の右から描画していって、徐々に左に映像が流れていくのですが、今跳ね返ってきた映像は、画面中央ではなく、画面の右端ということになります
証拠に、水深が20.5mと表示されていますが、画面の右端も20.5mぐらいです。※画面中央は10mぐらいしかありません。
このように船の下の状況を、何回も音波を出しながら描画していくのですが、この描画の送り速度、魚探で設定画面で設定でき、船長によって送り速度が異なります。
凄くゆっくり送るのが好きな船長もいれば、4倍速の激速で送る船長もいらっしゃいます。※ゆっくりの方が多いです。
ちなみに探見丸スマートのデモ画面では、送り速度がかなり遅く、写真の中央の魚群が右端に映り始めてから、中央に来るまでに「約1分」掛かりました。
ここで!先程の「船が流される距離」を思い出してみてください。
1ノットで流れていたら1分間で30m、2ノットで流れていたら60mも船は流されていますので、画面中央に来るまでに1分かかったということは魚群を探知してから30m〜60m流されていることになります。
つまり、映像中央の魚群は船の真下にはもういないことになります。
むしろ、右の上端に映っている13cmの小魚が船の下にいる可能性のほうが高いということになります。
ただ、送り速度を速く(4倍速)にしている場合は4分の1ですので、7.5m〜15mとまだそれほど遠くにいないことになります。
ジギングする人が知っておきたい魚探の見方①まとめ
- 船が流れる速度を把握する(船長に聞くか、GPS魚探に表示されている)
- 1ノットの速度の場合、船は1分間に約30m流される
- 船の真下は、魚探の右端だと思ってた方が良い(詳しくは今度説明します)
- 魚探の描画には送り速度があるので把握する。画面右端から中央までの秒数を数えるとよい。
- 送り速度が遅い場合、右端から中央まで1分はかかる。 1ノットだともう30mは離れている
以上、船の流れる速度や魚探の送り速度などを把握して、海の中をイメージすると、釣りが更に楽しくなりますので、一度お試しください♪
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