おはようございます。会長です。
先日、メタルジグやルアーの型取りをどうやってやるのか体験してみましたので、その情報を共有しようと型取りの流れをご紹介しました。
前回は、型の半分。シリコンを混合して流し込むところまでご紹介しました。
意外と簡単!? メタルジグやルアーの「型取り」ってどうやるのか?試してみた①
今回は、もう半分の型取りの方法(シリコン型の完成まで)をご紹介したいと思います。
いろいろ挑戦した失敗も載せていますので、その失敗なども参考になれば幸いです♪
メタルジグやルアーの型取りの方法②シリコン型を完成させる
前回のおさらいを簡単にしますと
- 型取り用のブロックに油粘土を敷き詰め
- 型取りしたいものを半分埋め込み
- 位置決め用の穴を開け
- 混合したシリコンを流し込みました。
詳しくはこちら↓
意外と簡単!? メタルジグやルアーの「型取り」ってどうやるのか?試してみた①
ちゃんと硬化するまでに24時間はまったほうがいいそうなので、丸一日放置した感じがこちら↓
固まっても、見た目はおんなじですね。やっぱり電動泡立て機でシリコン混合を混ぜたのが駄目だったのか。。泡だらけで固まってしまいましたw
型枠をひっくり返します。
ブロックを何個か外し、粘土を剥がします。
油粘土には、シリコンはくっつきませんので、意外と簡単に剥がれました。
泡でシリコン型の表面が凸凹になっているのかと思いきや。。。
泡は上の方に気泡となって抜けていっていたせいか。。。表面はつるつるしていますので、問題は無さそうです。
綿棒などを使って、綺麗に「粘土の残りかす」を取り除きます。
ここにまた、シリコンを流し込むのですが、その前に一つ「とても大事なこと」があります。
そのまま流し込むと、シリコン同士がくっついてしまって、剥がれなくなりますので、出来た半分のシリコン型の表面に「剥離剤」を塗る必要があります。
今回は家に「滑走・剥離剤」と書かれたシリコンスプレーがありましたので、それを試してみました。
シリコンなのにシリコーン被膜って意味ない気もしますが。。。よく見たら「金型の剥離」に!って書いてあるし。。
まあ、失敗も貴重な情報(笑)
おりゃあああああ〜〜〜〜〜〜〜
かなり綺麗に塗り込まないといけないと聞いたので、指で念入りに塗り込みました。
位置合わせの突起が意外と塗り忘れるらしいです。
実は、この型取りの初体験、試したのはもう随分前のことなのですが、すでに何回か型をとっていまして、作っているテストルアーの型取りなど、色々試していて、かなり上手になってきたのですが、答えを先に言ってしまうと、剥離剤にシリコンスプレーを使うのはやめたほうがいいみたいです。
型取りブロックを発売している会社の「Mr.シリコーンバリアー」という剥離剤がありますので、そちらのほうがオススメです。
シリコンスプレーよりは高いですが、かなり量があり、長い間使えますし、Amazonでも星4.5で100件以上の評価が付いていますので、こちらで間違いないと思います♪
剥離剤をシリコン型の表面に塗り終わりましたら、もう片方の型に流し込むシリコンを混合します。
造形村の透明シリコンは、前回同様、シリコン10に対して硬化剤1の「10:1」にして混ぜ込みます。
前回は、泡立て機で混ぜて失敗しましたので、今度は「ただの棒」でかき混ぜてみます。
硬化は非常にゆっくりで慌てる必要がありませんので、よく混ぜ合わせました。
ブロックを組み直しまして、反対側と同じ量を流し込みました。
今回は泡がないので、透明です。
造形村の透明シリコンは、このように透明で、樹脂を流し込んだ時に、ちゃんと隅々まで入っているか型枠の中が見えるのがウリだそうです。
ちなみにですが、こちらは前回もお伝えしたように、耐熱性は低いシリコンですので、メタルジグで鉛を流し込む場合は
こちらの耐熱シリコンを使うのですが、赤褐色(煉瓦色)ですので、中は見えません。
反対側も硬化までに24時間待ってみた結果、無事に「型取りしたものが見えるぐらい透明のまま」固まってくれました。
※硬化時間は気温によって変わるそうで、温かいほうが早いそうです。冬は気温に要注意だそうです。
固まったらブロックを破壊していきます。意外とブロックとブロックの隙間にもシリコンが流れ込んでいて、ファミコンの四角ボタンのようなものが出来ていますw
計算より少し多めにシリコン入れたはずですが、分量がちょうど良かったのは、このせいかも?
型同士を剥がしますが、全く剥がれません。。。
カッターで切断していきます。
なんとか、剥がれましたが、位置決めの突起は何個が折れてしまいました。
白くてわかりにくいですが、突起が折れても、折れたものが中に詰まっていて、位置合わせはできそうです。
なんとか使えそうですが、やっぱり「剥離剤」はちゃんとしたものを使ったほうが良いようです♪
今回は、硬質発泡ウレタンを流し込みますので、流し込む注ぎ口を作ります。
型取りの際に、三角錐のようなものを埋め込んでおくと楽だそうですが、
今回は、カッターや彫刻刀を使って切り込みを入れました。
もしかして「空気穴」も作っとかないと、ちゃんと入らないんじゃない?とも思いましたが、何事も失敗が勉強ですw
注ぎ口だけで挑戦しましたが。。。
またまた、長くなってしまいましたので、硬質発泡ウレタンの流し込みは次回にしたいと思います。
空気穴は作ろう!
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