おはようございます。会長です。
先日は、ジギングロッドのトップガイドの外し方をやりました。
今日は、トップガイドの注文方法を豆知識を交えて紹介したいと思います。
ガイドをまだ買われたことのない方の参考になれば幸いです。
DaiwaやSHIMANOのロッドならパーツとして注文できる
ガイドの注文をする場合に、修理するロッドがDaiwaやSHIMANOのロッドなら結構注文が簡単です。
ロッドの品番が分かれば、パーツの修理部品として釣具店などで注文してもらえます。
あまり古いロッドは載っていませんが、現行品やひとつ前の型のロッドなら、かならず掲載されています。
ちなみに今回の対象のロッドのトップガイドの部品名は「T-MNST8-2.4」ということが分かりました。
このまま、釣具店に注文を掛けてもらえば、簡単に注文完了です。
竿先を少しカットして太くなってしまっている場合は
しかし、ちょっと待ってください。先日ロッドを少しカットしていますので、竿先が若干太くなっています。
竿先の径を測るには「ノギス」という計測器があるととても便利です。
私は昔、鉄工所で働いていましたので、ノギスを使わない日はなかったのですが、一般の方はあまり目にする道具ではありません。Amazon等で2000円前後で売られていますが、結構性能が悪いのでオススメできません。
国産の5000円ぐらいのものを買われることをお勧めします。
このロッドの先径は2.4mmのはずですが、ノギスで測ると、先端を切ったので2.7mmぐらいあります。
先ほどの部品名の「T-MNST8-2.4」の2.4は先径のサイズですので、入らない恐れがありますね。
トップガイド購入の豆知識
ここからがちょっとした豆知識です。
メーカーのロッドであっても、殆どのメーカーのロッドは「富士工業株式会社」のガイドを使って作られています。
ちょっと富士工業のカタログを開いてみましょう。
T-MNSTとありますが、先ほどの部品名と同じですね。
更に、細かく見ていくと
8-2.4というのが見つかりました。つまり、今回直すジギングロッド「Daiwaのソルティガ」のトップガイド「T-MNST8-2.4」というのは、富士工業のチタンフレームのトップガイドの品番なのです。
8-2.4のガイドの内径を見てみると、2.68と記載があります。
そうなんです。トップガイドの穴の内径は竿の先系よりも少し大きめに作られているのです。
先系が2.7mmあるからといって、8-2.8を頼むと内径は3.11mmもあることになってしまいますので、ガポガポです。
2.68mmの穴に対して、2.7mmは入りませんが、紙やすり等で少し削れば、入るようになりますので、2.4のままでいいことになります。
ガイドを注文するときに、もう一つ注意することがあります。
それは、写真のHのサイズです。
今回は、メーカーのパーツリストをみたので、8-2.4と言うことが分かりましたが、型が古くパーツリストに載っていないロッドや、他メーカーのロッドの場合は、トップガイドのサイズを測って、どのトップガイドか見つけ出す必要があります。
ちなみに同じ先経の2.4でも8-2.4もあれば6-2.4や10-2.4というガイドもあります。
この2.4の前についている6や8や10は、ガイドの大きさです。例えば、6-2.4のHのサイズは9.2mmと記載があるのに対して、8-2.4は11.5mm、10-2.4は13.3mmと数字が大きくなるにつれて、ガイドの高さ(H)も大きくなっています。
もともと付いていた壊れたトップガイドを、ノギスを使って径を測ると11.33mm(※高さHは11.5mm)ですので、カタログをみて8-2.4ということが分かります。
リングの種類が「SiC」と「TORZITE」の2種類から選べる
今回は、メーカーのパーツリストからT-MNSTということが分かり「SiC」のリングを使ったチタンフレームガイドということがわかりましたが、富士工業のカタログを見るとT-MNST」という、最近高級ジギングロッドの主流になりつつある、TORZITE(トルザイトリング)を使ったガイドも載っています。
TORZITE(トルザイトリング)は、SiCのリングに比べて滑りがよく、ラインに与える摩擦を抑えることが出来て、ラインの耐久性を上げてくれるガイドと言われています。カタログではライン耐久性が4倍とも記載がありますので、ちょっとパワーアップを考えている方は、SiCリングのT-MNSTではなく、トルザイトリングを使ったT-MNTTを使うという方法もあります。
ちなみにSiCの場合は1,900円ですが、TORZITEの場合は3,000円とちょっと高価です。
注文方法は?
購入するトップガイドの品番が決まれば注文方法は簡単です。品番をネットで検索すれば、ガイドを販売しているネットショップが山程出てきます。ネットショップは、定価よりも安いですが、送料や振込手数料が掛かりますので、大体同じ価格になります。※定形外郵便で送ってもらうなど工夫をすると少し安くなる。
また、釣具店で引いてもらう方法もありますが、ほぼ定価か1割引きぐらいのところが多いようです。
まとめ
- DaiwaやSHIMANOのロッドならパーツとしてガイドが注文できる
- メーカーのジギングロッドのガイドは、ほぼFuji(富士工業)のガイドが使われている
- ロッドの先径と、リングの高さを測って、購入するトップガイドのサイズを決める
- リングはSiCとTORZITEの2種類がある
- 品番さえ決めればネットや釣具店で注文できる
今回は釣具店でメーカーに発注してもらいましたので、入荷次第「トップガイドの付け方」をやりたいと思います。
ではでは〜
ジギング魂 公式ストア(最近発売の商品)
関連記事
伝説会長
最新記事 by 伝説会長 (全て見る)
- えっ!TGジグより更に40%も小さい!?オンザブルー「TGポテンシャル」実釣レビュー - 2024年4月27日
- ついに来週発売!?Mariaポップクイーン200発売前実釣りレビュー - 2024年4月11日
- 超おすすめ!あの2万円越えの最強ラーテルプライヤーが1/3の値段で使える!? - 2024年4月5日