おはようございます、しょうへいです。ご存じの方も多いと思いますが、あのSOM(スタジオオーシャンマーク)より新しいリールが発売されました。
発売日は2022/9/9と先週末に発売されたばかりで、スグに手に入れることが出来ましたので早速釣りに持っていって使ってみました!
かなり画期的な機能が詰め込まれたすごいリールです。
発売直後、速攻で実釣レビューをお伝えいたします!
新機能「ウイングドラグ」とは!?
どんとやってきました、こちらがブルーサファリの35Hi(ハイギア)モデルです。
現在、ハイギアモデルが店頭に並んでいるようで、パワーギアモデルは今後発売予定です。
さて目を引くのは、ハンドルの根元にある特殊なドラグ装置「ウィングドラグ」システムです。
一見ドラグノブが変わった形をしているだけなのかな~と思いきや、ぜんぜん違います。まったく新しいドラグシステムです。
実は金色のウイング状のパーツはメインのドラグではありません。メインのドラグはプリセットノブで決めます。
プリセットノブで決まったドラグの値を、ウィングノブで1クリックづつ強くしたり弱くしたりできるというシステムです。
まさにスタードラグとレバードラグを合わせたようなシステムです。
実例でご紹介してみましょう。
まずウイングドラグを一番手前に倒した状態で設定するとします。
この状態でプリセットドラグを例えば2kgに設定したとします、これが初期状態になります。
このままで何もせずにファイトすれば、2kgのドラグのままファイトができます。
ファイト中に「ドラグを強くしたいな~」と思ったときにはウイングドラグの出番です。
ウイングドラグを前に倒していくと、1クリックごとに約400~500gのドラグをプラスすることができるのです。
ウイングドラグを中心にセットした状態で同じようにプリセットノブでドラグ値を設定した場合は、ウイングドラグを前に倒せばドラグをプラスに、ウイングドラグを後ろに倒せばドラグをマイナスできます。
こちらも同じくドラグの変化量は約400~500gとなっています。
ウイングドラグは4段階に設定できるので、最初のパターンですと約2kg弱のドラグを段階的に掛けることができます。
後者のパターンですと、1kgまでの範囲で強くするか弱くするかを設定できます。
従来のリールですと、一度設定したあと、ファイト中にドラグノブを触ってしまうと、「今どのくらい強く/弱くしたのか」がわからなくなります。
その結果思ったより強くなってしまっていた/弱くなってしまっていたことからバラシに繋がるということもあり、なるべくドラグは触らないほうが良いとされていました。
ウイングドラグは操作時にクリック感がありますので、1段階づつドラグを調節できますし、1クリック400~500gとはきりわかっているので、これまで以上にファイト中のドラグの操作が可能となります。
そしてウイングドラグを元の状態にもどせば、プリセットのドラグ値に戻すことができるのです。
これまでスタードラグシステムでは難しかったドラグの微調整と、レバードラグにはない操作性が1つになったウイングドラグシステム。これは画期的です。
まだまだあるぞ!ブルーサファリのすごいところ
他にも機能が詰め込まれているのがブルーサファリ。
ブルーサファリはレベルワインダーが搭載されているリールです。
レベルワインダーが左右に動くことで糸が噛みにくくなるのですが、右に動くときと左に動くときで速度が異なるように設計されています。
この2スピードレベルワインダーですと、密に巻く巻きと、斜めに巻く綾巻きを繰り返しますので、より糸がスプール内で噛みにくくなります。
高負荷や細ラインでも安心したやりとりが可能になります。
スプールそのものはかなりワイド化されています。
こちらはノーマルスプールで、1号600m・2号300mのラインキャパシティがあります。
スプールがワイドですと、ラインを放出しても糸の巻き量の変化が少なくなります。
糸巻き量が変化して、スプールが細ってくると巻き取り速度が遅くなってくるのですが、ワイド化することでかなりの巻き量変化を抑えることができています。
スプール交換はボルト1本でサイドカバーが取り外せて交換ができます。
2号300mがノーマルのスプールですが、2号600mの深溝スプールと、1.5号300mの浅溝スプールが別売りでラインナップされていますので、近海の釣りはもちろん、中深海の釣りなどでも活躍しそうです♪
ハンドルも新設計になっており、76㎜と63㎜の可変タイプになっています。
ハンドル長の設定はマイナスドライバーと12㎜のメガネレンチで簡単に交換ができるようになっています。
出荷時は76㎜のハンドルで、カウンターウエイトがバランサーになっています。
短い63㎜のほうの設定ではカウンターウエイトとの完全バランスとなります。写真は63㎜の状態です。
つまりパワーハンドル的な設定でジギングをすることも可能ですし、完全バランスのハンドルでタイラバなどの巻き系の釣りや、ハーフピッチジャークを中心とした釣りも可能となります。
ちなみにですが、ハンドルノブのみの交換はできませんが、同じくスタジオオーシャンマーク製のベイトカスタムハンドルが装着可能です。
NO LIMITS AE82/90Caをつけてスローピッチスタイルの操作をしやすくしたり、カーボンプレートを使用したNO LIMITS AG41/C7663Cbを取り付けたりが可能だそうです。
そのほか、各パーツは耐久性にこだわった作りになっています。
実際に海で使ってもガタツキなどは感じません。
丸型の金属リールですが、パーミングもバッチリ可能です。
巻き上げパワーも十分で、動作は極めてスムーズです。
実際に1日使ってみましたがストレスなく使えますし、中型の青物以外にも、メーターオーバーのシイラをうっかり掛けてしまいましたが、船まで寄せてくるくらいのパワーはありました。
青物ジギングとしてガシガシとジャークする釣りで使ってみましたが、ハーフピッチジャークを中心にマダイを狙うような釣りでも活躍してくれそうです。
商品名 ITEM |
JAN | ギヤー比 GEAR RATIO |
ドラグMAX DRAG POWER |
糸巻量 LINE CAPACITY |
自重 WEIGHT |
カラー COLOR |
本体価格(税抜) PRICE |
BLUE SAFARI 35Hi/R-D/G(22) | 4580581342950 | 6.7:1(90cm) | 6kg | PE2-300m | 405g | D/G (ダークシルバー/ゴールド) |
¥57,500 |
BLUE SAFARI 35Hi/L-D/G(22) | 4580581342967 | ||||||
BLUE SAFARI 35Pw/R-D/S(22) | 4580581342974 | 5.2:1(70cm) | D/S (ダークシルバー/シルバー) |
||||
BLUE SAFARI 35Pw/L-D/S(22) | 4580581342981 |
これだけ機能が満載で高品質でありながら、本体価格は5万円台になっています。実売は税込みで6万円台になりそうですが、十分手の届く範囲です。
現在はハイギアが出荷済、パワーギアは出荷準備中だそうです。
鯛ラバ、タチウオ、ライトジギング、ジギング、スローピッチ…近海のオフショアフィッシングに幅広く活躍してくれる、オススメのレベルワインド付きベイトリールです。
スタジオオーシャンマーク ブルーサファリ
http://studio-oceanmark.com/products/reel/blue-safari/
ジギング魂 公式ストア(最近発売の商品)
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丸岡しょうへい
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