おはようございます。会長です。
デビルラインって使われていますか?
金属とのハイブリッドアシストラインで、サワラやタチウオ、イソマグロなど歯の鋭い魚を狙う場合に歯切れ対策用に使われる、特殊なアシストラインなのですが
結構高価なんですよね。
素材や作りからして仕方がないことなのですが、その高価なデビルラインを最小限に抑えてアシストフックを低価格で作れる新しい方法を思いつきましたので、その方法をご紹介したいと思います。
「デビルライン」とは?
デビルラインは(ネイチャーボーイズ/Fishing Fighters)から数年前に発売された、チタン・ステンレスの合金と特殊ポリマーを編み込んだ特殊ハイブリッドラインです。
ただのワイヤーと違い、このようにしなやかで結束できるのが特徴で
電車結びなどリーダーとの結束も出来ますので、タチウオやサワラ、イソマグロ、クロマグロ、GTなどの歯切れ対策の先糸としても使われています。
針結び自体も可能で
結びだけでアシストフックを作ることも出来る為、数年前にデビルラインを使ったアシストフックの作り方をご紹介したのですが、結びだけで作ると、
どうしてもラインの消費が多く、高価なデビルラインでは作ったアシストフックはかなりコストの掛かった高価なものになってしまいます。
そこで、結びを一切使わず、デビルラインの消費をできるだけ抑えて低コストでアシストフックを作る方法を思いつきましたので、その方法をご紹介したいと思います。
高価なのに低価格で作れる!?最強デビルラインアシストフックの作り方(新2021版)
今回作るのは、サワラやイソマグロ、クロマグロなど歯の鋭い魚をターゲットにしたシングルフックで、ツインフックも作り方は同じです。
デビルラインは太めの#100(300lb)、#150(360lb)、#180(410lb)を使いますが、
#150(360lb)といっても、ザイロン100号と比べても細めですので、#100(300lb)でもザイロンの50号ぐらいになるでしょうか?
#100が100号だとすると、表記よりは細い感じになります。
ちなみに、ルアーバンクのデビルラインの販売ページに全号数の製作例などの写真も沢山用意してありますので、ぜひご覧ください。写真総数100枚以上の一大コンテンツです♪
今回は、一番太い#180(410LB)を使って作ってみます。
まずリングを取り付けますので、リングをアシストラインに通します。
※リングの取り付けが今回の「低コストで作るデビルラインアシストフック」のキモです。
リングの中で1.5cm〜2cm折り曲げます。
セキ糸の端糸とデビルラインを指で抑えて、セキ糸を3,4回ほど巻きます。
セキ糸の端糸を右側に持ってきます。
端糸の上から、もう2,3回巻きます。
端糸を引っ張ります。
これでセキ糸を結ばず固定できますので、端糸をカットします。
そして、ここが最大のキモです!
瞬間接着剤を重なったデビルラインの間に流し込み、デビルラインの表面にも塗ります。
その瞬間接着剤を塗った上に、セキ糸を巻いていきます。
デビルラインの間に瞬間接着剤を塗り、強力にサンドイッチすることで、強力な摩擦力(接着力)がおこり、リングを結ばず強力にリングの取付が可能です
また、表面に塗った接着剤の上にセキ糸を巻くことで、強い強度を出すことができるのですが、セキ糸を巻く長さも強度に比例しますので、1.5cm以上は巻くのがおすすめです。
最後にセキ糸の表面に接着剤を塗りますが、これはほつれ止めです。
アルテコなど瞬間接着剤硬化促進スプレーで固めますと
結ばず固められますので、端糸を切って、リングの取付は完了です。
ここからは、普通のアシストフックと作り方は同じで
フックに同じように1.5cmぐらいのこして刺して
先ほどと同じ要領でセキ糸を巻きます。瞬間接着剤を軸に塗ってからその上に巻くのが強度を出すコツです。
40kgのダンベルをぶら下げているところ。
リングもフックも強力に取り付けできています。
この方法で、クロマグロやGT用の先糸システムも作れます。※セキ糸を巻く長さが強度に比例します。
先糸で使う場合は、スリーブで連結します。
フックの取り付けの方法が途中になりましたが、フックの付け方は通常のアシストフックと同じです。詳細は↑販売ページに記載してあります。
このリングの取り付け方で結ばずアシストフックを作ると、デビルラインの消費に1mmのムダもなく、5,6cmで収まります。
デビルラインは3mありますので、5cmなら60セット,6cmなら50セット分あります。
太い、#100(300lb)や#150(360lb)、#180(410lb)は実売価格で3000円ぐらいしますが、60セット分だと1本あたり50円〜60円程度で使えます。
結ぶと余分な量をかなり必要としますし、カン付きのフックは高価ですので、
低コストなタタキのフックで、端糸を余すことなく使える、この方法でアシストフックを作るのがデビルラインはおすすめです♪
ルアーバンクでが「1mのお試しカット販売」や「対応フックやリング、デビルラインの太さの組み合わせ(製作例)」、もありますので、サワラやイソマグロなど歯モノ対策用のアシストフックなど是非一度挑戦してみてください♪
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