おはようございます。会長です。
アシストフックを自作出来るようになると次に思うことが、アシストラインの中にフロロカーボン(フロロ芯)を入れて、少しハリを出したくなります。
挑戦はしてみたものの、ニードルがうまく入らなかったり、思い通りのハリの強さにならなかったりと、断念される方も多いです。
今回は、そのフロロ芯入りのアシストフックを簡単に作れるコツというか、簡単な入れ方や作り方をしっかりとまとめてみました。
これで簡単に出来る!フロロ芯入アシストフックを作る簡単な方法・入れ方
フロロ芯入りのアシストフックを自作するには、アシストラインにフロロを入れる必要がありますが、手の器用さというよりも使うアイテムが非常に大事です。
まずは、このアイテムからご紹介したいと思いますが、入れ方だけを見られたい方は、飛ばして御覧ください♪
アイテム① 芯にはフロロカーボンではなくエステルラインを使う
以前も、ご紹介しましたが、アシストラインにハリを出すには、フロロカーボンよりもエステルライン(ホンテロン)がおすすめです。
エステルラインは同じ号数でも、フロロカーボンに比べてハリが強いです。
ハリが強いからいいというわけではなく、
エステルラインの方が、フロロよりも細いものでも、フロロと同じハリを出せるというのが一番のポイントです。
細いものの方が、アシストラインの中にニードルと一緒に通しやすく、それだけで圧倒的に作りやすくなります。
また、細いおかげで折り返して二重に入れるのも容易で
ハリを強めに調整したりすることも可能です。
エステル芯は、どの号数がいいというよりも、2号〜4号の4種類を揃えておくと、写真のようにハリの強さを調整できますし
元々のアシストラインの種類(ハリの強さ)や
フックの大きさ(重量)、アシストラインの長さや太さによっても、入れる号数を変える必要がありますので、全種類(2〜5号)持っておくのがおすすめです。
まだ、エステルライン(ホンテロン)を試されたことの無い方に、お試ししやすいよう「全サイズのお試しセット」も作ってみましたので、よろしければご利用ください♪
※お試しと言っても、アシストフック45本〜90本作れますので、十分な量だと思います♪
アイテム② アシストラインは中空部分の広いものがおすすめ
エステル芯にすることで、細い号数でハリを出せますので、ニードルと一緒に通しやすくなりますが、使うアシストラインも工夫すると更に簡単になります。
アシストラインは中芯を抜いて使うのですが、この元々入っている中芯の太さが重要で
太いものほど、中空部分が広いです。
広いことで、エステル芯やニードルと一緒に非常に通しやすくなります
ステキ針さんの、ピンク色のPEアシストラインは、どの号数もフロロ芯やニードルを入れやいように、芯が太めに設計されています。
編みも密に作られていますし、ニードル抜けも抜群、中空部分が広い為、フロロ芯やエステル芯を二重に入れてもかなり作りやすいのでおすすめです♪
アイテム③ ニードルは圧倒的にコモ・ロングニードル 芯を入れる場合はノーマルタイプで!?
細いエステル芯を使い、中空部分の広いアシストラインを使いましたら、最後はニードルです。
アシストフック作りのニードルは、圧倒的にコモ・ロングニードルがおすすめです。
パイプ製で、アシストラインの内部でニードル先端が引っかかったりすることがありませんし、ロングニードルの名の通り、ロングアシストのアシストフックを作る時に必要になります。
ニードル作業が苦手という方にも、かなりおすすめのニードルなのですが
アシストラインにフロロやエステル芯を入れる場合は、細めのノーマルタイプがおすすめです。
HDタイプはワイヤーやパイプが太いため、太いアシストラインに使うと非常に作業性がいいのですが、細いノーマルタイプを使うことで
フロロやエステル芯と一緒に入れやすいので、かなり作りやすくなります。
- 細くてハリが出せるエステルライン
- 中空部分の広いアシストライン
- 細いコモ・ロングニードル(ノーマル)
この3つがあれば、おそらく誰でも簡単にエステル芯入アシストフックを作ることが可能です。
フロロ・エステル芯を入れたアシストフックの作り方(一重編)
ということで、以上の3つのアイテムを使った、エステル芯入アシストフックの作り方(入れ方)をご紹介します。
一本入れる方法と、二重に折り返して入れる方法がちょっとだけ違いますので、分けてご紹介します。
道具が揃えば、非常に簡単です。
まず、アシストラインを作りたい長さに合わせてカットします。
もともと中に入っている中芯を抜いてください。
アシストラインの先端から、コモロングニードルを挿入します。
アシストラインの中央付近からニードルを貫通させて抜きます。
この時に、ニードルをグリグリして穴を広げておくと、いろいろ後で作業が楽になります。
※繊維を切っているわけではありませんので、強度に影響はありません。
一旦ニードルを抜きます。
エステル芯をアシストラインの中に通して、先程開けた穴から出します。
※切って使っていますが、切らない方がラインを効率よく使えます。
もう一度、ニードルを通します。
エステル芯を切って使う場合、一緒にエステル芯が中に入ってしまうようなら、指で押さえながら入れるのがおすすめです。
※切って使わない場合は、抑える必要はありません。
先程あけた穴から抜きます。
溶接リングをアシストラインに通します。
アシストラインの先端を縦に潰します。
ニードルのパイプをスライドさせると、先端のワイヤーが出てきます。
潰した先端をワイヤーに挟んで
一番上に持っていきます。
個人的にですが、先端を少し折り曲げて折り返しておくのがおすすめです。
ニードルのパイプをスライドさせてもとに戻すと、ワイヤーがしぼまって、アシストラインを挟んでくれます。
※何度やっても画期的な仕組みです♪
ニードルを抜くように、穴の中にアシストラインの先端を通します。
※穴をぐりぐり広げておいたので、簡単にはいります。
ニードルを最後まで引き抜きます。
引き抜いたほうのアシストラインをひっぱり、リングにしっかりと固定します。
アシストラインの上にかぶって縮んでいる方を、もとに戻し(ならし)ます。
アシストラインからはみ出している部分をカットします。
※エステルラインをギリギリまで下に引いてから、下だけカットするとエステルラインを効率よく使えます。
これで、エステル芯を1本入れた状態で、リングにアシストラインを付けることが出来ました!
二重に折り返して入れるやり方と、フックの簡単な根巻き方法は
エステル芯のページに別にまとめてありますので、ぜひご覧ください♪
- 細くてハリが出せるエステルライン
- 中空部分の広いアシストライン
- 細いコモ・ロングニードル(ノーマル)
で、芯入りのアシストフックを、かなり簡単に作れるようになりますので、この冬の間に是非挑戦してみてください♪
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