おはようございます。会長です。
昨日、ふと思ったんですが、HG(ハイギヤ)やXG(エクストラハイギア)のリールで超早巻きすることがありますが、「時速」に換算するとどのぐらいのスピードなのでしょうか?
そして、人間が出せる限界の最高スピードって何の位なのでしょうか?
ちょっと計算してみたところ、まあまあ面白い結果になりましたので、その情報を共有したいと思います。
他にも、電動ジギング(電動リール)での最高スピードなども計算してみたところ、意外な事実が分かりましたので、ぜひご覧ください♪
ところで一番早く巻ける手巻きリールってどれ?
人間が出せる手巻きリールでの最高スピードを計算するにあたって、一番早く巻けるリールってどれなんでしょう?
やはり、ギア比の高いXG(エキストラハイギア)などのリールが思い浮かびますので、シマノのステラSWの14000XGやダイワのソルティガ14000XHだと思われます。
どちらも最大巻き上げ長さは1回転あたり134cmです。
ソルティガの20000Hが1回転143cmですが、ハンドル長が85cmで14000XGの80cmよりも5cm長いのです。
計算してみると約6%長いですので、1回転させるにあたって6%時間が多くかかると考えてみると、143cmの6%減は約134cmになりますので、どちらもスピードに換算すると限界スピードは同じ感じだと思われます。
ということで、手持ちにあるステラSW14000XGが人間が出せる最高スピードのリールと仮定して、計算を進めてみたいと思います。
ちなみに、1回転134cmはラインが満タンにあった状態
1回転あたり、134cmとありますが、最大巻き上げ長になりますので、スプールエッジギリギリまで巻いてあった時の場合になります。
計算してみると、134cm÷3.14(円周率)÷6.2(ギア比)=6.88cm
になりますので、スプールエッジに最大に巻いてあると、外周までの直径が6.88cmで計算されているのでしょう。
ジグを沈めたり、キャスティングしたりするとラインが目減りして、ラインの外周の直径が短くなります。
水深などいろんな条件がありますが、今回はラインが直径で約1cm目減りした場合で仮定して計算することにしてみます。
5.88cm(直径)✕3.14(円周率)✕6.2(ギア比)=114.5cm
になりますので、実際にラインが放出された場合での1回転あたりは、1回転あたり114.5cm程度だと思われますので、この長さを計算に使いたいと思います。
人間は1回転をどの位の時間で巻けるのか?
次に計算に必要なものとして、リールを1回転させるに当たって、どの位の時間で巻けるのかを計測しなくてはいけません。
1回転あたりにかかる時間の計算は困難ですので、1分間に何回転巻けるのかリールを実際に巻いて数えてみました。
ちなみに、20秒巻いた時点で疲れてきて、遅くなってきました(笑)
この時点で90回転でしたので、1分間にすると3倍の270回転になります。
ちなみに、1分間に270回転ですと、超早巻き時にはハンドルを「1秒間に4.5回」回していることになります。
ジグやルアーなどをつけずに空巻きしましたので、巻きに抵抗がありませんが、この抵抗のない状態を人間の限界としておいたほうが、力のあるなしは関係なくなりますので、空巻きが人間のトップスピードと仮定したいと思います。
さあ、人間が出せるリールでの限界スピードはどの位なのか?
では、材料が揃いましたので、限界スピードを計算してみたいと思います。
114.5cm(1回転あたりの実質巻取り長)✕4.5回(1秒間にハンドルを回せる回数)✕3600秒(時速換算)=時速18.55km
キャスティング時のノンストップジャーク(スキッピング・超早巻き)などのスピードを見る限り、時速20kmぐらいかな?と思っておりましたが、キャスティングの場合、ラインが70m程度目減りしてもそれほどスプールの直径に影響がないため、あながち間違いではなかったようです。
時速18.55km
ブリやハマチのスピードで検索すると、時速20km〜40km
ヒラマサで時速50kmで泳ぐらしく、ベイトを捕食する場合にトップスピードを出しますので、人間が手巻きリールで出せる限界のスピードは想像していたとおり、魚から見るとやはり全然遅いようです。
電動リールも計算してみた!
手巻きの限界は分かりましたが、電動リールは現在どのくらいなのでしょう?
電動ジギングに使われそうな電動リールを調べてみて、勝手に計算してみました
電動リール | 最大巻き上げ速度 | 1kg負荷時 | ジグ早巻き速度?200g |
シマノ ビーストマスター3000EJ | 195m/分 | 163m/分 | 188m/分 時速11.28km |
シマノ フォースマスター2000 | 210m/分 | 154m/分 | 198m/分 時速11.88km |
ダイワ シーボーグG300J | – 190m/分 (JAFS基準速度) |
146(162)m/分 | 181m/分(184m/分) 時速10.86km(時速11.04km) |
※()はスーパーリチウム電池を使った場合です。
ん?時速11km?
電動リールのほうが、回収時に早っ!って思ってるので、手巻きより速いと勝手に思っていましたが、頑張ればトップスピードは手巻きのほうが速いじゃないか!
手巻きの場合、回収時は疲れて、1秒平均1回ぐらいになってしまっていますので
114.5cm(1回転あたりの実質巻取り長)✕1回(1秒間にハンドルを回せる回数)✕3600秒(時速換算)=時速4.1km
時速4.1kmになってしまっていますので、安定して疲れないで巻ける電動リールの時速11kmが早っ!と思っているのですね。
手巻きは空巻で計算し20秒のトップスピード時だけ計算したため、1秒間に4.5回も巻けましたが、おそらくジグが付いていたら、速くても巻けて3回転程度でしょう。
114.5cm(1回転あたりの実質巻取り長)✕3回(1秒間にハンドルを回せる回数)✕3600秒(時速換算)=時速12.3km
14000XG(XH)で1秒間3回転頑張って回せば、時速12.3km。トップスピードは電動リールより速く巻くことができます。
結論(まとめ)
- 電動ジギング(電動リール)の速さは時速11km程度
- 手巻きでもエキストラハイギアのリールで頑張って巻けば、電動リールのトップスピードを少し超えられる!時速12km
- 超人なら時速18kmで巻けるかもw
- 人間は体力がなくなるので、回収時は時速4,5kmになってるw
- 手巻きだろうが電動だろうが、青物のスピードからしたら全然遅い
- 体力つけて、電動リールを手巻きで超える人多発するかもw
- 諦めて、電動リールで安定して速く巻けるほうがいいと思う人も当然多発するかもw
なかなか面白い結果になりましたが、この数値から色々想像できることは非常に多いです。何かの参考になれば幸いです♪
XG以外にもHGやPGなど各リールのスピード計算した表作ると面白いかもしれませんね。今度やってみます♪
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