おはようございます、しょうへいです。
以前調べた「1日使ったナイロンリーダーの強度」は7%ほど低下していました。
測定方法は、直接ラインを引っ張った直線強度でしたが、その時に、「海水を吸水したショックリーダーの結束強度はどうなっているのか」というリクエストをいただきました。
いつもリクエストありがとうございます。
イメージでは、一日使ってショックリーダーが海水を給水した時、ジグとの結束部分がどのくらい弱っているか?といった感じでしょうか?
早速、ナイロンリーダーとフロロリーダーの両方を実験してみました。
まずは実験方法のご説明から!
まずはメタルジグのアイにショックリーダーを、イモムシノットで直結しました。アイの形状が同じになるように、同じジグを用いました。
イモムシノットは以前のテストで100%を達成したノットです。
これを海水に一日沈めておきまます。
本来であれば、海にもっていって実験したいところでしたが、あいにく海が荒れて出船できませんでした。
仕方がないので、バケツに海水程度の塩水を用意し、1日放置してみました。
こうして出来上がった「塩水を吸水したショックリーダー」をドラグチェッカーに挟み、切れるまで引っ張って計測します。
ちなみに、ナイロンリーダーとフロロリーダーの2種類を計測してみました。
ナイロンは7号30lb(15kg)のもの、フロロは8号30lb(15kg)のものです、実際に新品の状態で15kgで切れることが確認できているので、これを基準とします。
1日吸水したショックリーダーの強度はどうなっているのでしょうか!?
吸水したショックリーダーの結束強度の結果発表!
どちらも3回づつテストを行いました。
まずはナイロンリーダーです。
回数 | 切れた負荷(Kg) | 結束強度 |
1 | 13 | 87% |
2 | 12 | 80% |
3 | 12.5 | 83% |
平均 | 12.5 | 83% |
結束強度は、17%減という結果になりました。
1日吸水したリーダーを直線的に引っ張ったときは7%程度の低下でしたが、横方向からの力にはさらに弱くなっているのかもしれませんね。
結果にバラツキがあることも気になりますね。ナイロンリーダーは安価なので使ったらすぐに交換するのが◎のようです。
次にフロロカーボンです。
回数 | 切れた負荷(Kg) | 結束強度 |
1 | 13.5 | 90% |
2 | 13 | 87% |
3 | 13 | 87% |
平均 | 13.2 | 88% |
こちらは12%程度の強度低下が見られました。
こちらも横方向の力には弱くなっているのかもしれません。
1割程度ですので、毎回替えなくてもドラグの範囲内で収まると思いますが、フロロカーボンも適度に交換をするのがベターなのかもしれませんね。
今回は、実際の釣行をイメージしていましたので、1日日光の当たる場所においていたので、紫外線劣化も考えられますが、以前の実験、「ショックリーダーの紫外線劣化実験」では、4%、3%程度の強度減でしたので、吸水による劣化に間違いないと思います。
これからもリクエストお待ちしております。
またいただいたリクエストで時間のかかるものもございますが、しょうしょうお待ちください♪
これからもジギング魂をよろしくお願いいたします♪
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丸岡しょうへい
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