「海水を吸水したショックリーダー」の強度はどのくらい弱っているのか?実験してみた!

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おはようございます、しょうへいです。

以前調べた「1日使ったナイロンリーダーの強度」は7%ほど低下していました。

測定方法は、直接ラインを引っ張った直線強度でしたが、その時に、「海水を吸水したショックリーダーの結束強度はどうなっているのか」というリクエストをいただきました。

いつもリクエストありがとうございます。

イメージでは、一日使ってショックリーダーが海水を給水した時、ジグとの結束部分がどのくらい弱っているか?といった感じでしょうか?

早速、ナイロンリーダーとフロロリーダーの両方を実験してみました。

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まずは実験方法のご説明から!

DSCF1541[1]

まずはメタルジグのアイにショックリーダーを、イモムシノットで直結しました。アイの形状が同じになるように、同じジグを用いました。

イモムシノットは以前のテストで100%を達成したノットです。

DSCF1545[1]

これを海水に一日沈めておきまます。

本来であれば、海にもっていって実験したいところでしたが、あいにく海が荒れて出船できませんでした。

仕方がないので、バケツに海水程度の塩水を用意し、1日放置してみました。

DSCF1547[1]

こうして出来上がった「塩水を吸水したショックリーダー」をドラグチェッカーに挟み、切れるまで引っ張って計測します。

ちなみに、ナイロンリーダーとフロロリーダーの2種類を計測してみました。

ナイロンは7号30lb(15kg)のもの、フロロは8号30lb(15kg)のものです、実際に新品の状態で15kgで切れることが確認できているので、これを基準とします。

1日吸水したショックリーダーの強度はどうなっているのでしょうか!?

吸水したショックリーダーの結束強度の結果発表!

どちらも3回づつテストを行いました。

まずはナイロンリーダーです。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 13 87%
2 12 80%
3 12.5 83%
平均 12.5 83%

結束強度は、17%減という結果になりました。

1日吸水したリーダーを直線的に引っ張ったときは7%程度の低下でしたが、横方向からの力にはさらに弱くなっているのかもしれませんね。

結果にバラツキがあることも気になりますね。ナイロンリーダーは安価なので使ったらすぐに交換するのが◎のようです。

次にフロロカーボンです。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 13.5 90%
2 13 87%
3 13 87%
平均 13.2 88%

こちらは12%程度の強度低下が見られました。

こちらも横方向の力には弱くなっているのかもしれません。

1割程度ですので、毎回替えなくてもドラグの範囲内で収まると思いますが、フロロカーボンも適度に交換をするのがベターなのかもしれませんね。

今回は、実際の釣行をイメージしていましたので、1日日光の当たる場所においていたので、紫外線劣化も考えられますが、以前の実験、「ショックリーダーの紫外線劣化実験」では、4%、3%程度の強度減でしたので、吸水による劣化に間違いないと思います。

これからもリクエストお待ちしております。

またいただいたリクエストで時間のかかるものもございますが、しょうしょうお待ちください♪

これからもジギング魂をよろしくお願いいたします♪

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