おはようございます。会長です。
ちょっと気になったのですが、ロッド(釣り竿)ってずっと釣りの途中に太陽の紫外線にさらされていますが、紫外線劣化ってしないんでしょうか?
プラスチックなどの樹脂など、外においておくと、色あせてきて、最後にはパリパリになって強度が落ちてきます。
プラスチック製のバケツなんか粉々です。
ロッドの素材といえば主にカーボンですが、カーボンって紫外線劣化するのでしょうか?
カーボンの耐候性などを調べてみました。
カーボンって紫外線劣化するの?
なぜ、カーボンのロッドが紫外線劣化しないか気になったのは、長年(10年以上)使っていたジギングロッド(もう使ってない)が白く白濁した感じになっていたからです。
いかにも弱そうで、なんか力を掛けたら折れそうな見た目です。
ということで、カーボンの耐候性(紫外線劣化)などについて、いろいろ調べてみました。
カーボンは紫外線劣化しないという意見と、紫外線に弱いという意見が。。。
「カーボン 耐候性」や「カーボン 紫外線劣化」などで検索してみても、カーボンの耐候性や紫外線劣化についた文献は殆どありませんでした。
一番検索に引っかかるのが、自転車(ロードバイク)のカーボンフレームの紫外線劣化についての記事なのですが、いろいろ読んでいると、カーボンは紫外線に弱いという意見と、カーボンは紫外線劣化しないという意見とバラバラで。。。
カーボンは紫外線劣化しないが、カーボン繊維を繋いでいるレジン自体が紫外線に弱いとか、レジンがUV対応だと大丈夫だという意見もあります。
「釣り竿 紫外線劣化」や「ロッド 紫外線劣化」でも、調べてみると紫外線劣化するという意見と、しないという意見でバラバラです。
気になったのが、ロッドのガイドのスレッドをコーティングしている「エポキシ樹脂」は紫外線で劣化しやすいという意見がかなり多かったことです。
カーボンのブランクス自体よりも、エポキシ樹脂の方が紫外線劣化に弱いのは、間違いなさそうなので、スレッドのコーティングが劣化していなければ、カーボン自体の紫外線劣化はなさそうです。
実際、スレッドのコーティングは全然大丈夫なので、白いのは紫外線劣化では無さそうです。
じゃあ、この白いのは何?
スレッドのコーティングがそれほど劣化していないので、カーボン自体は劣化してなさそうなのですが、この白いのは一体何なんでしょう?
よくよく見てみると、白くなっているのは穂先に近い部分がひどく
根本に近くなれば近くなるほど、綺麗です。
また、面白いのが
穂先のほうに近づけば近づくほど白いのですが、
裏側は全く綺麗なんです。
上だけ日に当たっていて紫外線劣化した??
でもスレッドの部分のコーティングは全然大丈夫です。
もう使っていないロッドなので、爪でカリカリやってみたところ、かなり強く削ると白い部分が剥がれました。
どうも、カーボンが白濁しているというよりも、コーティングが白濁しているようですね。白濁していない裏側の部分を削ってみましたが、かなり強く削ると同じような下地が出てきました。
スレッドのコーティングとつなぎ目が無いことを考えると、同じようなコーティングのようですが、なぜスレッドや裏側、太い部分が白くないのかを考えてみると。。。
強く曲がった部分のコーティングが白濁したんじゃないかと。。。
そういえば、突然。。。いつの間にか白濁したんですよ。
随分前なので、何を掛けた時か全く覚えていませんが、相当曲がった時なんでしょう。ロッドの上の部分や曲がる外側の部分のみが白濁していることを考えると、曲がった衝撃でコーティングが白濁したのではないでしょうか?
そう考えると、曲がらないスレッド部分や根本付近は白濁しないのも納得できます。
また内側よりも外側のほうが曲がりが大きいので外側のみが白濁しているのかと。。。
どうも、カーボン自体が劣化しているわけでは無さそうなので、折れることは無さそうですね。
カーボンの紫外線劣化についてですが、あまり釣り竿自体の耐候性実験の文献もありませんし、もう使わないロッドですので、このロッドをずっと外に放置してみて、耐候性実験もやってみたいと思います。
とりあえず、1週間、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年で変化を見てみて、状態を記事にしてみます。
1年後をお楽しみに♪
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