なぜ?ジギングロッドの一番下のバッドガイドが何故逆向きなのか?開発者の方に聞いてみた

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おはようございます。会長です。

昨日のことですが、私のジギングロッドを触っていた、釣りをしないスタッフから

「なんで、この丸い穴のやつのこれだけ逆に付いているんですか?」

と聞かれました。

「丸い穴のやつ?」

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よくみたら、一番下のバッドガイドだけ逆向きに付いている

「丸い穴のやつ」というのは、ガイドのことで、確かによくよくみると写真手前のジギングロッドの一番下のバッドガイドだけ、向きが違います。

「あらホントだ?向きが違うのね、そういうものかと思ってた」

バッドガイドは大きいから、そういう形のものだと思っていましたが、向きが違うと言われたら、そういうふうにも見えます。

というか、逆に付いてますね。。。

ラインが絡みにくいとかあるんじゃない?と思いましたが、一緒に置いてあった

ライトなキャスティングロッドは全部、同じ向きです。。

同じメーカーのGTロッドを見ると、これは一番下のバッドガイドだけではなく、

2つ目のガイドも逆向きで、他のガイドと向きが違います。

「なんでやろ?」

 

ということで、

このロッドを作られた開発者の方に聞いてみました。

すると、すぐに返答を頂きまして

写真のロッドは、オーシャンガイド(MNSG)と呼ばれるものだそうです。

ガイドは、逆に付けると、フレーム(足)が1本の方が手前に、普通に付けると、フレーム(足)が2本の方が手前になるのですが、

リールからライン放出される際に、ラインがスパイラル状に出てくると、少なからずフレームにラインが当たるそうです。

それが、2本脚なのか、1本脚なのかで抵抗が変わってくるそうで、キャストするとその差は顕著に出るそうです。

ラインがガイドのフレームに当たるダメージを減らすことで、キャスト時にスムーズにラインが放出されることを願って、逆向きに取り付けているそうです。

ラインがスムーズに出れば、キャストの距離も増えますし、トラブル減も期待できそうです。

ただ、他のメーカーのロッドなのですが、こちらのライトなキャスティングロッドはガイドの向きが全部同じで

同じメーカーのGTロッドは、バッドガイドともう一つの2つのガイドが逆向きについている、とお聞きしてみたところ

使うラインの太さ(号数)によって、付け方を変えているそうです。

メーカーによってガイドの考え方は違うそうですが、開発者の方はPE2号をさかいに考えられているそうで、PE2号以上ならオーシャンガイドを逆付け、PE2号未満はKガイドを使うとトラブルが少ないように感じられるそうです。

確かに、こちらのライトなキャスティングロッドは「Kガイド」が普通の向きで付けられています。

そして、こちらのPE8号メインのGTロッドは、オーシャンガイドが2つ逆付けされていました。

絡みの少ない「Kガイド」だと逆に付ける必要がないのかな?

と思いきや、このキャスティングロッドの同じシリーズの太いモデルは、Kガイドでも逆向きに付けてありました。

色々確認すると、PE2〜3号のモデルは正付け、PE2号〜4号のモデルから逆付けになっています。

こちらのメーカーさんは3号、4号が基準のようです。

更にいろいろ調べてみると、ロッドの硬さや、投げ方でも変わるようで、ただ逆についていればいいというものではないみたいです。

開発者の方は、ロッドに合わせて、ガイドの向きなど適切に調整されているんですね。

恥ずかしながら、全然知りませんでした。。。

教えていただいた開発者の方は、TENRYU(テンリュウ)の方なのですが、お忙しいところ丁寧にお答えいただきありがとうございます!

2020新型Spikeのガイドは

TENRYUといえば今年キャスティングロッドのSpike(スパイク)がモデルチェンジ、新型Spikeになりました。

TENRYU 2020 新型Spike
https://fishing.tenryu-magna.com/offshore/spike.html

ガイドを確認してみると

●Kガイド(ステンレスフレーム・SiC-Sリング)とオーシャンガイド(ステンレスフレーム・SiC-Sリング)を適材適所に配置。

とあり、2つのガイドを使い分けられているようです♪

ブランク部は、ネバリと反発をバランス良く配分し、懐深く安心感のある強さと気持ちの良いキャストフィールを実現とあります。

自重の軽さは狙ったわけではないが、持ち重り感が軽減したのでリールを装着した時のバランスが良く、終始キャストし続けるヒラマサ狙いにも向いた仕様になっているそうです。

バッド部にはC・N・T(カーボンナノチューブ)がコンポジットされ、粘り強度がパワーアップ、曲げた時にしっかりと大型魚にプレッシャーを与えてくれるそうです。

ブリ、ヒラマサ、キハダはもちろん、7f3incや7f4incのアンダーハンドモデルなど、気になるライナップで、今夏発売になりました。

実際使われたフィールドレポートもとても参考になりますので、気になった方はぜひご覧ください♪

TENRYU スタッフブログ 新型Spike フィールドレポート
http://blog.tenryu-magna.com/?search=spike.html

TENRYU 2020 新型Spike
https://fishing.tenryu-magna.com/offshore/spike.html

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伝説会長

ジギング歴22年。マイボートを所有し、週末はオフショアに。福井県在住でメインフィールドは福井県三国沖。対馬・輪島・石垣島・遠州灘・相模湾・海外などに遠征も。伝説会長は20年前のYahooブログのニックネーム

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