おはようございます、しょうへいです。
去年(2020年)末くらいに発売したジャンプライズの「ズルイんデス UV!!」。
釣りのライン専用の接着硬化剤で、液体プラスチックにUVライトを当てることで結束部を固めることができるというアイテム。
これまでに、手芸用などのUVレジンを転用してきたことはありますが、専用品は何が違うのか!?どのくらい強度がアップしているのか!?
実際に購入して試してみました♪
接着硬化剤でノットを固めると…?
「ズルイんデス UV!!」のスターターキットを購入してきまいた。
接着液とUVライトが専用になったセットで、2000円程度で販売されています。
使い方は簡単で、液状になっている接着剤を結束部につけたら、ライトを4秒照射するだけで固まるそうです。
さっそく使ってみたところ、こちらの「ズルイんデス UV!!」は、かなり粘度があることに気づきました。
これまで手芸用のUVレジンなどを使ったことはありますが、けっこうサラサラしていて塗っても流れていってしまいます。
「ズルイんデスUV!!」は、ドロっとしているくらい粘度があり、1滴たらせば狙ったところにまとわりついてくれます。
「おっ、専用品は違うな!?」という感じです。
あとは付属の専用UVライトを照射します。
説明書の通り、4秒照らせば固まりました。
逆に言えば、照らさなければ固まらないので、狙ったところに付着させたり、失敗したら拭ったりという使い方もできます。
そういう点では瞬間接着剤より便利ですね。
こちらが固まった状態です。
粘度があるのでノットの部分だけをしっかり固めることができました。
気になるのは「強度」ですが、まずはサルカン結びのユニノットで試してみました。
8号30lbのフロロカーボンでユニノットを結ぶと、だいたい9.5kgで70%ほどの強度があります。
ユニノットは簡単で優秀なノットですが、フロロカーボンの8号くらいの太さだとこれくらいの強度になります。
回数 | 切れた負荷(Kg) | 結束強度 |
そのまま | 9.5 | 70% |
UVアリ | 11.8 | 87% |
「ズルイんデス UV!!」で固めたものは平均で約11.8kgの87%になりました。
125%のアップになっていますので、宣伝文句の通りの強度アップになっていますね♪
毎回そうなるわけではありませんが、切れた部分を観察して見るとリングと接している部分が切れていることがわかります。
ということはこの部分を固めてしまえば、もっと強度がでるのでは?
ダブルユニノットに変更し、リングに掛かっている部分に重点的に液を付けて固めてみました。
この状態で12.5kgの92%を発揮し、更に5%ほど強度が伸びました。
ノットが切れるときは、結び目が動いてどこかで摩擦熱が発生して切れるとも言われています。
強度を出すコツは、固めた後にリング上でノットが動かなくなるように付けることのようです。
PEラインとの結束に使う場合は注意も
同じように、PEラインとフロロカーボンの結束部にも試してみましたが、ここで注意点を発見しました。
FGノットで試してみましたが、FGノットは締め込みが必要です。
似たような結び方でいえばレリックスノットや新FGノット2020などの結び方は、水中で負荷がかかった時に摩擦熱を起こさない状態で締まって強度が出るようになっています。
つまり締め込むためにはそこそこの力が必要です。
締め込みが甘いままUVレジンで固めてしまうと、負荷がかかった時に締め込まれず、すっぽ抜けが発生するこがあります。
固めてしまうことで、それ以上ラインが締め込まれなくなり、負荷がかかってもPEがリーダーを締め付けることができなくなるためだと思われます。
ちゃんと締め込みをしたあとであれば、これも10%ほどの強度アップが確認できました。
リーダーとPEの結束に使う場合は、かなりガッツリと締め込んでからつけるか、焼きコブ代わりにノットの終端に少し付けるくらいの使い方のほうが良さそうです。
ちゃんと締め込んであれば問題はないので「締め込みの甘さを接着剤で補うという使い方は不正解」のようです。
こちらは、アシストフックのセキ糸を固める場合にも使えますし、適度な粘度があり結束部に使いやすいようになっています。
使い方さえ間違わなければ効果的に使えましたので、大物狙いなどで、どうしても結束部に強度が欲しいというときは使ってみてください♪
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丸岡しょうへい
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