おはようございます。会長です。
久しぶりに同じリールを2台買ってしまいました。
そのリールは、今年シマノから発売の21スコーピオンMD300XG(301XG)という、300番クラスのロープロのベイトリールです。
このリールは、ブラックバスやシーバスのビックベイト用にバカ売れしているリールで、元々は私もボートシーバスのビックベイトを投げるためのベイトキャスティング用のリールとして購入しました。
ところがですね。3ヶ月ほど使っているのですが、非常に優れたリールで、直ぐに2台めを購入して、ジギングにも使うようになり、現在オフショアでバリバリ活躍中です。
新しく発売した、オシアジガーXGを超えるメリットが沢山ありますので、どんなリールなのか、オフショアにどう使えるリールなのか?ご紹介したいと思います!
21スコーピオンMD300XG(301XG)とは?
こちらが、その今年シマノから発売した21スコーピオンMDです。
スコーピオンというシリーズはブラックバスのイメージが強いですが、シマノが推奨する「フリースタイル」、何釣り用とは決めない自由にいろいろ使えるシリーズです。
スコーピオンというロッドもありますが、トラウトからブラックバス、シーバスからスロージギングまで1本のロッドでなんでもこなせるロッドがラインナップされています。
そのフリースタイルのスコーピオンリールのMD(モンスタードライブ)が、今年発売されブラックバスやシーバスのビックベイトゲームでバカ売れしているようなのですが、
もともとこのビックベイトゲームには、ジギング用で発売していた17グラップラー300番が代用として非常に人気でした。
理由は、ジギング用にも関わらずついている「6ピンのSVSの遠心ブレーキ」。
空中で回転してしまい失速してバックラッシュしやすいビックベイトを、この遠心ブレーキのお陰でバックラッシュさせにくく投げることが出来ました。
ということで、ジギング用なのですが、シングルハンドルをダブルハンドルに交換して、ブラックバスの方に人気が出て、ソルト対応ということで東京湾などでも人気のビックベイトのシーバスゲームにも使われるようになりました。
21スコーピオンMDは、そんな17グラップラー300をベイトキャスティングで使う層をターゲットに発売されたリールで、中身は完全にグラップラー。21グラップラー300XGとして発売されてもおかしくないリールなのです。
なぜオフショアジギングにおすすめなのか?
今年、オシアジガーにもXGが発売されました。1500XGも発売されたのですが、このリールと比べてみても、スコーピオンMDに非常に多くのメリットが存在します。
ということで、スコーピオンMDとオシアジガー1500XGを比較してオフショアジギングにも使える魅力をご紹介したいと思います。
21スコーピオンMD
品番 |
ギア比 |
最大ドラグ力(Kg) |
自重(g) |
糸巻量PE(号-m) |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) |
ベアリング数BB/ローラ― |
本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
300XG | 7.9 | 8 | 320 | 4-180,5-140,6-120 | 107 | 7/1 |
36,000円 |
301XG | 7.9 | 8 | 320 | 4-180,5-140,6-120 | 107 | 7/1 |
36,000円 |
300XGLH | 7.9 | 8 | 315 | 4-180,5-140,6-120 | 107 | 7/1 |
36,000円 |
301XGLH | 7.9 | 8 | 315 | 4-180,5-140,6-120 | 107 | 7/1 |
36,000円 |
まずは、21スコーピオンMDのスペック表を必要な分だけ表示しました。
300は右ハンドルで301は左ハンドル、LHはロングハンドル(パワーハンドル)モデルで、ハンドル長が長いため、巻きが多少強くなりますが、手で回転させるスピードは遅くなります。
PEが4号から表示されていますので、少なく見えますが、3号だと240m、2.5号が約300m、2号は360m、1.5号だと480m、1号だと720m巻ける計算になり、ジギングでも十分の糸巻き量です。
21オシアジガー1500XG
品番 |
ギア比 |
最大ドラグ力(Kg) |
自重(g) |
糸巻量PE(号-m) |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) |
ベアリング数BB/ローラ― |
本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1500XG | 7.3 | 6 | 410 | 2-500/2.5-400/3-320 | 112 | 8/1 |
50,500円 |
1501XG | 7.3 | 6 | 410 | 2-500/2.5-400/3-320 | 112 | 8/1 |
50,500円 |
次に、最近発売されたオシアジガー1500XGです。
流石にスプール直径・幅が大きいために、糸巻き量は圧倒的に多いです。
先にスコーピオンMDのメリットだけを先にまとめて箇条書きにしますと
- ボディ ロープロ VS (丸形)
- 自重 315g VS (410g)
- 最大ドラグ 8kg VS (6kg)
- 価格 36,000円 VS (50,500円)
- ブレーキ SVS8ピン VS (ブレーキなし)
- レベルワインダー 搭載 VS (非搭載)
※()内がオシアジガー1500XGです。
メリットばかりを並べたので、スコーピオンMDがオシアジガーよりも優れているように見えて申し訳ありません。デメリットもありますので後でご紹介します。
海水対応・ロープロ・マイクロモジュールギア・Xシップ・HAGANEボディ
まず、心配になるのが海水対応ですが、ソルトのボートシーバス向けに発売されているため、ソルト対応になっています。※S A-RBの防錆ベアリングも搭載
マクロモジュールギア搭載で巻き心地は非常にスムーズ。
Xシップと
HAGANEボディでロープロリールながら剛性は非常に強いです。
ロープロリールの魅力といえば、パーミングのしやすさと自重の軽さ。
オシアジガー1500XGの410gに比べて320g(315g)と圧倒的に軽いです。
※()はロングハンドルモデル。グリップがEVAなので軽いのだと思われます。
最大ドラグ8kg
21スコーピオンMDの最大ドラグは、さすがMD(モンスタードライブ)の冠がついているだけあって8kg。
オシアジガー1500XGは6kgですので、オフショアの青物狙いでも十分に発揮できるドラグ力です。
レベルワインダー搭載
ロープロリールのもう一つの魅力といえば、レベルワインダーの搭載です。ラインが片巻になったりしませんので使っていて非常に楽です。
SVSブレーキ8ピン
グラップラーは6ピンのSVS遠心ブレーキでしたが、8ピンの強力なブレーキが搭載されました。効きすぎるのであまり8ピン全部使うことはありませんが、8ピンにしておけば、メタルジグをキャストして斜め引きするときも、バックラッシュせずに投げることができます。
また、スコーピオンロッドを使って、40g・50gをフルキャストしましたが、スピニングなみの飛距離。70mを簡単に超え、長いロッドであれば100mも出せる感じです。最近のベイトリールのブレーキシステムって凄いですね。
ジギングロッドだとガイドが小さいのでフルキャストは辛いですが、潮や風が止まったときに、ベイトタックルにも関わらず投げて広範囲をさぐれますので、非常に重宝します♪
スコーピオンMDのデメリット
スコーピオンMDをオフショアジギングで使っていて、普通に釣りをしているときは、軽いし、巻きが速いし、投げれるし、全く問題がありません。
ただ、魚が掛かると、7.9:1の高ギア比からか、魚をゴリ巻きすることは結構辛いです。
剛性はしっかりしているのですが、巻きが非常に重い。XGなのでオシアジガーXGもそうなってしまうのかもしれませんが、オシアジガーはシングルハンドルですので、巻けると思います。
ということで、ジギングで使う場合は、聞き手ハンドルモデルを購入してシングルハンドルに変更するのがおすすめ。
17グラップラーと使われ方が圧倒的に逆ですが、シングルハンドル化、ダブルハンドルで使う場合はLHモデルの購入が私はおすすめだと思います♪
ちなみにシングルハンドルはゴメクサスのものですと3000円以下で購入できます。
※取付部8✕5mm のものが合いますので、サイズを変更してください。グラップラー300番が合う(取付部8✕5mm)のハンドルがあいます。
最後に価格
やはり最後は実売25000円〜2万円後半と2万円台を切る、価格のお手頃さです。
ハンドルを交換すると28000円〜になってしまいますが、それでもスペックを考えるとお手頃な価格です。
オシアジガーを2台持ちすると、財布が痛いですが、オシアジガーとスコーピオンMDの2台持ちなら多少痛みも和らぎますし予備タックルや使い分けで非常に重宝すると思います♪
PE3号240mやPE2.5号300mで青物ジギング
2号は360m巻けますし
1.5号だと480m、1号だと720mで中深海の釣りでも大活躍すると思います。
なんせ1回転あたり107cmのXGですから、回収が速いのと、青物の早巻きにベストマッチ!
数少ない低価格の300番クラス。オフショアジギングのリールににおすすめの1台です♪
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