ダブルクリンチノットを1回で結んだ「1回だけダブルクリンチノット」が早くて強い!

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おはようございます、しょうへいです。

「ダブルクリンチノット」という結び方があります、定番中の定番で昔から使われている結び方です。

先日、船で出会った方も長年信頼して使っているそうです。

ふと思いついて、ある実験をしてみたところ、とても優秀なダブルクリンチノット」を再発見しました♪

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まさかの1回だけダブルクリンチノット!!

ダブルクリンチノット

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ラインを金具の輪に2回通し、ラインに3〜5回巻き付ける。
※ラインを金具の輪に1回通した場合が、クリンチノット
ライン先端部を金具に通した輪の中にくぐらせ、これで出来た輪の中にもう一度くぐらせて締める。
ラインへの巻き付け回数を、あまり多くすると、締めたときにラインにヨレが入るので注意。

「ダブルクリンチノット」はみなさまご存じだと思います。

さまざまな本にも載っていますし、定番で昔からのノットです。

しかもこれがけっこう強いのでずっと使っているという方も多いようです。

だいたいの紹介には3回から5回ほどの巻き付けを行うと書いてあります。

先日、船の上で「ダブルクリンチノット」を使っている方とお話したのですが、

ジギングで使うような硬くて太いフロロカーボンだと締め込むのが大変というお話をしました。

じゃあ巻き付けを1回だけにしたらどうなるのか!?やってみました。

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やってみての結果、締め込みについてちょっとコツが必要なので、太糸で見やすいようにおさらいをします。

まずは「ダブル」ですので、リングにラインを2回通します。

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リングに2回通すと輪っかができますが、最後にラインを通すので、

ラインを通せるほどの大きさを確保して、リングといっしょにつまんで形を保持しておきます。

こうして形を保持しておくのがコツその1です。

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巻き付けを1回だけ行います。

1回だけというのも不思議な感じがしますが、メインラインを1回くぐるだけです。

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最初に作った、2回リングに通してできた輪っかにラインをくぐらせます。

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そして最後に、1回だけ巻き付けたときにできた輪っかにも通します。

この部分に通さないクリンチノットも存在するのですが、今回は通します。

通常紹介されているダブルクリンチノットと同じ形にします、違いは1回転だけという点です。

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そのまま端糸のほうを引っ張って、軽く締めます、6割くらいの力で締めると、

このように結び目だけが集まります、このときメインラインはまだ引っ張ってはいけません。

まずは端糸だけをひっぱって結び目をあつめて軽く締めて形を作る、これがコツその2です。

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そして形を崩さないようにメインラインを引いて締め込みます。

最後にギュッと締めてください、形がきれいにできれば完成です。

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拡大するとこのように、リングに掛かっているラインが2本きれいに揃って並びます。

この状態になっていれば成功です。

リングにダブルで掛かっている上に、ラインを1本挟んでいるのでショックにも強いはずです。

形と結び方を見てみれば、クリンチノットというよりは2本掛けを八の字結びで留めたようなシンプルな形になっています。

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こっちはダメな例です。

メインラインを引っ張るときに、形が崩れてリングに掛かっているうちの1本が締まらなかったパターンです。

とにかく、リングに掛かっている2本がきれいに揃って並ぶ状態を目指してください。

もちろん、最後に締め込むときはラインを濡らしてから締め込みます。

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実際にフロロカーボンで結んでみるとこんな感じです。

結び目が非常に小さくできています。

また、端糸は上を向いてメインラインの隣に出るので、ハーフヒッチでの補強を行い、強さを調節することもできますが、この結び方の良いところは結びが小さいことにあります。

イモムシノット等のハーフヒッチの編み込み系のものに比べて、結び目が小さいとオマツリなどのトラブルにつよいですし、ジグの動きも妨げません。

1回だけダブルクリンチノットの強さは!?

さて、どのくらいの強さがあるか調べて見ます。

フロロカーボン8号30lbという、ジギングでよく使うであろうラインで試してみます。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 12 88%
2 11.5 85%
3 12 88%
4 12 88%
5 11.5 85%
平均 11.8 87%

安定して85%ほどの強度で結べています。

安定しているのが良いですね♪

85%はそこそこの数字に見えますが、フロロ8号で11kgを超えていれば、ドラグ設定の範囲には余裕で収まります。

100%にしたい気持ちもありますが、根掛かりの心配がないキャスティングは良いですが、ジギングで根掛かったとき、リーダーとルアーの接続が100%だと大変な目にあいます(笑)

PEとの結束で切れるより、ルアーで切れたほうがまだ楽なので、バランス的にはこのくらいがちょうどいいかと思います。

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クッションが聞いているのか、切れるときはリングにノットが残っていました。

まさか1回だけのノットがちょうどいいとは思いませんでした。

締め込みが簡単な細いラインなら、通常の結び方のように巻き付けを行うと良いと思いますが、

太ラインで締め込みが大変と思っている方は、試してみても良いかと思います♪

 

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