おはようございます。会長です。
先日、ドテラ流しなどでラインが斜めになっている時に、どのくらい多くのラインが出ているのか?「簡単に計算する方法」や「水深と角度別に分かる便利な一覧表」を作りました。
ジギングでラインが斜めになる時、どの位長くラインが出る?簡単計算法 & 便利な一覧表
実際は、潮の流れもあり糸ふけが出るので、真っ直ぐに斜めになることは少ないのですが、糸ふけ(ラインスラッグ)って一体どのくらい出るもんなんでしょうか?
キハダマグロやビンチョウマグロ、タチウオなど、中層を狙うジギングには非常に重要なことです、今回は糸ふけに関する実験をしてみましたので、共有したいと思います。
中層を狙うジギングではなぜ大事なの?
ラインの角度や、糸ふけは、中層を狙うジギングにはとても大事なことです。
このように船が流されラインが斜めになると、指示タナ(魚がいる水深)が100mだった場合、ラインを多めに出さないと、その水深に到達しません。
水深(a)/角度(θ) | 15° | 30° | 45° | 60° |
---|---|---|---|---|
10m | 10m | 12m | 14m | 20m |
20m | 21m | 23m | 28m | 40m |
30m | 31m | 35m | 42m | 60m |
40m | 41m | 46m | 57m | 80m |
50m | 52m | 58m | 71m | 100m |
60m | 62m | 69m | 85m | 120m |
70m | 72m | 81m | 99m | 140m |
80m | 83m | 92m | 113m | 160m |
90m | 93m | 104m | 127m | 180m |
100m | 104m | 115m | 141m | 200m |
150m | 155m | 173m | 212m | 300m |
200m | 207m | 231m | 283m | 400m |
250m | 259m | 289m | 354m | 500m |
300m | 311m | 346m | 424m | 600m |
350m | 362m | 404m | 495m | 700m |
400m | 414m | 462m | 566m | 800m |
500m | 518m | 577m | 707m | 1000m |
600m | 621m | 693m | 849m | 1200m |
増加分 | 約3~4%増 | 約15%増 | 約40%増 | 2倍 |
先日の計算した表を見てみますと、100m場合でラインの角度が30°だった場合、115mぐらいラインを出さないとジグは100mに到達しません。
風で船が流されるのが速く、ラインの角度が45°もついた場合ですと、141mになります。
PEラインのカラーをみて100m落としてるつもりでも、実際は60m〜70m付近にメタルジグがあり、魚がいる水深と大きく離れています。
30m〜40mも違うと「ビル10階建て」に相当します。
そのぐらい魚から離れたところからジグをシャクっても、全く釣れませんので、ドテラ流しでラインが斜めになる場合、ラインを多めに出す必要があります。
これは、潮の流れによる「糸ふけ」も同じことで、糸ふけの分も多く出さないと、水深に到達しないことになります。
ただ?糸ふけによるラインの長さの増加分ってなかなか計算しづらいです。
パソコンの「Illustrator」というソフトを使うと、書いた線の長さが数字で分かりますので、糸ふけがある状態をイメージした線を書いて、長さを測ってみました。
まずは、潮の流れがほとんど無い状態で、風にだけ船が流され30°ついた状態の長さを測ってみました。
先日の簡単計算法では「30°は約15%UP」でしたが、サイズを測ってみると、ほぼ計算通りの116mになりました。
では、右隣の曲線のように潮が流れていて、糸ふけが出てる場合は、どの位の長さなのでしょう?
線の長さを測ってみたところ、121mという数字になりました。水面とジグを結んだ直線は同じ30°です。116mと比べると4〜5%ぐらい多めに必要だということが分かります。
※逆にラインが膨らんでいる場合も、計算結果は同じになります。
もっと大きく膨らむんじゃないか?とも思いますが、潮の速さにもよりますし、ラインテンション掛けるか掛けないかで大きくことなります。
図のイメージの場合 5%ほど多めに必要だと覚えておくといいかもしれません。
次に、更に右隣の線のように、船をスパンカーを使って船を立てていた場合はどうなんでしょう?
長さを測ってみると104mでしたので、直線の100mに比べると同じように4%ぐらい必要ということになります。
例えば、水深250mで図のイメージなら船を立てていてまっすぐ下に落ちているように見えても10m(4%)多めに出さないと、指示棚に到達しないということになります。
次の右隣の線は2枚潮をイメージしてみました。
120mと20%になりましたが、実際にはただの変化球だったり、潮が一部の層だけ動いていたり、止まっていたりと、こんなに真逆に大きく変わることが無いかもしれませんので、ちょっと大げさ(数値は最大)かもしれません。
ただ、指示タナより上で上げてしまうよりも、下まで落としてシャクった方が釣果には繋がります。
三重県などで釣れているビンチョウジギングや、石垣島などのパヤオで狙うキハダマグロ、タチウオなど、中層を狙う釣りでは、とにかく魚がいる層(指示タナ)までジグを落とさないことには、釣れる確率はぐっと減りまする。
今回の実験や、先日作った表(簡単計算法)が、皆様の釣果の何かお役にたてば幸いです♪
こんなイメージのラインスラッグの長さ測って欲しいなどありましたら、図を写真にとってFacebookのメッセージなどで送ってください♪
第2段でまとめてご紹介したいと思います♪
どんな釣りの場合の条件なのかも教えて頂けたら幸いです。
ジギング魂 公式ストア(最近発売の商品)
関連記事
伝説会長
最新記事 by 伝説会長 (全て見る)
- えっ!TGジグより更に40%も小さい!?オンザブルー「TGポテンシャル」実釣レビュー - 2024年4月27日
- ついに来週発売!?Mariaポップクイーン200発売前実釣りレビュー - 2024年4月11日
- 超おすすめ!あの2万円越えの最強ラーテルプライヤーが1/3の値段で使える!? - 2024年4月5日