おはようございます。会長です。
私、アシストフック、とくにフロントフックは「トラブル防止」にできるだけ硬めのハリのあるフロロ芯内蔵のアシストラインを使ったアシストフックを使うことが多いのです。
フロロ芯入は、独特のハリの強さで、捻れたり、絡んだりすることは少なくなるのですが、魚が掛かった時に変な捻れ方をすると、変なクセがついてヨレヨレになってしまったりします。
なにかこのヨレヨレになった「クセ」を治す方法が無いか、考えてみたところ、ついに昨日、綺麗に真っ直ぐに直す方法を発見しました♪♪
早速その方法をご紹介したいと思います♪
ついに発見!ヨレヨレになったフロロ芯内蔵アシストラインの「クセ」の直し方
こちらが、アシストラインにクセがついて変な形になってしまったアシストフックです。
ちょっと強めの芯が入っているアシストラインなので、ハリが強く、くねくねと絡みつくようなトラブルは激減するのですが、魚が掛かった後にへんな捻れ方をすると、このようにクセがついて戻らなくなることがあります。
どうやったら直せるのか考え中。。。考え中。。。
ネタがない日ほど、もの凄いアイディアが降りてきますw
「一休さん」のように考え中。。ポク♪ポク♪ポク♪ポク♪チーン!
出典:wikipedhia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E4%BC%91%E3%81%95%E3%82%93_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1)
ん?「一休さん」って子供の時によく見ていたけど、今の若い世代の人知らないよね。。。
1975年って。。。生まれた年やし。。。うがっ!もうそんな齢になってしまったのか。。。
一休さんというのは、トンチの効いた小坊主なのですが、問題が起こった時に、写真のようなポーズで考えると、チーン!とアイディアが浮かんで、問題を解決していくというアニメです。
その「考え中」の音楽が、ポク♪ポク♪ポク♪ポク♪というお寺の木魚の音。
ひらめいた時の音が「チーン!」なんです♪
話はそれましたが「チーン!」っと、ひらめきました!!
お湯で茹でちゃえ!
よく、ヨレヨレとショックリーダーにクセがついた時に、指で挟んでシューッっと摩擦熱を起こして、熱を加えてヨレを直すのですが、アシストラインの場合PEラインに覆われている為、摩擦熱を中のフロロラインに与えることが出来ません。
それなら、茹でちゃえばいいんで〜?
と思い、とりあえずやってみました。
PEラインやフロロの耐熱温度は?
以前、PEラインの熱による強度劣化を調べる為に、PEラインを鍋で茹でて強度を測ったことがあります。
強度実験 | PEラインは熱に弱いってどんだけぇ〜? 鍋で煮てみた(笑)
その時にPEラインの耐熱温度も調べたのですが、耐熱温度145℃、融点160℃ということが分かりました。
とはいえ、熱加えたら強度劣化するんじゃね!と思い実験してみた結果がこちら
温度 | 切れた負荷(Kg) | 強度 |
80℃ | 11 | 100% |
90℃ | 11 | 100% |
100℃ | 11 | 100% |
茹でる前に11kgで切れたPEラインが、どの温度で茹でても11kで切れ、強度の劣化はみられませんでした。
フロロラインの耐熱温度を調べてみたところ、いろんな文献はありますが、200℃程度ぐらいという文献が多いので、沸騰した100℃ぐらいの熱で劣化するような感じではありません。
ということで、沸騰したお湯の中に投入したら、フニャ〜〜と固まったクセが柔らかく曲がり始めました。
今だ!と思い、「締込みツール」に、リングとフックを引っ掛けて強く引っ張ってみました。
一人なので、両手で引っ張ってる写真が撮れない。。。
↑イメージはこちら
こちらもともとは自分用に作ったアイテムを商品化したものなのですが、本当に何かと重宝します♪
うひょ〜〜〜 マジか!めっちゃ綺麗に直ったし!
※一休さんは「うひょ〜」とはいいません。
茹でるだけや、強く引っ張るだけでも、多少は直りますが、茹でてから強く引っ張ると、フックの向きまでちゃんと綺麗になります♪
これもしかして。。。
アシストフックを作った時に、うまく「向きがキマらないヤツ」も直せるのでは!?
茹でます!茹でます!
多少、段差ができちゃってる場合は、このように「長穴」と「大きい穴」に掛けることで、両方同時に引っ張れます。
そしてまたイメージ↑
うひょひょ〜〜
直っちゃいました♪
これはいいですね♪茹でるついでに熱収縮チューブを一緒に収縮させちゃうってのもアリかも。
ところで「うひょ〜」って最初に誰が言ったんだろ。。これも、なにかの古いアニメか漫画なんでしょうね。。
使った後に、フックがサビていたり、針先が丸くなっていたら、新しく作ったほうがいいですが、アシストラインぐらいのヨレでしたら、直して使うのもいいかもしれません。
現場で茹でるのは大変ですが、締込みツールで強く引っ張るだけでも、多少は復活しますので、現場で捻れた場合は引っ張って直して使い、家では茹でて引っ張って綺麗に直すのがいいかもしれません。
ステキ針のHV芯入の黒いアシストライン、フロントフックのトラブル回避に特におすすめですので、こちらも是非お試しください♪
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