おはようございます、しょうへいです。
先日、会長から「PEラインを鍋で煮てみて〜」とLINEが来ました。
なんでも、PEラインは熱に弱いと聞くけど、夏に暑くなった車内にPEラインを巻いたリールを放置しておいても劣化しないのか!?
という質問?リクエスト?があったそうです。
確かに、真夏の車内はスゴい温度になると聞いたことがあります。
早速、PEラインを煮て強度を測ってみました(笑)
ところで真夏の車内ってどの位の温度なのか?
ネットでいろいろ調べてみた所、真夏の車内の温度は車の色にもよりますが、50度を超え、黒い車のダッシュボードだと最高温度で79度にもなるそうです。
ダッシュボードにリールを置き去りにする人はなかなか少ないと思いますが、釣具店で購入したPEラインを置いておくことはあるかもしれませんね。
PEラインを鍋で煮てみた!
真夏の車内の最高温度は79度ということで、熱に弱いといわれているPEなので、車内に放置しておくのは確かに不安ですね。
また、私はアシストフックを作るときにセキ糸にPEラインを使っています。
熱収縮チューブで仕上げるときに、まとめて熱湯をかけて収縮させています。
今まであまり気にしたことはなかったのですが、劣化していたのか調べてはいませんでした。
というわけで!
PEラインを鍋に入れて加熱してみました。
私の家はIHなので、燃えることはないということで直接鍋に放り込んでいます。
保温機能があるので、80度、90度、100度(沸騰)と、少しづつ試してみます。
一応水温計でも温度を確かめながら測定します。
いずれも3分ほど煮てみました。
PEラインをグツグツと熱湯で煮たのは初めてです(笑)
表面のコーティング剤のせいなのか、なぜか泡立ちます。
煮たPEはドラグチェッカーに挟んで切れるまで引っ張ってみます。
ちなみにですが、劣化の無いPEの場合11kgの測定値がでました。
また切れるときは締め込み棒と接している部分から切れます。
真ん中から突然ブツンと切れることはほぼありません。
鍋で煮たPEラインの耐力は!?
それぞれ3本づつ引っ張って切ってみて平均値を出しました。
回数 | 切れた負荷(Kg) | 結束強度 |
80℃ | 11 | 100% |
90℃ | 11 | 100% |
100℃ | 11 | 100% |
100度程度までの熱であれば劣化はしていませんでした。
熱に弱いと言っても、そこまで弱いものでは無いようです。
PEラインの耐熱温度を調べてみた
100度以上の温度は実験が難しいので、いろいろ調べてみたところ、PEラインの原材料であるポリエチレンには2種類あるそうです。
低密度のほうの融点は95度からだそうですが、高密度のポリエチレンは120度までの耐熱性があるそうです。
サンラインのホームページ上に解説があり、耐熱温度145℃、融点160℃となっています。
サンライン PEラインの取り扱い
http://www.sunline.co.jp/catalog/mark/pe/pe.html
ただ、熱湯でぐつぐつ煮たほうは表面のコーティング剤がすこし落ちているようです。
皆様はPEラインを鍋で煮ることはないと思いますが・・・・・・。
夏の車内でもおそらく問題なさそうですし、セキ糸をPEラインで巻いた時に、熱収縮チューブを熱湯で縮めても大丈夫そうですね♪
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丸岡しょうへい
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