おはようございます、しょうへいです。
近年大人気の「イカメタルゲーム」、私の地元でもシーズン突入しました!
私は市販の仕掛けを使うことが9割ですが、たまにいろいろ実験してみたくなったときは自作します。
自作の仕掛けを使っていたところ、どうやって作るのかという質問を船の上で頂きました。
私流ではあるのですが、現在一番使いやすい!!と思っている仕掛けの作り方を紹介したいと思います。
また、回転ビーズというものを使って作るのですが、気になる回転ビーズの強度も測ってみました!
イカメタル仕掛けの作り方!!
段階を追ってご説明したいと思います。
私がいろいろ作って一番よかったと思う仕掛けの作り方がこちらです。
エダスの接続には回転ビーズを使い、スナップ類はシンプルなもの。
全体的にショート仕掛けで、シンプルにして、なるべく軽量化したものを作っています。
ラインは専用のエステルのものを使ってもいいですし、通常のフロロカーボンハリスを使っても良いと思います。
エステル系のもののほうがハリがあって伸縮性が少ないのがメリットです。
フロロカーボンは結束がしやすく、比較的強度的にも安定していて使いやすく安いのがメリットです。
私はだいたいフロロカーボンの3号を使って仕掛けを作っていますが、こちらはお好みでOKだと思います。
メインを4号にしてエダスを3号にするなどの工夫も良いかと思います。
必要な道具は、ハサミだけあれば良いでしょう。
まずは①の道糸からの接続に使うスイベルです。
私はイカメタルのときはスイベルにPEを直結せずに、必ず半ヒロほどのリーダーを組んでからスイベルに接続しています。そのほうが合わせ切れしませんし、ラインにゴミがひっかかったときに不意に切れたりすることが少ないからです。
スイベルはお好みのもので構わないと思いますが、フッ素加工で回転の良いDAIWAのDスイベルを使っています。
なるべく小さいもので良いかと思います。とは言え小さすぎると結ぶのが大変なので、Dスイベルなら#6前後を使っています。
まずはこちらにラインを結びます、結び方は正直抜けなければなんでもいいと思いますが、
私は深海結びで組んでいます。
結束が早く、強度が十分で、端糸が少ないからです。これだけで①はOKです。
深海結びはこちら→一瞬で結べて超簡単♪「深海結び」の結び方と強度テスト
あとは必要な長さにプラスして、少しだけ長めにラインをとって切っておきます。
仕掛けを好みの全長にできるというのも自作のメリットです。私は短い竿を使っているので極端なショート仕掛けなどを作っています。
次に②の回転ビーズを通します。
エダスの作り方はいろいろあるかと思います、直接エダスを結ぶこともできますし、親子サルカンなどの金属パーツを使うこともできます。
回転ビーズを使っているのは、軽量であることと、上のサルカンから下のスナップまで1本のラインで作られているので感度が良いこと、そして回転するのでトラブルが少ないことが挙げられます。
純粋に強度だけでいえば親子サルカンを使った方が強いのですが、イカメタルでイカに仕掛けを破壊されたことは今までありません。
回転ビーズの欠点は通すのが難しいのですが、DAIWAのDビーズマーキングや、MORIGENのみえみえ君などの糸道に色がついているものが通しやすいです。
どちらもラインの太さに合わせたものを用意します。
ビーズを通したら上下を八の字結びで留めます。これでビーズが上下に動かなくなります。
きっちり詰めて結べばエダスが上下に動くことはなくなります、逆に隙間を作るとそれだけエダスが上下に誘導仕掛けになります。このあたりを工夫してみるのがおもしろいと思います。
③の鉛スッテを接続するスナップを結びます。
スナップはどの大きさのもの、種類、などいろいろ工夫してみてください。
私はなるべく小さなインターロックスナップを使っています。軽量だからです。
イカを回収するときにかなり回転することが多いので、ここにスイベル付きのものを選ぶのか、軽量化重視で単純なスナップを選ぶのかが戦略です♪
こちらも結束は深海結び等でOKです。慣れている結び方で良いかと思われます。
私は軽量さと頑丈さ(鉛スッテが暴れて外れないように)インターロックスナップを単体で使っています。
最後に④のエダスを接続します。
エダス用のスナップは鉛スッテ用と同じでもいいのですが、私はクイックスナップと呼ばれているスナップを使っています。
なるべく軽量であるほうが良いように思うことと、クイックスナップにしているのはもう1つ理由があります。
エダスに接続するものがエギなら、アイがついているので良いのですが、スッテだと先端が棒状のプラスチックで穴があいているという形状があります。
これにインターロックスナップだと入れるのにちょっと苦労しますが、クイックスナップはワイヤーだけで出来ているので、ちょっと無理をすれば広がってくれて入ります。
という理由でエダスと鉛スッテのほうで接続用の金具を変えています。
こちらも深海結びで結んでいますが、慣れていて自信のある結び方で良いと思います。
エダスのスナップが準備できたら、エダスをビーズに通します。
この作業が一番の鬼門です、穴が見えにくいので(笑)。
通したら好みの長さで結びこぶを作ればいいのですが、少し長めに作っています。
少し長めに作っておけば、現場で短くすることは簡単だからです。その日の活性で長さを調節します。
エダスを固定するための結びは8の字結びでチチワを作ります。
こうすると結びこぶが大きくできますのですっぽ抜けの心配が減ります。添え糸を入れた時と同じ効果です。
これで完成です。エダスが1本のイカメタル仕掛けの完成です。
あとは仕掛け巻等に巻いて完成です。
仕掛け巻はお好みのもので良いかと思います。円形のスプールのほうが巻き癖がないのですが、収納に便利なのでこちらの板巻きのものを使っています。
こちらは好みと収納スペースと相談で良いかと思われます。
私はどっちが上下で、どっちが先かを番号を振って管理しています。
見ればわかるっちゃわかるのですが、トラブルの少ないようにしています。
以上でイカメタル仕掛けの完成です。
市販のものにはない組み合わせやパーツで自分の考えを実際にやってみるというのも、釣りの楽しみですね♪
回転ビーズやスナップはこちらから購入できます。
おまけ:回転ビーズの強度について
回転ビーズの強度って気になりませんか?
今までイカにこの部分を破壊されたことはありませんが、せっかくなのでエダスを引っ張って何kgまで耐えるのか確認してみました。
ドラグチェッカーに挟んで壊れるまで引っ張ってみたところ、4kg前後ほどの強度がありました。
フロロカーボン3号のエダスですが、フロロカーボン3号の標準は5.4kgです。
74%の強度があります、これは結んでいた深海結びの強度と同じですし、イカメタルの竿は柔らかいですし、3kgを超えるイカはなかなか居ないので、イカを抜き上げでも大丈夫な強度は十分ありそうです。
回転ビーズを使ったイカメタル仕掛け、ぜひ作ってみてください♪
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丸岡しょうへい
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