おはようございます。会長です。
ヒラマサやキハダ、クロマグロなどのキャスティングゲームで、昨年ぐらいから話題だった「スクラム16」を使ったスペーサーシステムもう試されましたか?
この「スクラム16スペーサーシステム」を組むと、キャスティング時に発生する「エアノット」や「ガイド絡み」などのトラブルが激減し、飛距離も向上します。
PE本線へのダメージや毛羽立ちを防げる為、「プロテクトリーダー」とも呼ばれています。
メリットだらけで、一度組んで使ってみると、やめられないほど恩恵があるのですが、初めてやってみると結構難しい。。。
いろいろなやり方が紹介されていますが、いざやってみると難しいし時間がかかるし面倒なので、妥協してやめてしまいたくなります。
そこで!いろいろなやり方を試してみて、誰でも超簡単に素早く「スクラムスペーサーシステム」を組める専用ワイヤーを作ってみました。
スクラム16スペーサーシステム「専用ワイヤー」とは?
こちらが、そのスクラム16スペーサーシステムを簡単に素早く組む為に、形状記憶ワイヤーで作った専用ワイヤーです。
スクラムスペーサーシステムは、ホームセンターなどで販売されている「ステンレスワイヤー」でも組むことが出来ます。
スペーサーシステムを組むには、スクラム16という中空の細いPEラインの中にワイヤーを通すという作業があるのですが、ステンレス製のワイヤーだと癖がついている為、いちいち真っ直ぐにしないといけませんし「ふにゃふにゃ&凸凹」していますので、
めちゃくちゃ作業がし辛いんです。
服を縫う為の「縫い針」を使う方法も試してみたのですが、針なので先が尖っている為、スクラムの中に通している最中にスクラムに刺さって外側に貫通しやすく、イライラして私は妥協してしまいました。。。
そこで、癖の出来ない形状記憶ワイヤーを折り曲げて、専門工場で先を丸く特殊加工してもらいました。
最初は写真右のように、形状記憶ワイヤーを自分で折り曲げてやってみたのですが、加工する場合と違って膨らんでしまいます。
また、加工ではなく折り曲げていますので
折り曲げたところから金属疲労を起こしやすく、ポキっ!と折れてしまうことがあります。
この特殊加工してもらった形状記憶ワイヤーは金属疲労を起こしにくく、先が丸くハリがあるので
真っ直ぐに素早く簡単にスクラムの中にワイヤーを通せるようになりました。
ステンレスワイヤーや縫い針よりも圧倒的に簡単に素早く作業ができるようになりましたので、不器用な私でもスクラムスペーサーシステムを組めるようになりました。
専用ワイヤーはルアーバンクでも販売開始しましたので、一度やってみて妥協された方や、素早くシステムを組みたい方はぜひ一度お試しください♪
市場に品薄の「スクラム16」と「専用ワイヤー」のセットもございます♪
専用ワイヤーを使った「スクラム16スペーサーシステム」の組み方
ここからは、専用ワイヤーを使った「スクラムスペーサーシステム」の組み方をご紹介します。
※専用ワイヤーの販売ページにも組み方は紹介されています。
まず、ガリス「スクラム16」を60cm前後でカットします。私は70cmでカットしています。
※10cm程はハーフヒッチ用になりますので60cmぐらいのシステムになります。
※長さは好みです。40cm〜60cmのシステムを組まれる方が多いようです。
スクラムの号数は、使うPEラインの号数と同等のものを使うのが基本です。PE6号タックルには6号、8号タックルには8号。
※後で好みが出ると思いますが、まずは同等サイズからお試しください。
まず、第1段階の目的は、スクラム16の中にこのように両端を少し残してワイヤーを通します。
手順は
まず、スクラム16の先端にワイヤーを押し当ててごちょごちょすると
スクラムの中にワイヤーが入っていきます。
形状記憶ワイヤーですのでまっすぐに押すことが出来ます。ワイヤーをギュッと押すと、スクラムが筒状に開きながら、ワイヤーが中に入っていきます。※4cmほどで一回止めます。
4cmほど入ったら、スクラム16を縮めるとこのように太くなりますので、太くします。※こうすると後で楽です。
膨らんだまま、一旦ワイヤーを引き抜きます。
先程、4cm差し込んだ1cmほど手前の外側から、ワイヤーを差し込みます。
膨らんでいるので、外側から差し込みやすいです。
1cm手前から差し込むことで差し込んでからワイヤーを通しやすくなります。
あとは、ワイヤーをしごきながらどんどんワイヤーを差し込んでいきます。
専用ワイヤーはハリがあり癖がありませんので、こんな感じでワイヤーを押して素早く差し込むことが出来ます。
ワイヤーをある程度通しましたら、スクラムの端糸を7,8cm残して途中からワイヤーを抜きます。
これで、ワイヤーを通す作業は完成、前準備の終了です。とても簡単です♪
この状態を予め作っておいて、チャック袋などに入れておくのもおすすめです♪
FGノットなどラインシステムを組む際にスクラムをPEラインに被せる
ここからが、スクラムシステムを組む作業になります。完成形は写真の通り、FGノットなどラインシステムの下(PE本線)に50cm前後スクラムを被せて固定します。
まずシステムを組みたいリールからPEラインを1mほど引き出します。
用意してあった、スクラムのワイヤーの先端にPEラインの端糸を引っ掛けます。
※専用ワイヤーはUの字加工になっていますので、太いPEラインも引っ掛けやすいです。写真は8号
ワイヤーをスクラムから引き抜くようにすると、PEライン本線がスクラムの中に入っていきます。
こんな感じで、しごきながらPEラインをスクラムの中に通します。
ワイヤーを最後まで引き抜くと、引っ掛けたPEライン本線をスクラムの中に完全に通すことが出来ます。
このように、PE本線にスクラムが被さった状態になります。
PEラインの端糸にショックリーダーをFGノットなどで結んでください。
※PE本線へのハーフヒッチはまだしないでください。
スクラムを引っ張って、FGノットなどの結びコブの部分までスクラムを移動します。
リールからラインをピーンと張って、スクラムの上からPEラインの端糸でハーフヒッチをしてスクラムを固定します。
3回ほどハーフヒッチをすると、スクラムが結びで固定されます。
余っていたスクラムの端糸を折返し、重ねて一緒にハーフヒッチをしていきます。
折り返すことで徐々に太さが変わるのとスクラムが抜けにくくなります。
ハーフヒッチは3回から5回で大丈夫ですが、長さはお好みで。最後は2回通してエンドノットで固定します。
エンドノットで固定したら、PEラインの端糸をカットします。
これでFGノットにスクラムを固定できました。
次にスクラムの反対側を固定します。足の指などにラインを巻きつけたり、リーダーのボビンを足で押さえて、ラインをピンと張ります。
7,8cm残してあったスクラムの端糸で、PE本線にハーフヒッチをします。
ハーフヒッチ1回1回の締め込みは、スクラムを手前に引くのがおすすめです。
4,5回航後に編み込み、最後は2回通してエンドノットで固定します。
端糸をカットして、スクラムスペーサーシステムの完成です。※端糸が長くてもキャスティングに影響はありません。
以上でスクラム16スペーサーシステムの完成です。
ラインが摩耗しやすいPE本線に50cmほどスクラムが上から被りますので、摩耗や毛羽立ちを防いでくれます。
また、PEラインの重みや太さが徐々に変わっていくため、エアノットができにくく、キャスティング時にガーン!ガイドに絡むガイド絡みなどトラブルが激減、抜けがよく飛距離も向上します♪
専用ワイヤーとスクラムのセットもご用意しましたので、ぜひ一度挑戦してみてください♪
説明だけ見ると分かりにくいですが、手元にスクラムとワイヤーがあると写真をみながら簡単に出来ますよ♪
ちなみに、スクラム16は昨年からスペーサーシステムによる需要の急増で、ほぼ市場に在庫がありません。
5号,6号,8号が特に。当店は昨年から温存してありましたので少し在庫がありますが、他ではほぼ手に入らないと思います。
ケプラーノットが代用品におすすめ
スペーサーシステムとワイヤーのご紹介に時間がかかったのは、ケプラーノットが代用品にならないか、ずっとキャストして試していました。
こちらも中空のラインですので、同じようにスペーサーシステムが組めます。キャスティングも繰り返していますが、全く問題なく使えています。スクラム16が手に入りにくい今、代用にケプラーノットもぜひ一度お試しください♪
PEラインより、耐摩耗性が強いので、ヒラマサキャスティングなどでは、根ズレ防止効果が期待できるかもしれません♪
ケプラーノットもこちらから購入可能です♪
ジギング魂 公式ストア(最近発売の商品)
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