フロロカーボンのショックリーダー、熱でどのくらい強度劣化する?鍋で煮てみた!

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おはようございます、しょうへいです。

昨日、会長がヨレヨレになってしまったフロロ入りのアシストライン(アシストフック)についたクセを、熱湯で茹でて直すという方法を試していました。

ついに発見!ヨレヨレになった「フロロ芯内蔵アシストフック」の「クセ」を綺麗に直す方法!

過去にPEラインは鍋で煮てみて、強度劣化しないのは分かってはいるのですが、フロロカーボンラインはどうでしょうか?

茹でても強度劣化していないのでしょうか?

夏場に激熱になる車の中(社内)においたままのタックルや、ショックリーダーも熱くなることも考えられます。

早速実験してみました!

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フロロカーボンのショックリーダーを鍋で煮るw

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フロロカーボン8号と4号で試してみたいと思います。

PEラインは耐熱温度145℃、融点160℃となっていますが、フロロカーボンは融点は134–169 ℃とされています。

煮ても溶けてデロデロになってしまうということはないとは思いますが、気になるのは強度が劣化していたりするのか!?という点です。

わざわざ鍋でリーダーを煮る機会はないかもしれませんが、折れ曲がってクセのついたフロロラインも煮れば、クセは元通りになるようです。

また、夏の車内は高温になる(黒いダッシュボードの車だと79℃)と聞きますし、ライン同士のズレやガイドとの摩擦で熱が発生するとも言われています。

ということで、煮てみたいと思います♪

画像のようにライン単体で切ってみたところ、フロロカーボン4号は(16lb)は7.5㎏、フロロカーボン8号(30lb)は13.5㎏とドラグチェッカーの針が示しました。

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ちなみにですが、ライン単体を締め込み具等に巻き付けて切った場合、切れるのは締め込み具との接点になります。

ラインの真ん中でパツンと切れてしまうことは、これまでいろいろ切るテストをしてきましたが経験がありません。

また、今回使うフロロカーボンは汎用の船ハリスで、特殊なコーティングなどはされていないものです。

同じメーカーの同じ銘柄のものを使用しています。

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折れクセがついたり絡んだりしないように、くるくるとまとめて……。

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鍋で煮ます(笑)

鍋で釣り糸を煮込んだのは人生で2回目です。

これでラインに100度という高温のストレスを与えることになります。

何分くらいしようかな?と悩みましたが、とりあえず3分ほどぐつぐつと煮てみました。

煮た後は水で冷やして取り出します、見た目に変化はありませんでした。白く濁ったり、変色したり、縮れたりしていません。

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どちらも同じようにライン単体で引っ張って切ってみたところ、

  • フロロカーボン8号13.5㎏(煮る前)→13.5㎏(煮た後)
  • フロロカーボン4号7.5㎏(煮る前)→7.25㎏(煮た後)

という力で切れました。

あれ!?4号だけちょっとだけ劣化しています。率にして5%前後ですが……!?

長めにラインを取って煮たので何度かテストいています。

8号のほうは劣化がありませんでしたが、4号はやはり5%ほど切れやすくなっています。

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切ってみた感触はどちらも少し伸びやすくなったような気がします。

汎用の船ハリスなのでどちらかと言えば硬いラインなので、煮る前の状態でラインが切れるときはパチンといった感じで切れていました。

煮た後は少しぐにょーっと伸びてからパチンと切れます。特に4号のほうが伸びを感じます。

ラインの太さが違うので耐久度に差がでたのかもしれません。

アシストフックのアシストラインに入っているフロロカーボンはハリを持たせるのが役目であって、強度は周りのPEラインが担保しているので煮ても問題ないとは思います。

しかし、一度熱に当たったリーダーはそれだけ劣化しているのかもしれません。

ノットを結ぶときに、よく濡らして熱が出ないようにしなければ弱くなるという話の証拠になるのかもしれませんね♪

 

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