おはようございます。会長です。

日曜日に、中深海の釣りに行くことになりましたので、久しぶりにアシストフックを作っています。

スローピッチ用(スロージギング用)のアシストフックは、4,5年ほど前に佐藤統洋さんの講習会で教わったのですが、ハマって大量に作ってしまったので、作るのはかなり久しぶりです。

穴明フックという穴の空いたフックを使って作るアシストフックなのですが、結構作るのが簡単で慣れると1セット4,5分で作れるようになります。

作り方を知っている方も多いと思われますが、一つ持っていると便利な道具もありますので、作り方と合わせてご紹介したいと思います。

5分で簡単に作れる!?穴明フックを使ったスローピッチ(スロージギング用)アシストフックの作り方

まず、アシストラインを20cmぐらいでカットします。

オススメは14cm〜22cmまでの2cm刻みで、14cmだとかなり短めのアシストフックになります。※22cmは長めで12cmは恐らく結ぶのが困難です。

初めての方は長いほうが作るのが簡単ですので、20cmでカットしてみてください。

アシストラインはフロロ芯入りのものと、入っていないものがありますが、初めての方はフロロ芯が入っていないほうが柔らかくて結ぶのが簡単ですので、まずはフロロ芯無しがおすすめです。

 

穴明フックは名前の通り、フックのチモトに穴が空いています。管付きにするとフックが重くなってしまうので、このように穴を開けることで「軽い穴空きのフック」を実現したそうです。

穴が開いていると結びやすく、セキ糸などで根巻きしなくても抜けないので結構簡単に作れて便利です。

まずは上の写真のようにフックの前からアシストラインを通します。

通したアシストラインの端をひとつ結び(丸結び)します。

こんな感じです。穴から抜けなくなります。細いアシストラインだと抜けてしまいますので、先に結び目の余った端糸をライターで焼いてしまうと抜けなくなるのでオススメです。

内掛け結び？で結んでいきます。このように持って端糸を穴に3回通します。

4回のほうが強いとは思いますが、3回で抜けたことはありませんので3回で十分だと思われます。4回結ぶ場合は出来上がりが短くなりますので、アシストラインを1,2cm多めにカットしておくのがオススメです。

 

端糸を引っ張って結んでいくのですが、このようにチモトの下ではなく

チモトの上にラインが来るように結んでください。

反対側にもう一本、同じようにフックを結びます。

反対側は、端糸にフックが付いてしまっているので、このようにフック自体を3回通して結びます。

輪っかを大きくしてやるとフックが通しやすくて簡単です。

両方結ぶとこの状態になります。

アシストラインを二つ折りにして、ソリットリング(溶接リング)を通します。

イモムシノットのように、先端を折り返してチチワ結びの状態にします。

折り返した部分を半回転ねじります。

ねじった輪っかをもう一度、ソリットリング(溶接リング)に通します。

フックを引っ張っていくと結ばっていきます。

片方ずつ、両方の長さが同じようになるように引っ張ると綺麗に締まります。

結び目のラインが交わらないように注意して引っ張ります。

 

最後にライターで焼くのですが、ここで便利アイテムの登場です。

 

抵抗を少なくする為に出来るだけ焼きコブをギリギリまで作りたいのですが、ライターを使うと本線を焼いてしまう恐れがあるので、バークレイの「ラインカッター」を使うのがオススメです。

電池式で先端のワイヤーが発熱して焼くことができます。これなら安全にギリギリまで焼きコブが作れますよ。

FGノットの焼きコブを作るのにも、船上で風があっても作れるので一つ持ってるとかなり便利です。

これで完成です。慣れると5分。ラインを切る作業、フックを結ぶ作業、ソリットリングに結ぶ作業などを分割してまとめてやると、平均4分ぐらいで作れますので、1時間で15セットも作れちゃいますよ♪

ちなみに使う道具が少ないので、現地(船上)でも作れちゃいます。

根掛かりしてジグにあった長さが不足した場合は現地で作ってしまっています。

穴明フックを使ったアシストフックの完成版も販売されていますが、昔計算した所、確か、自作すると約半額ぐらいで作れるはずです♪

簡単ですので、まだ作ったことのない方は一度お試しください♪

既に作られている方は、バークレイのラインカッターお試しください。結構便利ですよ♪

スローピッチ用のアシストラインは、リーダーに結ぶことは少ないと思われますので、プレスリングの100個セットを使うのもお安く作れてオススメですよ♪