おはようございます、しょうへいです。

去年から少しずつ、ラインの強度テストの細糸版をテストしています。

今日はジャンスィックSPの細糸版をテストいたします。

以前の実験では、素早く結べるのに安定して98%の強度が出るノットでしたが、細いライトラインでも同じような強度は出るのでしょうか!?

ノット自体が簡単な結びですので、ラインが細いと滑ってしまう気がしたので、試してみました。

ジャンスィックSPノットは簡単で強いノット!?

サルカンやスナップ、ルアー直結などへのラインの結び方の一種で、漁師がよく使う結び方であり、比較的手軽に作ることができる上に、強力な結びとして知られるので、覚えておくと楽です。

引用元：ＧｙｏＮｅｔ（ぎょねっと）ウィキ
 http://www.gyonet.jp/wiki/index.php/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB

ジャンスィックSPノットは、金属にラインを2回かけたら、2重になっている輪にラインを2回通して締めるだけ、という簡単ノットです。

単純ですが、フロロカーボン8号でのテストでは98%の強度が出たノットです。

今回は半分の太さのフロロカーボン4号でテストをしてみます。

タイラバやSLJでよく使うのがフロロの4号だからです。あまり編みこみをたくさんしたくないので、簡単なノットで強度が出たら嬉しいなと思います。

ちなみにこのノット、100lbを超えるような太糸でも安定して結べるノットです。※写真は150lb

150lbにもなるとスリーブ止めも検討するくらいの太さですが、このくらいの太さでも結べるのが良いところです。

太いラインですと切れる心配がないのでガッチリ締めこめますし、ライン強度とドラグの差も大きいのであまり気にならないのですが、タイラバやスーパーライトジギングで使う、細いラインでもこういった単純なノットは強度が出るのでしょうか!?

滑ってしまったり、摩擦力が足りない気がして正直不安です。

ノットのテストの前にフロロカーボン4号単体でチェックしてみたところ、7kgの強度がありました。

ちなみにですが、切れたのは両端につけた締め込み具と接している部分です。

本来であれば7.5kg以上の強度があると思われますが、ドラグチェッカーの15kgモデルを使うので、このくらいの細さのラインだと多少誤差がでてしまいます。

かといって5kgモデルのドラグチェッカーでは振り切れてしまうので、今回はこの7kgを100%の強度として相対評価をします。

また、SLJを意識して溶接リングもそれなりの小さく細い線のものを使っています。リングの線が細いとノットも弱くなってしまうのではと言われていますが、実際のところはどうでしょうか!?

実戦で使う組み合わせそのままでテストしてみたいと思います。

細糸(4号)で結んだ「ジャンスィックSP」の強度は!?

5回テストをしました。

回数	切れた負荷（Kg）	結束強度
1	6	86%
2	6	86%
3	6.5	93%
4	5.5	79%
5	6	86%
平均	6	86%

平均で86%という結果になりました。

フロロ8号のときの強度からは若干落ちますが、このくらいの細さのラインを使うときのドラグの範囲を考えても十分すぎるほどの強度です。

なぜか1回づつ強い回と弱い回が出ましたが、ほぼほぼ安定しています。

溶接リングの細さもあるかもしれません。

切れたところの写真もとってみました。細くてよくわかりませんが、ノットがリング上に残っていました。

すっぽ抜けではなく、結んでラインが重なっている部分が切れるようです。

ちなみにですが、このあとハーフヒッチを4回（上2回、下2回）入れてみたところ、6.5kgと90%近い強度に近づきました。

タイラバやスーパーライトジギングで使うリールはドラグMAX5kgぐらいのものが多いですので、指ドラグなどしない限りは4号でもココで切れることは無さそうです。

一番多用しているノットですので安心して今後も使えそうです♪