おはようございます、しょうへいです。
前回に引き続き、質問で頂きました「焼きコブを作らなくても」ノットを完成させる方法の実験第2回です。
質問を頂いた方より、リーダーの端に傷をつけてストッパーにする方法を試していると情報をいただいています。
今回はそれがどこまで可能なのか、強度も含めて実験してみました。
リーダーにわざと傷!?ストッパーにできるのか!?
新FGノット2020もリレックスノットも、最初の編み込み後に締め込みをしないノットです。
ノット完成後に締め込んでもいいですが、締め込まない場合は、ノットそのものは負荷をかけて締め込まれるまでは動く状態です。
通常では焼きコブを作って。それ以上抜けてしまわないようにストッパーを作ることで強度を確保しますが、PE本線ににダメージを与えるリスクがある焼きコブなので、これを作らずにノットが完成できないか!?という実験です。
今回情報をいただいたのはリーダーの終端にわざと傷を作り、そのひっかかりでストッパーを作るという方法です。
実はこの方法は前にもウワサで聞いたことがあります。
プライヤーやペンチのギザギザ部分で傷をつける、もしくは細目の紙やすりで傷を作ってひかかりを作るという方法です。
また、コーティングにより滑りやすくなっているリーダーの表面を削り、抜けにくくしているという方もいらっしゃるようです。
今回はリーダーをプライヤーで噛んで傷を作ってやってみました。
写真にあまり映らないのですが、リーダーに傷をつけてザラザラにしています。
FGノット・レリックスノットの編み込み部分までは通常通り行います。
そのあと、リーダーにわざと傷をつけて、その上に「交互ぐるぐる巻き」を行います。
交互ぐるぐる巻きについてはこちら→新FGノット2020の結び方
私も実際にやったことがない方法なので、どのくらい傷をつけていいのか、どの位置に傷をつけていいのかは未知の世界です。
ちなみに、フロロカーボンリーダーで試していますが、フロロカーボンリーダーに傷がついているともちろん強度は低下します。
傷がついたラインの強度はどのくらい弱っているのか?追加実験してみた!
なのであくまでも最後の部分にストッパーになる程度に傷をつけるのがコツだと思われます。
この状態で締め込むことで、確かに傷がついている部分に引っかかりますので、その部分でノットが止まる感覚はします。
ちなみにですが、傷が無くても締め込んでいけばいつかはノットは止まって動かなくなります。
どこでノットが締まって動かなくなるのかを自分で制御する、いざというときのために引っかかりを作っておく、という2点が目的になると思います。
ギリギリで切り詰めました。
焼きコブがなくても完成しています。
質問を頂いた方は、キャストするときに焼きコブが引っかかるのが嫌なのでこの方法をしているそうです。
ノット | 切れた負荷(Kg) | 結束強度 |
レリックスノット | 11 | 95~100% |
新FGノット2020 | 11 | 95~100% |
PE2号+リーダー8号で何kgまで耐えるのかを試してみました。
すでにノットが締まっているので、十分な強度を得ることができるようです。
傷の具合によって強度は左右されます。
傷のつき具合によっては、最後の留めにしているハーフヒッチがリーダーの端を飛び越えてしまうことがあるようです。
どういうわけか、ノットがリーダーの端を超えるときはリーダー側が切れます。強く締まってしまうのでしょうか?
リーダーの終端に傷をつけてストッパーにする方法は、傷の位置や強さなどなかなか熟練が必要な方法のようです。
私がやってみた感覚ですと、編み込みまではきれいなリーダーで行い、その後の交互ぐるぐる巻きの終わり1/3程度が傷に掛かる程度で良さそうです。
また、ノットが完成したあともPE本線にハーフヒッチをしておくほうが良さそうです。
新FGノット2020もレリックスノットも締め込み不要ではありますが、やはり私もいきなり魚がかかって締め込まれるのは不安なので、あらかじめ締め込みはしています。
もうノットが動かないというくらいまでは、締め込むことは大事かもしれません。
他にも焼きコブ無しにする為に、こんな方法があるよ!とご存じの方がいらっしゃいましたら教えていただけたら幸いです♪
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丸岡しょうへい
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