おはようございます、しょうへいです。
私の地元の福井県では、SLJでシーバスやアマダイを狙うシーズンになってきました。
さすが冬の日本海、荒波の日が多く出船できるチャンスこそ少ないのですが、せっせとアシストフックを作っています。
SLJのフックを作るときは「枕付き外掛け結び」をするのですが、そういえば「内掛け結び」にあまりスポットライトを当てたことがありません。
ちょっと気になったことがありましたので実験してみました。
「内掛け結び」に枕は付けれるのか!?
こちらが「内掛け結び」の結び方です。
これまでもジギング魂では針結びについてもいろいろ実験をしてきました。
「外掛け結び」と「内掛け結び」そのものには、それほど強度は差はなかったのですが、「外掛け結び」に「枕」をつけると強度がめちゃくちゃアップすることが判明しています。
アシストフックの結びの裏技!?「枕付きにすると強くなる」は本当だった!
また、SLJ用のフックなど硬めのアシストフック用ラインを使うときは2回くらいの少ない回数のほうが締め込みやすいということも過去に実験してます。
SLJ用フックの自作におすすめ!一番コンパクトで強度のある結び方は外掛け2回+◯だ!
「枕」が付けられる「外掛け結び」があるのならとこれまで「内掛け結び」を鑑みることはありませんでしたが、「内掛け結び」にも「枕」を付けることができれば実は強くなったりして…?
「枕付き内掛け結び」はあまり知名度がありません、私もあまり聞いたことがありません、しかし作ってみることはできます。
大きなフックと太い紐でご紹介します。
まずはループをフックに添えて、巻き付けるところまでは同じです。
このまま締め込めば普通の「内掛け結び」です。
フックを持つ手を入れ替えます。
ループの一番チモト側を、フックの軸に1回巻き付けます。
本線にはくぐらせないようにします。
そのまま締め込めば「枕付き内掛け結び」になります。
締め込みもしやすくガッチリ留まるという印象はありますが、はたして強度はどうでしょう。
1本のPE系ラインの両端に「枕付き内掛け結び」と「内掛け結び」を結びます。
赤いチューブが針先に付いているほうが「枕付き内掛け結び」です。
巻き付け回数はどちらも4回としてやってみました。(枕付きは4回+枕1回分になります)
着れるまで引っ張ってみました。
5回ほどやってみましたが毎回「枕付き内掛け結び」が勝ちます。
枕の分だけ巻き付ける回数が多くなりますので
4回巻の「内掛け結び」と、3回+枕1回の「枕付き内掛け結び」を比べても「枕付き」が勝ちます。
おそるべし枕の効果。1手間でかなり強くなるようです。
では「枕付き内掛け結び」と「枕付き外掛け結び」ではどうでしょうか!?
巻き付け回数は同じです。こちらも赤いチューブが付いているほうが「枕付き内掛け結び」です。
「枕付き外掛け結び」には勝てませんでした(苦笑い)。
う~ん、残念です。
残念ではありますが強度がアップしたことは間違いありません。
内掛け結びは外掛け結びよりも長さが決めやすいなど、結びやすさや状況によってどの結び方を選ぶかはそれぞれあると思います。もし「内掛け結び」をするときは「枕」を付けてみるということで良いかと思います。
ランキング的には
- ↑強い
- 「枕付き外掛け結び」
- 「枕付き内掛け結び」
- 「外掛け結び」
- 「内掛け結び」
- ↓弱い
といった感じになりました。
勝てなかったとはいえ、PE4号クラスのラインと小さな伊勢アマ鈎で5kgの鉄の塊をぶらさげ、さらにフッキングを入れても問題ありませんでした。かなり余裕です。
SLJを想定していますが、設定するドラグの力をはるかに超えた強度があります。
以上、「内掛け結びの枕付き」の実験でした♪
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丸岡しょうへい
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