手順が簡単で強度が強い!?話題の摩擦系ノット「PBノット」の結び方と強度テスト

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おはようございます、しょうへいです。

ノットテストのリクエストを頂きました!!

「PBノット」と呼ばれる、PEとリーダーを結束する結び方です。

摩擦系ながらコンパクトで手順が非常に単純で簡単なのが特徴だそうです。

どんなノットなのか結び方をおさらいしつつ強度も調べてみました。

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手順は超単純で簡単!「PBノット」

こちらが「PBノット」を説明してくれている動画です。

見てみるとPRノットを道具なしで結んでいるような感じですね。

PRノットといえば100%の強度が出るノットですが、ボビンなどの道具が必要になります。

道具無しで簡単に結べて強度が出るなら非常に使えそうなノットですので、手順を確認しながら結んでみました。

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まずはリーダーとPEラインをこのように揃えます。

動画では細いPEラインを使っていましたが、ジギングで使うことを想定して結ぶのでPE2号を使ってみました。

けっこう長めに引き出しておいた方がよさそうです。

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2本そろえたPEとリーダーをつまんだまま、本線を重なっているラインに巻き付けていきます。

動画の通り30回ほど巻き付けます。

あとで締め込むのでそれほど密に巻き付けなくても良いそうですが、あまり荒く結ぶと後で大変なのでそこそこ密にまいておくほうが良さそうです。

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巻き付けが終わったらハーフヒッチで仮止めをします。

このあとPEの端糸側を口にくわえ、左手にリーダー、右手にPEを持って軽く締め込みます。

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こんな感じです。端糸を巻きつけるのではなく、PEラインとリーダーの端糸に本線を30回巻きつけて、ハーフヒッチはPEラインの端糸で仮止めしているだけです。

1:48から見ると、すぐに結び方が始まりますので、簡単なのがわかると思います。

PEとリーダーを重ねた端糸に本線をぐるぐる巻きつけてハーフヒッチで仮止め、軽く締め込むとラインが詰まってノットがコンパクトになります。

仮締めなのでノットがコンパクトに縮まればOKです。

ここまでやったら端糸を口から離して、リーダーと本線を持って本締めをします。

ここでもあまり強く引っ張りすぎると切れてしまうので、ノットが動かなくなるくらいまで締め込みます。

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最後にノットをロックします。

方法はエンディングノットと同じです。

文字では説明しにくいので、こちらの動画を見ていただくとわかりやすいかと思います。

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最後に余ったラインをカットして完成です。

PE2号とフロロカーボン8号の組み合わせで1.5㎝弱くらいのノットですので、かなりコンパクトになります。

また、ノットそのものはリーダー1本とPE2本分の太さになりますので、とてもスリムです。

この組み合わせで強度を調べてみました。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 9.5 86%
2 9 82%
3 9 82%
4 9.25 84%
5 9.5 86%
平均 9.25 84%

11kg程度で切れるラインですので、約84%と、なかなかの強度がありました。

普通の釣りで使っていて問題が起きることはないと思われます。

巻きつける回数を増やせば強度は増えそうですが、正直なことを言えば、安定して結べるようになるまでかなり練習をしました。

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まず、巻き付け回数ですが30回でよさそうです。それ以上多くすると仮締めのときに崩れてしまうことがありました。

崩れずに巻き付け回数を増やせる方は、増やしたほうが強度は上がると思われます。

また、仮締めをしてノットを小さくする箇所ですが、よくノットを濡らしてから、ゆっくり締め込んでください。

これだけの距離がある巻き付けを1.5㎝ほどまで縮めます。ということはかなりの距離PEラインが動きます。

ここでギュッといきなり力をいれてしまうとかなりの熱が発生してしまいます。

よく濡らしてゆっくりと結んだほうが良いようです。

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本線を回して巻き付けていくので、PEの端糸がブラブラして少し邪魔だと感じました。

リーダーとPEをそろえたときに片結びで留めておいても良いかもしれません。

ハーフヒッチをするときになって切ってしまえばOKです。

また、2本そろえてから結び始めましたが、どちらかといえばPEのほうが長いほうがあとあとの処理が楽に感じました。

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切れるときはハーフヒッチの部分から切れるように思われました。

締め込むときにこの部分でノットがロックされますので、ここで負荷がかかるようです。

元の動画ではハーフヒッチの仮止めのあとはエンディングノットをしていましたが、ジギングなど、ある程度ノットが長くなっても良いノットであれば、焼きコブやハーフヒッチなどの補強を加えても良いかもしれません。

改良すれば、強度の出そうなノットでもあります。何より手順は簡単ですので、FGノットやPRノットが苦手〜と言う方にはいいかもしれません。

普段PRノットをされている方がボビンを忘れたときや急いでいるときなどに使うのに覚えておくのもいいかもしれません。

一度結んでみて、フィーリングが合えば身につけておくと便利そうなノットです。

リクエストありがとうございました!

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