リールのラインが目減りした時、1回転当たり何センチになっているか簡単に分かる方法

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おはようございます。会長です。

私の前回の記事

電動リールより実は速い!?手巻きリールで出せる最高時速を計算してみたら意外な結果に!

の中で、「リールの1回転あたりの最大糸巻き量は、ラインが満タンになっている状態」という話が出てきました。

例えば、新しく発売されたオシアジガー2000XGは、1回転あたり最大132cmというエキストラなハイギアのリールですが、ジギングなどで水深100mや150m分ラインが放出され、ラインが目減りした状態ではそんなに速い巻きスピードではありません。

リールからラインが半分ぐらい放出された状態だと、132cmが→110cmや、ラインが太けければ1回転98cmなど、1回転当たりの糸巻き量はXGとはいえ、100cmを全然切ってしまいます。

このように、ラインの太さによってリールのラインが目減りする量が違いますので、100mラインが出たら、糸巻き量がどのくらいなるかというような計算は難しいのですが。。

簡単に、大体の巻き上げ長を計算する方法がありますので、今日はその方法をご紹介したいと思います。

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リールの「最大巻き上げ長」と「スプール径」だけ覚えておこう!

こちら、オシアジガー2000XGのスペック表です。

リールのスペック表にはいろいろ情報が記載されていますが、大体「最大巻き上げ長」は皆さん覚えていらっしゃると思いますが、一緒に覚えておくと便利なのが「スプール径」です。

「ギア比」じゃないの?

と思った方は鋭い!

ギア比によって1回転につきスプールが回転する回数が変わりますので、通常はギア比がわからないと計算できないのですが、必要ありません。

大事なのは「スプール径」を覚えておくこと。

順を追って説明します。

「スプール径」とは、ラインがMAXまで巻けるスプールの外径

「スプール径」とは、スプールの外径のことで、ラインが巻いてない状態ではなく、ラインがMAXまで巻いてある場合の外の外径になります。

手元に、ステラSWの14000XGがありますので、ノギスで外径を測ってみると68.6mm。

ステラSWの14000XGのスペック表を見てみると、68.6mmと記載されています。

この、スプール径いっぱいにラインが巻いた状態が、最大巻き上げ長なんです。

試しに計算してみると、

68.6mm(スプール径)×3.14(円周率)×6.2(ギア比)=1335mm(四捨五入で134cm)

ですので、スペック表の最大巻き上げ長と同じ数字になります。

スプール径一杯の状態が最大巻き上げ長さなのは分かりましたが、計算に「ギア比」使っています。

でも、覚えてなくても大丈夫。。

ラインが目減りした時に、1回転あたりの巻き上げ長が何センチになっているか簡単に計算する方法

では、本題に入ります。

覚えておくのは、「最大巻き上げ長」と「スプール径」だけです。

オシアジガーXGの場合、最大巻き上げ長は「132cm」、スプール径は「60mm」です。

これを割ります132÷60は=「2.2」です。暗算でもできそうです。

リールからラインが目減りした量を目測します。

この状態、だとスプールエッジからどうでしょう?3mm〜4mmほど目減りしています。今回は分かりやすいように5mmとしておきます。

5mm目減りしていると、外径では10mm減っていますので、ラインの外径は50mmということが分かります。

このように、「スプール径」を覚えておくと、現在のラインが巻いてある直径を測らなくても、外径が目測できるようになります。

ラインの外径がわかればこっちのもの!

先程の計算結果「2.2」に掛けます。

2.2×50=110

現在の糸巻きスピードは、一回転あたり110cmです。

もし、ラインがもっと減って、スプールエッジから10mm(1cm)目減りしていたら、ラインの外径は40mmになりますので、

2.2×40=88

XGとはいえ、88cmしかありません。

ギア比なしで計算できましたが、これが本当に正しいか、試しにギア比を使って計算してみると

40mm(ラインの外径)×3.14(円周率)×7.0(オシアジガーXGのギア比)=88cm

ちゃんと合っています。

このように、ギア比を使っても計算は出来ますが、計算が円周率やらギア比やら面倒なのと、どっちにしても「スプール径」は覚えておかないと、現在の外径の目測が困難です。

最大巻き上げ長「132cm」と、スプール径「60mm」だけ覚えておくだけで計算できますので、ぜひ試してみてください♪

最後におさらいとして、多分一番持ってる人が多いであろうオシアジガーの2000HGで試しに計算してみてください。

Screenshot 2022-02-11 08.23.00

最大巻き上げ長は117cmスプール径は60mmです。

こんな場合、暗算は難しいので、切り上げて120cmで一旦計算して120÷60=2

1cmラインが目減りしていたら、ライン外径は40mmですので。。。

2×40=80cm。

117cm→120cmで計算しましたので、実際は80cm少し切るぐらいかな〜って簡単に計算するのがおすすめです。

どちらにしても、ライン目減り量自体が目測なので、計算も大体でいいと思います。

巻いてあるPEラインの太さによって、ライン放出時に目減りする量が違いますが、この方法だとラインが100mや150mなど出た時点で、目測で大体の巻き上げ長さを計算できます。

計算が苦手な方は、糸巻き時などに予め計算しておいて、把握しておくかメモしておくとイメージしやすいのでおすすめです♪

是非一度、ご自分の使うリールを計算してみてください♪

ラインが出た時、想像以上に巻けてないことが分かると思いますよ。

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伝説会長

ジギング歴22年。マイボートを所有し、週末はオフショアに。福井県在住でメインフィールドは福井県三国沖。対馬・輪島・石垣島・遠州灘・相模湾・海外などに遠征も。伝説会長は20年前のYahooブログのニックネーム

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