おはようございます、しょうへいです。

前回、「PE同士の結束」や「簡単結束リーダー」などに覚えておくと便利なダブルライン「ビミニツイスト」のねじる回数を検証しました。

結び方や前回の検証結果はこちら

これが最小構成の最強ダブルラインだ！ビミニツイストのねじる最小回数の調査と結び方

捻る回数は25回以上でほぼ100%という結果がでましたが、最後にハーフヒッチの編み込みで補強を4回しました。

この最後のハーフヒッチの編み込み補強って本当に必要なのでしょうか？

基本的な結び方では、4~5回ほどハーフヒッチ補強を入れることになっていますが、実際はどうでしょうか!?

必要がなければ、更に早く結ぶことが可能になります。

ちょっと、いろいろ検証してみましたら、面白いことが分かりました♪

まずは「ハーフヒッチ補強なしのビミニツイスト」の強度を測ってみる

まずは、ハーフヒッチでの補強が無いビミニツイストを作ってみます。

ビミニツイストをおさらいすると、最初にこのようにPEラインを25回捻って

端糸を口に加え

ループを押し広げて、くちに加えた端糸を緩めると、ラインが捻ったラインに重なって、ループ側に移動

ループの片側のラインに仮止め

最後にループを2本まとめて、ハーフヒッチ補強していきますが、

 

前回の捻る回数の検証の時は、ハーフヒッチ補強を4セット(上4回・下4回)＋エンドノットをしていました。

この最後の補強をやめて

ループの片側に仮止めした状態でやめて強度を測ってみます。

PEラインは前回同様、2号で8本撚りの新品を使いました。

前回、25回のねじり回数で100%の強度がでていましたので、まずは25回でやってみました。

ハーフヒッチいらない説はあってる？

補強なしのビミニツイストの強度を測ってみると、前回100%だった「ねじり25回」でもループが縮まっていき100%の強度がでません。

ビミニツイストは、うまく結べていないと、作ったループがどんどん縮まって摩擦で切れます。

ネジリを30回にしてみて、補強なしではどうなのか？試してみたところ、なんと！ハーフヒッチ補強なしでも100%になりました♪

ねじる回数	ハーフヒッチ補強あり	ハーフヒッチ補強なし
25回	100%	ループが縮んでしまう
30回	100%	100%

という結果になりました。

実験その2 100%がでないネジリ回数のビミニツイストをハーフヒッチ補強を増やすとどうなるのか？

では逆に、前回すべってループが縮まってしまう「ねじり20回」のビミニツイストに、ハーフヒッチを沢山したら100%になるのか?

という実験をしてみました。

前回の実験では、ねじり20回の場合はループが縮んでしまい強度がでていません。

20回のネジリ＋8セット（上8回・下8回）のハーフヒッチ補強で強度がどうなるのか実験してみました。

ねじる回数	ハーフヒッチ補強4セット	ハーフヒッチ8セット
20回	ループが縮んでしまう	100%

という結果になりました。

ハーフヒッチを8セット行った場合では、最初20回しか捻っていませんが、ループが縮まらずに、ノットの根元で切れています。（確認のために指でいじったのでフィラメントが出ていますが）

 

検証3 ハーフヒッチの回数はどのくらいがいい?

では、ハーフヒッチの有無によって滑ったり滑らなかったりする25回転のビミニツイストでやってみます。

ハーフヒッチなしのものを作り、すこし引っ張ってみて滑るような1セットづつハーフヒッチを重ねてどこで滑らないかを調べてみました。

結果は、やはりハーフヒッチ4セット(上4回・下4回)でループが縮まらなくなりました。

つまりビミニツイストの5回転＝ハーフヒッチ4セットと同じだけ滑らなくする効果があるということになります。

いままでやってきた実験1と実験2の内容ともマッチしています。

ほつれ止めにもなりますし、強度を増すことができますので、4セットくらいはハーフヒッチをしておくとよさそうということがわかりました。

簡単接続リーダーなどに使うときなど急いでいる時は、30回以上捻って、ハーフヒッチ補強なしにすると素早く結べるかもしれません。

逆に、リールの下糸のPEラインと結束する場合は、ハーフヒッチをしっかり入れておくのがいいかもしれませんね♪

リクエストありがとうございました！いろいろやってみるものですね！