ジギングロッドに使うガイドの種類で何が変わる!? ガイドについてあらためて調べてみた!

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おはようございます。会長です。

皆さんは、釣り竿(ロッド)のガイドについて、気にしていますか?

実は、私はそれほど気にしていませんでした。今回は、ガイドのことをあらためて調べてみましたしたので、ちょっとご紹介したいと思います。

国内で販売されているロッドのガイドはほとんどFuji(富士工業)の製品

皆さん御存知の通り、国内のジギングロッドのガイドはほとんどFuii(富士工業)の製品のようです。

Fuji(富士工業)ホームページ
https://www.fujitackle.com/

実際のシェア率は分かりませんが「釣り竿 ガイド メーカー」と検索しても、他のメーカーが一切出てこないところを見ると、シェアはほぼ100%に近いのかもしれません。

Fuji(富士工業株式会社)では、ガイドの他にも、リールシート(パイプシート)やロッドカバーなど、ロッドを形成する部品(パーツ)を製造しています。

ガイドに求められる性能は「軽さ」「滑りの良さ」「強度」「耐錆」「絡まない形状」

ガイドに求められる性能を考えてみると、「軽さ」「滑りの良さ」「強度」「耐錆」「絡まない形状」だと思われます。

素材の違いによる、一つ一つのガイドの重量差はそれほどありませんが、ガイドをすべて合わせると、大きい差になります。1世代前のガイドではほとんど差は感じないかもしれませんが、2世代違うとかなり違いを感じることでしょう。

また「滑りの良さ」は、重要です。

ジギングでは、ガイドにラインが何度も何度も擦れます。滑りが良ければ、ラインへのダメージが少なくなります。ジギングでは関係ないかもしれませんが、キャスティング時は、ラインの抜けが良くなり、飛距離にも影響があります。ガイドの形状も関係してくると思いますが、エアノットなどのトラブル軽減につながります。

海で使うので「耐錆性能」はもちろんですが、強度も重要です。ジギング時に船べりに当たったり、巻きすぎてトップガイドにジグが当たってしまうことがありますが、強度がなければ破損してしまいます。

ガイドは「ガイドフレーム」と「リング」で形成されている

ガイドといっても「ガイドフレーム」と「リング」に部位?が別れます。

ガイドフレームとは、ガイドを形成する骨組みの部分で、素材はサビに強いステンレスとチタンが主流です。

ステンレスはサビに強いイメージがありますが、錆びないわけではありません、チタンは腐食に更に強く、比重が軽量の為、上位のロッドにはチタンガイドが採用されているものが多いようです。

リングはガイドフレームで包まれた、黒い輪っかのことですが、主流はSiCリングです。私の持っているロッドを見てみたら、90%以上のロッドがSiCリングのロッドでした。

3,4年前にトルザイトリングという新しいリングが出てきました。まだ、普及はしていないみたいですが、自分が買った最新の2本のジギングロッドはトルザイトリングのガイドが使われていました。

「SiCリング」と「トルザイトリング」はどこが違う

SiCリングとトルザイトリングは一体、なにが違うのでしょうか?

まずは、強度が強いそうです。SiCリングに比べて、トルザイトリングは強度が高く、瞬間的な衝撃などに強くなっています。また、同じトルザイトリングでも新型のF型はフランジ型の形状によって、耐衝撃強度が50%も向上しているようです。

 

次に、断面積をみると、SiCリングよりもトルザイトリングの方が圧倒的に少なくなっていますので、重量が軽くなっています。

新型のトルザイトリングのF型は、形状がデッパッている分、R型よりは重いようですが、SiCリングよりは軽いのがわかります。

1g以下の世界なので、使っていても、ほぼ違いが分かりにくいかもしれませんが、すごい進化ですね。

そして、一番の違いは、大きなラウンド形状による、ライン接触圧の低下と、滑らかな表面による摩擦抵抗の低さです。

ラインへの負荷は、SiCとトルザイトリングでは、かなり大きな差になっています。

新型のF型のトップガイドには更に「ビックR効果」と呼ばれる効果があり

 

ラインが、極端な角度になった時に、ラインが緩やかな曲がりになるため、ガイドフレームに接触しないようになっているようです。

ラインを直角に曲げた往復摺動テストでは、16LBのフロロのラインが切れるまでに1200回の差があるようです。

 

他にもガイドには、形状や角度、大きさなどによる違いは多くあると思いますが、今回は材質による違いで終えたいと思います。

ロッドを購入する時に、チタンなのかステンレスなのか?SiCなのかトルザイトリングのRなのかFなのか?一度気にしてみると、変わった見方が出来るかもしれませんね♪

 

 

 

 

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伝説会長

ジギング歴22年。マイボートを所有し、週末はオフショアに。福井県在住でメインフィールドは福井県三国沖。対馬・輪島・石垣島・遠州灘・相模湾・海外などに遠征も。伝説会長は20年前のYahooブログのニックネーム

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  1. 最近スピニングロッドのバットガイドの逆付けが気になります。それしかなかったころは何とも思わなかったけど、Kガイドのロッドもでてきて見た目はKガイドの方が好きなのでどれ程の差が?

  2. 20年ぐらい昔にはSiCにもフランジ型トップガイドがあったのですが、トルザイトと同じフランジ形状(同じR)で摩擦耐久性を比較して欲しいですよね。私はSiC派なので…。

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