FGノットの「本線へのハーフヒッチ」は必要なのか!? 検証してみた!

Pocket
LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

おはようございます。会長です。

先日から、宮古島に遠征に来ていたのですが、泊まったゲストハウスにたまたま「ジギング魂」の読者の方が泊まられていました。

どうも私達がお世話になったMorizo船長のところに前日に乗船されていたとのことで、乗船時に船長と、FGノットの本線へのハーフヒッチ談義になったそうです。

なんでも、FGノットの編み込みが終わった後の本線へのハーフヒッチが必要ない、または少ない回数で強度が変わらなければ、ノット部をかなり小さくすることが出来るのではないかということです。

ジギングの場合は、小さくする必要性は少ないですが、キャスティングの場合は出来るだけ小さい方が、ガイド当たりなどキャスティングに与える影響を少なく出来ます。

遠征の最終日の釣行が、大雨と強風の為、中止になってしまいましたので、民宿のロビーで早速検証してみました。

ジギング魂×ルアーバンク公式ストア 新商品情報

超大型ドカットステッカー発売!
ドカットを手軽に大型装飾してみませんか?

価格と50種類以上のデザインを確認する

FGノットの本線へのハーフヒッチについて

 

私は、FGノットを使い始めてかれこれ20年近く経つのですが、編み込み10回→本線へのハーフヒッチ10回→PEラインへハーフヒッチ10回と2o年前にみたGTフィッシングのビデオでやっていたそのままを続けていました。

以前、最初の編み込み回数は実験しましたが、本線へのハーフヒッチの回数はまだ実験していません。

噂の検証① FGノットは編みこみ回数を増やしても「強度が変わらない」を検証してみた

実際、最初の編み込みは8回から10回で十分な強度が出ましたので、今回は編み込み後の「本線へのハーフヒッチ」が必要なのか実験したいと思います。

まずは、いつものFGノットの強度を測ってみます。編み込みは8回→ハーフヒッチ1回で仮止め→締め込み→本線へ7回ハーフヒッチ→焼きコブ→焼きコブとハーフヒッチの間を詰める為に本線に3回ハーフヒッチしました。つまり本線へのハーフヒッチは合計10回になります。※今回はPEラインへのハーフヒッチは検証に必要ない為しませんでした。

PEラインは2.5号。ショックリーダーはPEラインよりも強い80lbのものを使用し、スイベルにサルカン結びをました。

これなら、ノット部が切れるはずです。

サルカン結び部分をデジタルスケールに引っ掛けて、値を読んでもらいながら引っ張り合いしました。

切れた強度は11.0kg、切れたのはノットの最終部です。※以前の実験でノットの最終部で切れるとFGノットの本来の力が出ているような感じです。

次は、編み込み8回、焼きコブ、ハーフヒッチなしでやってみました。

以前、焼きコブの重要性の実験をしてみましたが、その時はわざとすっぽ抜けやすいように編み込み回数を5回にして、焼きコブのありなしで強度を測ってみました。

焼きコブの実験はこちら→FGノットの「焼きコブ」は、どの位重要なのか!? 焼きコブありなしの強度実験をしてみました

結果的に焼きコブありが当然強度が上がって、編み込み5回でも89%強度が出たのですが、今回は8回編み込んで焼きコブなしでやってみます。

同じように引っ張り合いしてみたところ、9.2kgで切れてしまいました。

流石に、編み込みだけでは強度は出なさそうです。

そこで!

編み込み→締め込みが終わった後に、焼きコブを作って、間に2回だけハーフヒッチで詰めてみました。

最小限のサイズのFGノットが出来上がります。

結果は10.4kgで切れました。

1.2kg近く強度が上がりましたので、焼きコブとハーフヒッチは必要そうです。ただ10回ハーフヒッチをした11kgには劣ります。

次は編み込み後に7回ハーフヒッチ(5回→焼きコブ→2回間詰め)をやってみました。

合計5回でやってみたかったのですが、ノット中に喋りかけるので勢い余って、最初に5回結んでしまいました(笑)

結果は11.1kgと10回ハーフヒッチした場合を超えました。

試しにもう一度、10回ハーフヒッチを実験したところ10.9kgと同じような強度になりましたので、10回結ぶ必要はないようです。

 

  切れた強度
ハーフヒッチなし+焼きコブなし 9.2kg
ハーフヒッチ2回+焼きコブあり 10.4kg
ハーフヒッチ7回+焼きコブあり  11.1kg
ハーフヒッチ10回+焼きコブあり 10.9kg&11.0kg

結果をまとめると以上のようになります。

改めてまとめてみると、ハーフヒッチ5回がどうなるのか気になりますね〜(笑)

次回は、3回、4回、5回、6回、7回と実験してみて、一番小さな最小限のハーフヒッチ回数のFGノットを求めて、検証したいと思います。

しょうへいちゃんにバトンタッチ!

FGノットの「本線へのハーフヒッチ」は最低何回巻けばいいのか検証してみた!

PS:宮古島のMorizo船長もマニアックな検証が大好きなようで、いろいろ教えて頂いたり、貰ったり、リクエストいただいたりしましたので、今後も面白い実験が出来そうですよ♪

Pocket
LINEで送る
このエントリーをはてなブックマークに追加

The following two tabs change content below.

伝説会長

ジギング歴22年。マイボートを所有し、週末はオフショアに。福井県在住でメインフィールドは福井県三国沖。対馬・輪島・石垣島・遠州灘・相模湾・海外などに遠征も。伝説会長は20年前のYahooブログのニックネーム

オリジナルグッズはこちら

  1. 私はFGノットでリール巻き取り時にガイドに結束部分が引っ掛かるのを防ぐ為に本線にハーフハッチを数回します。

  2. SFノットのユニノット部分で、PEへの巻き付け回数で強度が変わるかどうか検討していただけますか?
    リーダーが太いと巻き付けるのが(と言うか、締め込むのが)回数が多いほど大変なので。。。

コメントは閉じられました

ジギング関連グッズや
オリジナルグッズが沢山!
ストアに移動
記事検索