FGノットの「本線へのハーフヒッチ」は最低何回巻けばいいのか検証してみた!

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おはようございます、しょうへいです。

昨日の会長の記事、FGノットの「本線へのハーフヒッチ」は必要なのか!?で、やはりFGノットは本線へハーフヒッチした方が強度が出ることが分かりました。2回巻いた場合では強度がそれほど出ず、7回巻いた場合は10回巻いた場合と強度は同じでした。

今日は同じ手順で実験を行い、実験を行なっていない3回〜6回の強度を調べて、FGノットは本線のハーフヒッチを最低何回くらい巻けば強い強度がでるのかを調べてみました。

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まずは実験方法のおさらい! 

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まずはFGノットを結ぶまでの手順を同じにします。

編み込みは8回→ハーフヒッチ1回で仮止め→締め込み→本線へX回ハーフヒッチ→焼きコブ→焼きコブとハーフヒッチの間を詰める為に本線に2回ハーフヒッチ

という手順で実験を行います。

DSCF1560[1]

焼きコブも同じように、ライターで炙って作ります。

「本線へのX回のハーフヒッチ+焼きコブとハーフヒッチの間を埋めるための2回」を本線へのハーフヒッチ回数として数えます。

昨日の会長の実験ではPE2.5号を使っていましたが、手元になかったのでPE2号、フロロカーボン8号(30lb)で行います。

ここで注意点なのですが、私が今回から使うPEラインは、新品の8本撚りPEラインです。

これまでの実験ではPE2号で9kgの強度のものを使ってきましたが、数々の実験で使い切ってしまったので新しいラインを買いました。

ラインだけで引っ張って切ってみたところ、12kgほどで切れるようなので、今回使うPEラインは、2号(12kg)というラインです。

FGノットの本線へのハーフヒッチは何回から強度がでるのか?

ハーフヒッチ無しから、ハーフヒッチを3回(本線へ1回+焼きコブの間に2回詰め)から、1つづつ本線へのハーフヒッチを増やして、7回まで実験してみました。

それぞれ3回ほどやって、平均の数値を入れています。

ハーフヒッチ回数 切れた負荷(Kg)
なし 8
3 9
4 10
5 10
6 10
7 10

どうやら本線に4回(ハーフヒッチ2回+コブとの間に2回)程度から強度が出てくるようですね。

それ以上は増やしていってもあまり強度があがったりはしませんでした。

ただ、4回のときは少し結果にブレがありましたので、安全を見るのであれば5回からがよさそうです。

意外と少ない回数で強度が出ますね♪

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さてさて、ここからは個人的な考察なので、間違っているかもしれないですが、と前置きしたうえで、どうしてこうなるのか考えてみました。

DSCF1565[1]

FGノットはもう何回も実験で切断してますが、ブレイクは多くは編みこみの最終部で発生しました。

これはFGノットがPEラインの上にPEラインを乗せるという編み構造になっているからではないでしょうか。

sf

ラインに負荷がかかったとき、最後の編みこみで下になっているPEライン(Aの部分)に垂直方向ではない負荷がかかります。

そこが弱点になり、切断に至るというような気がします(違ってたらごめんなさい)。

ハーフヒッチをリーダー本線を巻き込みつつしていくことで、編みこみから先のPEラインが比較的まっすぐに揃います。リーダーに沿う形になるからですね。

ということは負荷がかかったときに、PEにかかるストレスの方向が比較的まっすぐに揃うということにならないかなと考えます。

そういえば、SFノットはFGノットと同じような編みこみをしますが、100%近い強度の出るノットです。

FGノットの編みこみ末端から先の処理をどすうるのかで、少しずつ強度に差がでるのではないかな?と思います。

今回の実験で、FGノットの本線へのハーフヒッチは4,5回すれば強度は同じだということが分かりました。

以前の実験と組み合わせると、編み込み5回、本線へのハーフヒッチ5回(焼きコブ付き)で、十分強度が出ることになります。多く巻いても問題はありませんが、キャスティングなどで出来るだけ結合部を小さくしたい場合は有効かもしれませんね♪

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  1. いつも見させてもらっています。

    この記事での質問ではないのですが、よろしくお願いします。

    沖縄在住でスローピッチをメインにしています。

    アシストフックについてですが、ツインフックでスイベル部分を根巻きで作成しています。フックが2つともかかれば問題ないのですが、1本だけかかった場合どうしてもずれてしまいます。大型がかかった場合が心配です。
    みなさんはそういったことないですか??

    よろしくお願いします。

  2. ヒラマサキャスティングゲームなど、太めの糸を使ってキャストする釣りだとハーフヒッチの数が少ないと解けるのが早いなどの
    とか弊害があるか実験してみて欲しいです。

  3. リーダー同士の接続ですとクアドラプルサージェンスノットが一番強いようですが、PEラインとリーダーの接続では強度どうなりますでしょうか。PE側エンドをハーフヒッチで補強したら簡単かつかなり強そうですが。

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