おはようございます、しょうへいです。

先日、ダブルクリンチノットには2通りのやり方があり、どちらが強いのか検証してみました。

→シンプルで簡単な方が強い!? ダブルクリンチノット【Bタイプ】って何？

シンプルなほうが強いようですが、ダブルクリンチノットといえばもう1種類あるよということを教えてもらいました。

なんでも全ての部分が二重になるやりかただそうです。

全てが二重になると聞くと、すごく強そうな気がしますが、実際どうなのでしょうか!?

早速強度実験してみました。

ダブルクリンチノットのタイプC!?「二重クリンチノット」って何!?

クリンチノットとは

糸をルアーやスイベル等に結ぶときに使われる最もオーソッドックスな結びです。簡単で手早くできます。あらゆる釣りで活用できる結びですが、太い軸の物に結ぶときは滑り易く強度が出にくいノットです。

（引用元：YGKよつあみ http://yoz-ami.jp/line_knot/1297)

こちらがクリンチノットです、アイに通すラインを2回にして二重にすればダブルクリンチノットになります。

ダブルクリンチノットは最終系をはしょった、村田基さん方式(Bタイプ)がシンプルで強い!ということがわかっています。

→シンプルで簡単な方が強い!? ダブルクリンチノット【Bタイプ】って何？

さて、教えていただいたもう一つのダブルクリンチノット「二重クリンチノット」ですが、ラインを2つ折りに束ねて普通にクリンチノットをします。

 

こんな感じですね。

ラインを折り返して二重にしたら、アイや金属パーツに通してそのままクリンチノットです。

リングに掛かる部分も二重、ノットの中身も二重、すべてが二重です。

ただ、オフショアジギングでよく使うフロロ8号を使って結んでみましたが、締めこむときはかなり濡らしてあげないと締め込みにくいです。

二重にしたラインを1つのラインとして扱うのがコツのようですが、通常のクリンチノットのやりかたですとかなり締め込みが難しいので、村田さん方式のBタイプを採用しています。

端糸は全てカットしますが、二重になっているので合計3つできます。

リングに近い端糸は処理しにくので少し出ているのが気になりますが、下向きになっているので気にしなくてもよさそうです。

ガッチリ入れば結び目はもう動きません。ラインの上で滑るのも難しいくらいです。

このままドラグチェッカーと締め込み具を使って何kgで切れるのか試してみます。

ラインは30lb(13.6kg)のもの、フロロカーボンの8号を用います。

ライン単体で切ると13.5kgと計測されますので、これを100%として数値を出していきます。

ダブルクリンチノットタイプC「二重クリンチノット」の実力は!?

5回試してみました。

回数	切れた負荷（Kg）	結束強度
1	8	59%
2	8	59%
3	8.25	61%
4	8	59%
5	8.25	61%
平均	8.1	60%

あれ？思ったよりも結構弱いです。

どうしても8kgちょいを超えれません。

すっぽ抜けはせず、ノット部分がそのまま残り、捻った部分の上で切れます。

ネジレの負荷のほうが強いのでしょうか!?

ただ、何回やってもすっぽぬけはしません。

強度が出ないわけは、締め込みの難しさが原因にありそうです。フロロ8号では太いのかもしれません。

というわけで、フロロカーボン4号を使ってみます。

単体で切ってみて7kgで切れるラインです。

回数	切れた負荷（Kg）	結束強度
1	4.75	68%
2	5	71%
3	4.75	68%
4	4.75	68%
5	4.75	68%
平均	4.8	69%

8号に比べて9%高い、69%という数値がでました。

8号より、結んでいてかなり結び易く感じました。

しかし、村田基さん推奨のダブルクリンチノットBタイプは90%前後の強度が出ていて、かなり使えるノットです。

結びやすさ、強度を考えてもBタイプで結ぶのが良さそうですね♪

→シンプルで簡単な方が強い!? ダブルクリンチノット【Bタイプ】って何？