「FGノットの編み込み」+「レリックスノットの補強」で新100%達成ノットが完成!?

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おはようございます、しょうへいです。

先日、ご紹介したインドネシアで開発された摩擦系ノット「レリックスノット」。

FGノットの全てを改造したような新摩擦系ノット「Relixknot・レリックスノット」の結び方

強度を測ってみたところ、77%程度と、そこそこ強度があったノットでしたが、残念ながらFGノットの強度には及びませんでした。

ただ、このノットを結んでいて一つ気になることがありました。

会長も切った時に同じことが気になったそうで。。。

 

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レリックスノットの補強が強そう!

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気になったのはレリックスノットの途中の工程の補強部分です。

レリックスノットは、FGノットのように3部構成のノットで、図のように

Aの部分、Bの部分、Cの部分に別れ、それぞれがFGノットをちょっと改良したようなものでした。

気になったのは図の「Bの部分」です。

結び方はこちらを参照してください。→FGノットの全てを改造したような新摩擦系ノット「Relixknot・レリックスノット」の結び方

Bの部分は、PEの端糸をリーダーだけ→本線も一緒に→リーダーだけ→本線も一緒に→リーダーだけ→本線も一緒に→と繰り返してぐるぐるに補強する部分でなのですが、

このBの部分が結構強そうなんです。会長も切った時に、全然動かずにしっかりしてると言っていました。

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そこで、FGノットの最初の編み込みに、レリックスノットのBの部分の補強をしたら強度どの位になるのかな?という話になり、早速試してみることにしました。

まずはFGノットの編み込みをします。写真撮影が楽なのでノットアシスト2.0を使っています。

上・下の編み込みを1セットとして10セット編み込みをしたあと、ハーフヒッチで仮止めして、締込みスティック等で締め込みます。

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そのあと、リレックスノットのBの部分で補強をします。

PEの端糸をリーダーだけ→本線も一緒に→…とぐるぐると巻き付けていきます。

端糸をリーダーだけ→本線も一緒に、を1セットとして8セット巻き付けてみました。

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あとは焼きコブを作り、焼きコブのギリギリまで補強を繰り返します。

焼きコブまで近くなるとリレックスノット方式の補強はしにくくなるので、限界まできたら焼きコブまではハーフヒッチで詰めていきます。

焼きコブまで巻き付けが終わった後は、PE本線へハーフヒッチを6回ほどしたあとに、エンディングノットで止めます。

これで完成です。

FGノット編み込み10セット→リレックスノット補強8セット→焼きコブ→焼きコブまでハーフヒッチ→本線ハーフヒッチ→エンディングノット。

という組み合わせです。

PEラインは2号、リーダーは8号(30lb)です。ドラグチェッカーで何㎏で切れるのか調べます。

PE単体を、ドラグチェッカー15㎏モデルに挟んみ、引っ張って切ってみたところ11㎏で切れました。

PE2号のパッケージの表示は13㎏になっていますが、ラインが細すぎる為、どうしても機械の仕組み上の誤差が出ます。

ということで、実測強度である「11㎏」を仮の100%として計算して強度を出します。

FGノット+レリックスノットの強度は!?

5回計測をいたしました。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 11 100%
2 11 100%
3 10.75 98%
4 11 100%
5 11 100%
平均 10.95 ほぼ100%

おおっ!?

補強を変えただけですが、ほぼ100%強度を発揮できました。

ちなみに、このラインの組み合わせで従来のFGノット(ハーフヒッチ補強+焼きコブ)で結んでみると、9.5kg(89%)ぐらいで切れます。

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今回の組み合わせノットは、PEライン側ではなく、リーダー側が切れることが何度かありました。

パッケージの表示の上では、PE2号が35lbで、リーダーが32lbです。リーダーのほうがやや弱いことになるのでリーダーが耐えきれずに切れるということになります。

エンディングノットのすぐ上でPEが切れることもあります。

計測をしたのは5回ですが、練習で10回ほど結んで切って合計15回ほど切りましたが、いずれもノット内部で切れることはありませんでした。

以前、補強をただのぐるぐる巻に変えたFGノットも、従来のハーフヒッチ補強に比べて強度が増しました。

とにかく従来のFGノットは、途中のハーフヒッチ補強に問題があるのかもしれません。

レリックスノットの強度は95%、とても強いノットだった

ひとつお詫びしないといけないことがあるのですが、先日測った、レリックスノットですが、77%ご紹介しましたが、エクセルに記載して計算する際にパッケージの表示強度の方から割り算してしまっていました。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 10.5 95%
2 10.25 93%
3 10.5 95%
4 10.75 98%
5 10.25 93%
平均 10.45 95%

数式を直してみると、従来のFGノットより強いです。。

本当に申し訳ありません。

※先日の記事の表も修正しました。

今回、同じラインでもう2度ほど測ってみましたが10.5kg(95%)程度で、やはり従来のFGノットの9.5kg(89%)よりも、強度が出ます。

ただ、「FGノットの編み込み」+「レリックスノットの補強」のほうは、10.95kg(ほぼ100%)と強い強度が出ますので、強度を求めたい方はこちらがおすすめです。

レリックスノットの最初の編み込みは、道具無しで簡単に結べますので、95%あればレリックスノットでも十分に強く便利なノットだと思います。

ぜひ一度、試しに結んでみてください♪

結び方はこちら↓

FGノットの全てを改造したような新摩擦系ノット「Relixknot・レリックスノット」の結び方

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