リーダーが螺旋状に!?「ニューSFノット」は大変だけどかなり強い!結び方は?

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おはようございます、しょうへいです。

あけましておめでとうございます。

今年もいろいろ気になったことの実験やレビューなど、がんばってお届けしていきたいと思います。

さて、まだ試していなかったノットが発掘されました。

「ニューSFノット」というSFノットを新しくしたようなノットなのですが、ニューじゃないSFノットと、どう違うのか?

組み込むコツ、そして強度テストした結果をご紹介したいと思います。

ニューSFノットのキモは、膝!?

無題[1]

発掘のきっかけになったのは、サンラインが「ノットライブラリー」という動画集を公開しているよ、と教えてもらったことです。

サンライン – ノットライブラリー

ベーシックで実践的なノットを動画で確認することができます。

そのノットライブラリーに並んでいるノットを見ていたら、最後のほうに「ニューSFノット」の動画がありました。

そういえば「ニュー」がついたSFノットはまだ試したことがありません。

ニューではない「SFノット」の実験はこちら→すっぽ抜けなくて強いとウワサの「SFノット」の結び方と強度実験

仲間に聞いたところ、深海釣りのときはこの「ニューSFノット」を使うそうです。

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結んでみたところ、編み込みまでは従来の「SFノット」や「FGノット」と同じ編み込みです。

ノットライブラリーの動画内では、指と指の間にラインを巻き付けてクリンクリンと返していくやりかたですが、

形は一緒なので、堀田式FGノットのように、PEラインを貼った状態でリーダーを上下に動かして編み込みました。

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ここからが、従来のSFノットとの違いで、PE本線と端糸を束ねたものに、ショックリーダーでハーフヒッチを行います。
※従来のSFノットはユニノット3回

まずは1回のハーフヒッチをしたあとに、PEラインを締め込みます。

この後もかなりの回数をハーフヒッチしますので、まだノットが動くうちにリーダーの端糸を長めに引き出しておきます。

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このノットを試してみようと思ったきっかけがもう一つがありまして、

最近、ダブルラインでのノットの検証をやったとき、編み込みを締め込むときはPE側の本線と端糸を同時に引っ張ったらもっと均等に締まるのでは?と考えていました。

ニューSFノットはハーフヒッチを引っかかりにして締め込むので、それができます。

実際にやってみたのですが、なぜか編み込みは締まっていかず、ノットごと動いていってしまいます。

うーん、考えがちょっと違ったのかもしれません。もう少し考察・検証したいと思います。

今回は動画の通りに、「リーダー本線」と「PE端糸」を引っ張って締め込みました。

ちゃんと編み込みが硬く締まり、動かなくなったことを確認して次の工程に進みます。

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リーダーのハーフヒッチを繰り返していきます。

交互編み込みではなく、単一方向のハーフヒッチをします。

結び目が螺旋状になりますが、これで正しいようです。

柔らかいPEラインを芯にして硬いリーダーのハーフヒッチを入れるので、かなりのテンションが必要です。

テンションが弱いとPEラインがハーフヒッチの内部で折れ曲がってぐちゃぐちゃになります。

試しにノッターでテンションをかけてみましたが、それでもテンションは足りません。

無題

動画内部でも触れられていますが、テンションは膝にリーダーをかけて膝の力を利用するのがよさそうです。

かなり強いテンションをかけることができます。

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膝でテンションをかけたものは、芯になっているPEラインが真っ直ぐに揃って入っていることが確認できます。

動画内では「47回」とかなりの回数を繰り返しています。。。
※後で減らせないか実験してみたいと思います。

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次に、「PEの端糸」で先ほど作ったリーダーのハーフヒッチの上にさらにハーフヒッチを入れます。

こちらも単一方向のハーフヒッチでOKだそうです。

あとは端糸をカットすれば完成です。

編み込みが多いのでかなり長いノットになります。

結び方の動画はこちら↑

ニューSFノットの強度は!?

PE2号とリーダー8号で強度を調べてみました。

5回試してみました。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 11 100%
2 11 100%
3 11 100%
4 11 100%
5 11 100%
平均 11 100%

いずれも100%でした。ガッツリ結べています。

結ぶのも大変でしたが、強度は間違いなさそうです。

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リーダーでハーフヒッチをかける際、テンションが足りないと、ハーフヒッチ内部でPEラインが折れ曲がってしまうので、引っ張ったときに変な切れ方をします。

まっすぐになっているか確認が大切なようです。

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動画内では、リーダーのハーフヒッチは「47回」とされていましたが、けっこう大変です。

強いテンションをかけていくので手が痛くなります。

水圧の負荷がかかる深海では必要なのかもしれませんが、近海で使うくらいなら落としても大丈夫?

ということでハーフヒッチの回数を1/3以下の12回にしてみましたが、こちらも強度的には100%がでます。

必要な回数はラインの太さによって違うかもしれませんが、PE2号とリーダー8号の組み合わせで、単純に引っ張った時の強度としては100%です。

もうノットのテストを初めてから4~5年くらいたちますが、意外とまだやっていないものが見つかりますね!

ニューSFノットは、リーダーをハーフヒッチするので、あまり太いラインでの結束では使えなさそうですが、細いラインシステムでは使うことは出来そうです。

いろいろなノットを試していると、最強最速ノットの糸口が少しずつ見つかってきますので、見つかり次第また試してみたいと思います♪

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