おはようございます、しょうへいです。

以前紹介してから、いろいろ試している「レリックスノット」ですが、最初の編み込む回数を増やせば恐らく100%で結束できるのでは?

と会長が以前の記事で言っていました。

私も何度か切ってみてはいるのですが、たまにリーダーから切れることがあります。

強度が安定していないということは、編み込み回数が足らない可能性もあります。

編み込み回数を増やすことで摩擦力が増して、100%強度になるのか？実験してみました。

 

「レリックスノット」は編み込み回数を増やすと100%強度になる?

こちらは回数を増やして結束した「レリックスノット」です。

数えるのを忘れて結んでしまったのでかなり長めになっています。

FGノットから「レリックスノット」に乗り換えた会長曰く、編み込み回数を増やしたら、恐らく100%になっていると連絡をもらっています。

まずはどういった回数がいいのか、結び方をおさらいしつつご説明します。

「レリックスノット」の結び方は動画で見るほうがわかりやすいですね。

写真での結び方の解説はこちら

本線側にテンションを掛けながら結ぶとキレイに結べますが、締め込みまではしません。

「レリックスノット」は3段階の結びから作られています。

以前強度を計測した時は、動画にあった通り、Aの編み込みを6セット、Bの編み込みは8セット、Cは強度に関係無さそうなので、編み込みなしで計測しました。

その時点でPE2号とフロロカーボン8号で計測した結果、強度95%を確認しました。

会長が言うには、Aの編み込みを8回以上にすると、100%になっているとのことです。

また、Cの編み込みは強度に関係無さそうですが、本来のレリックスノットのように、ハーフヒッチを折り返していくのではなく、FGノットのようにPE本線にしているとのことです。
※キャスト時のガイド抜けと、焼きコブからPE本線を守るためにこうしているそうです。

今回はAを8セット、Bを8セット、焼きコブを作って焼きコブまでハーフヒッチ2回ほどで詰めたあと、本線へのハーフヒッチを10回ほど行いました。

この回数で計測してみます。

ドラグチェッカーが復活したのでこちらで計測します。

PEは2号、フロロカーボンは8号（30lb）です。

PE単体で切ったところ11㎏で切れましたが、これはドラグチェッカーの機構、ラインが細すぎて少なく計測されているためです。

補正するとだいたいパッケージ通りの強さになりますが、補正なしのまま比べます。

「レリックスノット」を改良したときの耐力は!?

5回計測してみました。

回数	切れた負荷（Kg）	結束強度
1	11	100%
2	11	100%
3	11.25	102%
4	11.25	102%
5	11	100%
平均	11.1	101%

でました！100%達成です。

100%を超えてしまった結果もありますが、PEがMAX表示のものですし、誤差とお考え下さい。

PEラインが締め込み具と触れているところで高切れしたり、ノットの根本で切れたりします。

（こちらはノットの根本で切れて本線へのハーフヒッチが抜けた場合の切れ方です）

リーダーが切れることもありました。

リレックスノットは締め込みをしなくても、負荷がかかると勝手に締めこまれるノットです。

海の中ですと濡れているので熱が発生しにくくなりますが、机の上で試しているので濡らしが甘いとリーダーのほうに熱が加わって切れてしまうようです。（それでも11㎏は出ました）

陸上であらかじめ締めこんでおきたいという場合は、かなり濡らしたほうがよさそうです。

こうしてよく濡らしてから負荷を掛けると、ぎゅっと硬く編み込みAの部分が締まっていきます。

PE2号以上なら、8セット＋8セット＋ハーフヒッチで問題なさそうだということがわかりましたが、より細いPEですともう少し回数が必要かもしれませんので、それはまた次回検証したいと思います♪