おはようございます、しょうへいです。
ここ最近はSLJ(スーパーライトジギング)用のアシストフック作りに熱中しています。
直接フックに外掛け結びなどで、ラインを結びつけてアシストフックを作る方法で作っているのですが、先日釣り仲間と話をしていたときに「自動針結び器」でPE等のアシストラインは結べないのか?という話になりました。
確かにアシストフックの自作方法などの記事でさらっと「外掛け結びで結びました」とか書いてしまっていますが、釣り始めたばかりだと針を結ぶことが出来ない方も多いと思います。
たまたま「自動針結び器」を持っていたので、これでPEラインやシーハンターなどのアシストラインを結んでアシストフックがが作れるのか実際に試してみました。
自動針結び器でPEラインは結べるのか?
こちらはHAPISON(ハピソン)から発売されている乾電池式の自動針結び器-太糸用です。
以前、電気ウキでスズキの夜釣りをする為に購入しました。
針結び器は「スリムタイプ」、「細糸用」、「太糸用」と3種類ありますが、太糸用は伊勢尼9〜15号、ラインは3〜14号の太さに対応しています。
スーパーライトジギングで使うアシストフックは、極太アジ15号や、ヒラマサ針14号前後のサイズの針で作ることが多いので、ちょうどいいのかもしれません。
実際に使ってアシストラインを結んでみます。
まずは針結び器にフックをセットします。
最近のスーパーライトジギングでお気に入りフックの、がまかつ「極太アジ15号」がちょうど穴にハマりました。
あとはラインをセットして、針結び器を動かします。
まずは、安価な道糸用のPE5号を使ってみました。
ラインの端糸を止めてあるギアが回転してラインをフックに巻きつけてくれます。
太糸用は「増し締め用の金具」が付いているので引っ掛けて強く結べるので便利です。
少し工夫すれば、ラインのロスも4cm程度で済みそうです。
詳しい動画での使い方はこちらです→ハピソン 針結び器 http://hapyson.com/hari/
簡単に結べますし、どうしても針結びが出来ない人でも簡単に結べるのは良いですね♪
試しに針を固定して引っ張ってみましたが、ラインが強ければ針が伸びる・折れますし、そうでなければラインの限界の負荷で切れます。
結び目は強く、すっぽ抜けることはもちろんありません。
針結び器で両端にフックを結んでダブルフックは作れるのか?
自動針結び器でフックにPEラインは結べましたが、スーパーライトジギングのアシストフックとなるとダブルフックを作るためにラインの両端にフックを結ばなくてはなりません。
両端にフックを結んだり、長さの調整が容易なのか試してみました。
とりあえず、片方にフックを付けたまま、適当にラインをカットし、反対側にフックを結び付けてみました。
じゃ~ん!両端にフックを結びつけることができました。
しかし、ちょっと気になることがあります。
説明が難しいのですが、ラインの本線を器具に回す必要があり、その分のラインが多めに必要です。
締め込みは端糸ではなく、本線側を引っ張って締めこむので、その分ラインが長くなってしまいます。
できたツインフックは、ラインの長さが8cmほどあります。
100g以上のセミロングジグや、インチク・タイラバ用ならこれでOKですが、SLJの小さいジグに使うにはちょっと長く感じます。
なんとか短く作れないでしょうか・・・?
というわけで、通常は本線側を引っ張って締め込みをするのですが、プライヤーを使って端糸側をつまんで締め込みます。
これなら機器に巻いている分の糸を端糸としてつまみ出せるので、短く作れるはずです。
ライン長さ3cmほど(針の長さがあるので全長は5cmほど)の長さのツインアシストを作ることが出来ました。
これならSLJにも良さそうです。これ以上短く作るのは少し慣れが必要そうです。
しかし、ちょっと困ったこともありました。
巻きつけてあるほうのラインを引っ張るので、巻きつけ回数が多かったり、針のチモトにギザギザが掘ってある封区は締め込みが出来なくなることがあります。
シーハンターや編んであるラインのように、表面が硬くてザラザラしているラインも摩擦で締め込みにくくなります。
通常の針結び器は4~5回巻きつけますが、もし端糸を引っ張っても締め込みができないときは、回転を1回転落とす必要があります。
いろいろ試行錯誤をしていみましたが、巻きつけ回数を落とすとやはり強度も落ちます。
道糸用のPE5号で3回巻きつけで結んだときは7kgくらいの力でチモト部分でブレイクしました。
アシストフック用のフロロ内臓PEライン55lbの場合は、巻きつけ回数3回でも15kgの強度がありました。
ドラグが緩めのスーパーライトジギングなら問題ないと思いますが、やはり魚に近い部分ですので、実践で追加実験してみたいと思います。
気になる場合は、セキ糸で補強することも考えたいと思います。
ちなみにですが、端糸側にラインを引っ張るので、ロスが8cmから10cmほど出来ます。
私は針を結ぶのがヘタなので手、で結んでも5cmくらいロスが出てしまいますが(笑)。
シーハンター8号、フロロ内臓PE55lb、先日ご紹介した16本編みPEの「ガリス・スクラム16」の6号で試してみましたが、いずれも結ぶことができました。
太糸用だけあって、フロロカーボンやナイロンといった通常のハリス以外のラインでも問題はなさそうです。
まとめますと、
メリット
- 簡単にフックが結べる、手で結べない人でもOK!
- 機械で結ぶので結びが安定していて強い
- 工夫次第でツインフックも作れる
- 太いアシストラインでも問題なく結べる
デメリット
- ツインフックを作るときはラインのロスが出ること
- ツインフックを作るときは巻き回数を落とす必要がある場合がある(強度要検証)
- 3cmより短いツインフックは難しいかも
- 管付きやあまりに軸が太いフックは対応していない
- シーハンターなど、表面がザラザラのラインはちょっと苦手
どうしても針結びが苦手な方や、安価なラインで量産したいというときには良いかもしれません。
既にアシストフックを自動針結び器で既に作られる方で、短く作る方法やロスを少なくするコツなどありましたら、メッセージ等で教えていただけると嬉しいです♪
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丸岡しょうへい
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