おはようございます、しょうへいです。
PEラインとリーダーを結束するとき、やはり摩擦系のノットが安定した耐力を発揮します。
PRノット(ボビンノット)は100%強度を達成しましたが、ボビンを使わずをオモリを使うことで摩擦系ノットが安定して行えるという「HMノット2」とうノットを教えてもらいました。
VARIVASのフィールドテスターである本山博之さんが考案したノットだそうで、頭文字をHMをとってHMノットなのかもしれません。
HMノット2を実際、結んでみて強度を測ってみたところ100%強度を達成しましたが、強度を安定して出すためには結び方にコツがあるようです。
ということでHMノット2の強度を出す結び方のコツをご紹介します。
ボビンを使わずオモリを使って摩擦系ノット!!
HMノット2で使う道具が1つだけあります。(ハサミなども使いますが)
それがコチラ、ナス型のオモリです。釣具屋さんに必ず売っていますので、誰しもが一度は見たことがあるアイテムではないでしょうか!?
実際の結び方は上の動画をご覧ください。
RPノット(ボビンノット)を、ボビンを使わずオモリ(シンカー)を利用して作り、ちょっと改良を加えたノットです。
文章や絵で説明するのは難しいので是非動画を御覧ください。
動画ではハリス止めが付いているシンカーを利用しておましたが、見つからなかったので今回はナスカンオモリに直接PEラインを結んで利用しました。
このノットは、シンカーを利用して常にラインにテンションをかけることで、船の上でも端糸が風で飛ばされたりしないというのが工夫のポイントです。
ハーフヒッチもシンカーを利用して行うので、保持する道具などがなくてもやりやすそうです。
HM2ノットを実際に結んでみました。
さすがに1回で綺麗に作れるわけではありませんが、何度か練習すれば安定して結べそうです。
結び方はボビンを使うPRノットとほぼ同じで、ボビンの代わりにオモリを使う感じです。
PE2号とフロロカーボン8号で結んでみましたので、ドラグチェッカーを利用して強度を計測してみたいと思います。
PE単体を切ったときは11kgでした、パッケージの表示より小さい数値ですが、ラインが細すぎるため15kgモデルのドラグチェッカーでは誤差がでるためです。便宜上これを100%として計測してみます。
HMノット2の強度は!?
いつもどおり、何回か計測して平均しようとしたところ、ここで問題発生。
回数 | 切れた負荷(Kg) | 結束強度 |
1 | 8 | 73% |
2 | 11 | 100% |
3 | 9 | 82% |
4 | 10.5 | 95% |
5 | 11 | 100% |
8kgくらいですっぽ抜けるときや、ほぼ100%の11kgまで耐えるときなど、強度が安定しません。
なので今回は平均値を計測していません。
とはいえ、何度か結びましたがノットの条件もまばらです。まずは強度が出るノットの条件を調べてみます。
100%強度を出すには結び方にコツがある!?
まずは巻きつけの長さですが、1.5cm未満ですと強度が出ません。PE2号で2cmほどは巻きつけの長さが必要です。
シンカーですが、最初はナスオモリ2号を使いましたが、PE2号ですと少し遠心力が足りません。3号のほうが強度が出ます。
リーダーの端糸ですが、動画では長めに切ることを推奨されていました、それでも強度は出ますが、焼きコブを作ってみたところこれもすっぽ抜けに効果がありました。
そしてドラグが付いているボビンで巻きつけるわけではないので、巻きつけはどうしてもボビンよりは安定しません、
増し締めとして締め込み(PE本線とリーダー本線で締め込み)はしっかり行ったほうが良いようです。
まとめると、
- PE2号なら巻きつけは2cm以上
- シンカーは3号はあったほうが良さそう
- 焼きコブは有効
- 締め込みはしっかりと
という条件を守ったところ、安定して100%で強度が出るようになりました。
100%の結束強度のときは、ノットのすぐ上でPE本線が切れます。
少し注意する点はありますが、ボビンを購入しなくても、小さいオモリだけで安定した100%強度の摩擦系ノットを組むことができます。
小さいオモリなら、タックルボックスに入っていても邪魔になりませんので、覚えておいて損のないノットかもしれませんね♪
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丸岡しょうへい
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