サルカン結びの結束強度⑩ ハーフヒッチ(編み込み)でノットの強度は強くなるのか?

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DSCF1111[1]

おはようございます、しょうへいです。

ハーフヒッチだけノットの強度テストで、ハーフヒッチ(編み込み)は単体でもかなりの強度が出るということが判明しました。

また、「ハーフヒッチだけノット ダブル」では結束強度100%オーバーを達成しました。
※イモムシノットという名前だそうです。

これまでハーフヒッチ(編み込み)はノットの補強と考えていましたが、実際にノットと組み合わせると強度は上がるのでしょうか?

ハーフヒッチなしでも意外と強かった2種類のノットに、ハーフヒッチを行って、強度を測定してみました!!

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「クリンチノット +ハーフヒッチ」 VS 「TNノット+ハーフヒッチ」

今回、実験に用いたノットは、クリンチノットとTN(トリプルニットノット)です。

DSCF1111[1]

クチンチノットは、以前のテストでハーフヒッチなしでも87%の強度をマークしたノットです。
クリンチノットの結び方と結束強度テストの記事はこちら

DSCF1118[1]

こちらはTNノット(トリプルニットノット)。こちらもハーフヒッチなしでも安定して90%の強度をマークしました。
TNノットの結び方と結束強度テストの記事はこちら

果たしてこの2つのノットの強度はハーフヒッチを加える事で、どう変化するのでしょうか!?

DSC_8888

いつものように30lb(13.6kg)のラインを引っ張ってみました。

ハーフヒッチは8回(上下4回づつ)行っています。

まずはクリンチノットの結果から!!

クリンチノット+ハーフヒッチの強度テストの結果です。

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 12.5 92%
2 12.5 92%
3 12.5 92%
4 12.5 92%
5 12.5 92%
平均 12.5 92%

おおっ、87%からかなり強度がアップしました。しかも安定しています。

しかし、ハーフヒッチ単体のときよりも強度がありませんね〜。

kurinti

クリンチノット特有の、ラインを捻っているところから切れているようです。

写真では確認しにくいですが、ラインがねじれているところで切れ、ハーフヒッチは残ったまま、という場合もありました。

どうやらラインに捻る力をかけると、そこが弱点になってしまうようですね。

つづいてTNノット+ハーフヒッチの結果は!?

回数 切れた負荷(Kg) 結束強度
1 14 103%
2 14 103%
3 14 103%
4 13.5 99%
5 14.5 107%
平均 14 103%

TNノットは、なんと100%を超えてきました!

多少バラツキはありますが、先日紹介して100%超えを達成した「イモムシノット(ハーフヒッチだけノット ダブル)」と強度はほぼかわりません。

DSCF1124[1]

TNノットは、ラインを捻っている部分がほぼありません。ラインが滑る力をハーフヒッチで補強できたので強くなったのかもしれませんね♪

 

2つの実験でわかったことは、ハーフヒッチで結束強度は上がるようです。

すべてのノットで試すわけには行きませんが、ハーフヒッチを行うことで、少なくともマイナスはなさそうですので、出来れば行ったほうが良さそうですね。

次回は「ハーフヒッチを交互に行った場合と一方方向に行った場合の強度の違い」なんかやってみたいですね〜

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