FGノットの編み込み回数は「10.5セット」がおすすめ!?0.5回で強度に差がでる!

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おはようございます、しょうへいです。

先日、釣り仲間が「どうしてもFGノットが思ったより強度が出ない」という話をしていました。

隣で並んで同時にFGノットを組みながら「1回、2回、…」と編み込んでいると「あること」に気づきました。

FGノットの「編み込みの開始と終了」が私と違ったのです。

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FGノットの本当の編み込み回数とは

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ご存じFGノットはPEラインをリーダーに編みつけていきます。

ロッドにラインを通して、ロッドの反発でPEラインにテンションをかけてリーダーを動かして編み込む場合、PEラインのメイン側(ロッドの先から来る方)が上、端糸側が下になります。

さて、これはどちら側から編み込みを始めて、どちら側で終わるのが良いのでしょうか!?

今まで何気なく10セットという書き方をしていましたが、実は結び方で強度にちょっとの差が出ていました。

(FGノットが上手く組めない釣り仲間には、強度がでない他の原因もありましたが、今回は編み込み方をメインに調べました)

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10セットの編み込みをすると仮定して、私はFGノットの編み込みは端糸側から始めます。これで1回です。

このあと編み込んでいき、メイン側を最後に編み込むと10セット(20回の編み込み)になります。

一方で端糸側から開始し、端糸側を最後に編み込むと10.5セット(21回のの編み込み)になります。

この2つの結び方の強度に差がでるのかを調べてみました。

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今回の実験では、編み込みの最後をメイン側で終えた場合と、端糸側で終えた場合を比べてみます。

ロッドにラインを通して、竿の反発でPEラインにテンションをかけてリーダーを動かして編み込む方法で編み込んでいきます。

PEラインのメイン側が上、端糸側が下になります。

回数は10セットを基本として端糸側から編み込みをはじめ、メイン側(上)で終える場合は10セット20回、端糸側から編み込みをはじめ、端糸側(下)で終える場合は10.5セット21回になります。

その状態でハーフヒッチを2回入れて、すっぽ抜け防止のために焼きコブだけを作り、引っ張って何kgで切れるのかを比べました。

本来は様々な補強をいれるのですが、編み込み単体の強度を比べたいのでこのような形にしました。

PEラインは2号、リーダーはフロロカーボンの8号を利用します。

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こちらは端糸側(下)から編み込みをはじめ、メイン側(上)で終える場合です。合計20回(10セットちょうど)の編み込みです。

補強を入れていないので多少バラつきますが、平均して11.5kgで切れました。

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こちらは端糸側(下)から編み込みをはじめ、端糸側(下)で終える場合です。21回(10.5セット)の結び方です。

こちらも多少強度はバラ付きましたが、平均して12kgで切れました。

10セットの場合と10.5セットの場合で0.5kgの差がでました。

ということは、FGノットの編み込みは最後に端糸を編み込んでから結び終えるほうが強度が出る、ということになります。

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おそらくですが、編み込みんだあとのメインラインの角度に差がでるためだと思います。

太いラインで模式図を作ってみました。

最後にメインライン側を編み込んでハーフヒッチをしてしまうと、メインラインに角度がついたままハーフヒッチでロックされてしまいます。

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一方で端糸側を最後に編み込んでからハーフヒッチを掛けると、比較的メインラインの角度が浅い状態になります。

ラインに負荷がかかったときは、メインラインに負荷がかかります。

PEラインは折れた状態では強度が発揮できないとされていますので、こういった部分で少しの差がでるのだと思います。

実際の釣りでは編み込みのあとに様々な補強を入れます。

補強の目的の一つに編み込みの末端にかかる負荷をなるべく分散することにもありますので、差は微妙になってくるかもしれませんが、こういう細かい部分で泣きを見ると悔しいので、編み込みの最後の部分はしっかりしておきたいです。

新FGノット2020の場合は、編み込んだあとに交互ぐるぐる巻きをします。

端糸側から編み始めて、メイン側で編み込みを終えたあと、交互ぐるぐる巻きの1回目は編み込みの後にリーダーにだけPEラインをぐるっと一周巻きつけます。

結果的に10.5セットと同じ構造になっています。

【動画付き】素早く結べてコンパクト!100%強度の「新FGノット2020」の結び方

偶然ですが、イイ感じにメインラインの角度が浅くなるようになっていました(笑)

というわけで、FGノットの編み込みはとにかくメインラインに角度が付かないということを意識してみるといいかもしれません♪

なかなか文章では説明は難しいですが、20回(10セット)と21回(10.5セット)で、ラインの角度の違いをみていただけると分かりやすいと思います♪

よろしければ、次に結ぶときに比較してみてください♪

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