おはようございます、しょうへいです。

昨年末にスタジオオーシャンマークより新しいプライヤーが発表されました。

大型魚と対峙するために必要な強靭なリングを開くツールとして、かなり”最強と呼んでもよさそうなスペックです。

どの辺が”最強”なのか、チェックしてみたいと思います。

※2022年3月14日 実物を入手しましたのでレビューを追加しました

最強のプライヤーのきっかけは最強のリングから

新しく発表された「オーシャンプライヤー OP165HP/OP140P」の開発のきっかけとなったのは、同じくスタジオオーシャンマークから発売されている「トラックスプリットリング」だそうです。

トラックスプリットリングは、大型のマグロ、GT、ヒラマサをターゲットにするために生まれた最強のリングです。

一番強いもので1200lbの強度という桁外れの強度を持っています。

私もバラムツを釣りにいくときに使ったことがあるのですが、リングが強よすぎて……そう、リングを開くのが大変なのです。

高強度のリングは開くだけでも大変ですし、ルアーやリングを通そうとするにはそれなりに開かなければなりません。

かといって開きすぎるとダメになってしまいます。

かなりの力が必要ですし、なかなか対応した大型のプライヤーがありませんでした。

リング1つ付けるのに大変な苦労をした記憶があります。

そこで開発されたのが「オーシャンプライヤー OP165HP/OP140P」です。

大型で高強度のリングを安全で簡単にとりつけるために開発されました。

まずもって気になるのがL型のノーズです。同じようなL型のノーズのプライヤーもありますが、こちらは円柱のような形をしていいるのが特徴です。

この丸型のL型ノーズの角で高強度リングを軽い力で押し開けることができます。

反対側はリングサポートが配置されていて、リングが寝てしまうことを防ぐ設計になっているそうです。

確かに高強度のリングを使っていて、やっと開いたと思ったらリングが転がり、バチンと寝てしまうことはよくありました。安心して高強度リングを、軽い力で押し開けることができるそうです。

もう1つのポイントはL型ノーズよりもう少し下側にピンがついています。

こちらはガイドピンと呼ばれるもので、リングを挟んだときに少しだけリングをあけることができます。

リングをルアーのアイ等に通したあと、このガイドピンが少しリングを開いてくれるので、取り付けがより容易になるそうです。

回すのも一苦労だった高強度リング対応ならではの機能ですね♪

プライヤーにはラインカッターがついているものが多いのですが、

なんと「オーシャンプライヤー OP165HP/OP140P」のカッター部はタングステン製で作られています。

長期間の使用に耐えるためにタングステンで作られている上に、根元はボルトで固定されています。

つまり、刃だけの交換も可能ですし、裏表の入れ替えも可能だそうです。

「オーシャンプライヤー OP165HP/OP140P」は左右非対称の設計になっています。

これはL型のノーズがどちら側にあるのか分かりやすいためにこうなっているそうですが、ラインカッターを裏表で入れ替えることができるので、左利きの方にもやさしい設計になっています。

この他にもラインの締め込みの際にラインに傷を付けないように、丸くエッジを加工されたプレートなど、随所にこだわりを感じます。

本体は極厚のアルミ材から削り出しのフルマシンカットアルミボディで強度にも優れます。

2つの商品がそれぞれ3色ありますが、大きさ違いで、対応するリングのサイズが異なります。

GTやマグロ類、大型ヒラマサのキャスティングゲームをされる方は大きめのサイズのOP165HP、ジギングがメインの方は#4の小さいリングが使えてコンパクトで軽量なOP140Pが良さそうです。

フルマシンカットアルミボディの為、ビックゲーム対応のプライヤーにも関わらず、130gと105gと非常に軽量なのも特徴です。

OP165HPが定価で36,000円、OP140Pが定価で35,000円とプライヤーの中では非常に高価な商品ですが、ブレードの交換が可能な点や、メーカーでのサポート・メンテナンスが受けられる点を思えば、長く使ってこそ価値のあるプライヤーだと思います。

早いところでは、すでに店頭に並んでいるそうですが、私は現在入荷待ちです。

手元に来ましたら、使用感などを追記しておきたいと思います♪

スタジオオーシャンマーク オーシャンプライヤー
 http://studio-oceanmark.com/products/pliers/op165hp_140p/

実機レビュー!

実物を入手いたしました。こちらはOP140Pです。

手に持って感じることは、しっかり感です。

新品なのであたりまえといえば当たり前なのですが、ガタつきグラつきは一切感じない、かなりの剛性を感じます。

それでいて軽く、ところどころの造りもしっかりしていて、一生もののプライヤーというのも頷けます。

また、強力なリングようのプライヤーにもかかわらずコンパクトで、場所をとりません。遠征をする方には嬉しいポイントです。

気になるのはリングのオープン能力だと思います。

最強のスプリットリング、トラックスプリットリングを用意してきました。

こちらのプライヤーはこの最強のスプリットリングを開けるために生まれたものです。

400lbというかなり強力なリングのはずですが、なんとすんなり開いてしまいました。

通常のプライヤーでは開けるだけでも一苦労するのですが、簡単に、何事もなかったように開きます。

プライヤーのなかで転がる、ズレるといったこともなく、確実にリングを押し広げることができます。

私が所持している大型のサイズや、太線のものなどの強力とされるリングを片っ端から開けてみましたが、どれもスムーズに開けます。

10回やったら10回うまく開けるくらいの確実さがあります。

ルアーやフックへのとりつけもこの通り、ガイドピンのおかげでスムーズです。

あまりにスルスルと装着できるので驚きっぱなしです。

上記の400lbのリングをルアーに着脱させてみました。

普通のリングの着脱と変わらないスムーズさですが、これで400lbのリングです。

大型の青物、マグロを始めとしたビッグゲームをされる方に特におすすめです。

これは一生もののプライヤーといっても過言ではありません!!