ジギングのノットは強度よりも「タイパ」に注目する時代かも!?タイパに優れたノットは?

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おはようございます、しょうへいです。

最近の若者は時間あたりのパフォーマンスが良いことを「タイパ(タイムパフォーマンス)」などと言うそうですが、もしかして釣りに使うノットなどでも状況によっては「タイパ」が良いほうが良いのでは、と思うことが最近よくありました。

またノットの短さなども実は短いほうがよいのでは!?と感じることがあります。

これまでたくさんのノットを比べてきましたが、長さに注目してみました。

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ジギングで編み込み系を使うことの欠点

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ジギング魂でイモムシノットをご紹介したのは2016年のことでした。

その当時は乗合の遊漁船に乗ってもそれほど見かけることはありませんでした。

それから6年の歳月が流れ、今年(2022年)のGWなどの大型連休に、満員となり忙しい遊漁船のお手伝いのようなことをする機会が何度かありました。

釣れた魚のタモをいれたり、オマツリを解くのをお手伝いしたり等です。

すると乗っている人の大半がイモムシノットを使っていることに気づきます。

12人乗っていて11人がイモムシノットという日もあったほどです。

なるほど、家に帰って「ジギング ノット」などで検索するとずらーっとイモムシノットの解説ページや動画がでてきます。

それほど一大勢力になっているということに半ば驚きました。

イモムシノットは絶大な信頼度と強度があることは間違いないので、選ばれるだけのことはあると思います。

しかし「乗合」の「遊漁船」でイモムシノットを使うと少し困ったことが3つ発生します。

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どうしても乗合の遊漁船は、たくさんの人が乗って釣りをします。

なのでどんなに気を付けていてもオマツリしてしまうことがあります。

ここで困ったことその1です。

するとイモムシノットの編み込みにPEラインが食い込み、外すのに苦労するという場面に出くわすのです。

編み込み系のノットでなければ、リーダーを切って抜いて終わるようなオマツリでも、食い込んでしまっているとちゃんとPEを外してやる必要があります。

そして次に困ったことその2が発生します。

結ぶのに時間がかかるのです。

私が住んでいる福井県では今年、異常なくらいブリが釣れているのですが、毎日爆釣というわけではありません。

潮と風の関係でどうしても渋い日があり、一瞬の時合だけがチャンスという日もあります。

時合は思ったより短く、ホンの少し出遅れたがために釣れないということもあります。

そこでオマツリ等で結び直しをしていると出遅れてしまいます。

イモムシノットなどの編み込み系では結ぶのに時間がかかってしまうのです。

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困ったことその3が根掛かりです。

もし根掛かりしてしまったとき、イモムシノットでガッツリ結んでいると、ラインシステムのバランスなどではPEとの結束で切れてしまうことが多くあります。

PEとリーダーの結束を100%にする方法はあるのですが、そうしていてもリーダーとルアーの結束のほうが勝ってしまうこともあります。

するとまた、リーダーの結束からやり直しをしなければならず、時合を逃す原因になってしまいます。

これらの欠点はイモムシノットに限ったことではなく、編み込み系全般に言えます。

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結束のあとに焼きコブをされている方や、イモムシノットの回数を20回くらいしているという方もお見掛けしました。

強度に不安を覚える気持ちはわかりますし、私もそうでした。

しかしどちらもあまり強度については意味のないことですし、焼きコブは他人のPEラインと交差したときに拾ってしまうという欠点や、編み込み回数が多いイモムシノットは結ぶのに時間がかかります。

サルカン結びの「ハーフヒッチの回数」は何回がベストなのか?調べてみた!

サルカン結びに「焼きコブ」って補強にならないの?全26種類全てのノットで試してみた!

確かに強度を追い求めてノットの研究をしました、根掛かりやオマツリの可能性が低いキャスティングでは有効です。

イモムシノットをはじめ編み込み系は失敗の少ないノットですし、間違いなく強度がでます。

しかしながら、多くの方がそうであるように「乗合」のジギングの場合、必ずしも最強のノットが最適ではないのではと疑問に思うようになったのが正直なところです。

第1回ジギング用ノット「タイパ」選手権

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前置きがずいぶん長くなってしまいましたが、

今回はサルカン結びを「タイパ(タイムパフォーマンス)」で比較してみたいと思います。

…と思ったのですが、私が何年も何回も結んでいる結び方は自然と早くなってしまいますし、そうではないノットは遅くなります。

ということで、結んだあとの「強度」を「ノットの長さ」で比較してみようと思います。

ノットが短いノットは比較的結ぶ時間も短くなりますので、目安としてご覧いただければ良いかと思います。

また、ジギング魂ではこれまで26種類以上のジギング用のノットを試してきました。

全部試してやろう!!という気概だけはあったのですが、時間がかかりすぎてしまうので一部よさげなものをピックアップして結んでみます。

ラインはすべて同じ銘柄のフロロカーボン8号で結んでいます。

名称 強度(kg) 長さ(mm) 強度÷長さ
ジャンスィックSP 13.3 1.5 8.87
最強結び(新イシダイ結) 12.05 2 6.03
パロマーノット 12 2 6.00
ダブル深海結び 11.5 3 3.83
イモムシノット(4セット) 13.95 6 2.33

ノットの長さは私がノギスと定規で計っていますので目測ではあるのですが、

こうして長さで強度を割ってみると、やはりシンプルで結ぶのが早いノットが上位に来ます。

また、ここに挙げたノットはすべて通常のドラグの設定であれば問題になることはないかと思います。

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個人的なことですが、私はここ数年ずっと「最強結び」でジギングをしています。

別名を「新イシダイ結び」とも言うそうです。

こんなに小さい結び目ですが、この結びを魚に切られたことは一度もありません。

先ほど一番「タイパ」に優れていたジャンスィックSPノットはシンプルさが故に、締め込みをかなりキチっとやらないとすっぽ抜ける可能性があります。

なので焦って結ぶこともある船の上では2番目にタイパが良い最強結び(新イシダイ結び)を信頼するという選択をしました。

今回は単純に長さで割ってみましたが、他にも消費するラインの量が少ないほうがいいとか、長年慣れているとかいろいろな理由で選ばれると思います。

編み込み系を否定するわけではありませんし、回数に注意すれば信頼度は抜群だと思います。

今回は長さや結ぶ時間などにも注目して比較してみました。

皆様のノット選びの参考になると嬉しいです♪

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