先日から、HYPER LURES(ハイパールアーズ)のサワザキさんと、青物用のプラグのテストタイプを作っているところをご紹介しています。
- 第一回目 素材の板からルアーの形に切り出すまで
- 第二回目 ルアーに曲線を付けたりしてちゃんとした形に削るまで
第三回目の今回は、ルアーの中にワイヤーやウェイト(錘)、スイベルなどを仕込んでいきます。
ウッドプラグの中身が、どんなふうになっているのか?
ウェイトやワイヤーはどのように入っているのか?
裏側。。。いや中身を全てご紹介したいと思います♪
ウッドプラグの中ってどうなってるの?ウェイト(鉛)やワイヤーの入れ方
前回は、ルアーをオービタルサンダーなどで整形して、両面テープで貼り付けたものを半分に割りました。
※両面テープが残らないようにしっかり剥がしておきます。
ワイヤーを仕込む位置に線を引きます。
ちょっと穴の深さが足りてません。。。
※もうちょっと深くないとスイベルをワイヤーに掛けられない
クランプで挟んで、穴を深くします。
このくらいが、ちょうどいいそうです。
ワイヤーや入れる錘を用意します。今回は、初めての大きさなので、
元のモデルのウェイトと素材(木)の重さの比率を参考に、錘の重さを決めました。
話を聞いていると、まず最初のテストモデルの場合は、木の重さを測り、同じ重さの錘を入れてみて、シール鉛などで調整しながらテストするのといい感じじゃないのかな〜なんて思いましたが、定かではありませんw
何回も作って慣れてくると、こんなぐらいかな?というのが分かってくるそうです。
職人ですねw
ステンレスワイヤーをペンチで曲げます。まずは「コの字」に曲げるそうです。
曲げた根本から、器用に丸めていきます。
ワイヤーの太さを忘れましたが・・見た感じ1.6mmぐらいだと思います。このぐらい太いステンレスですと、結構硬くて大変です。
こんな感じに。
開いたままだと弱いので、スリーブを通して
プライヤーでカシメます。
ルアーに合わせてみて、もう片方も曲げるのですが、先にスリーブやスイベルを通しておく必要があります。
よく忘れてやっちまうそうですw
同じように「コの字」に曲げて
こんな感じに!
今回は、錘をワイヤーの下に入れますので、錘はワイヤーに通しませんでしたが、重心を少し上にしたい場合は、ワイヤーに穴開き錘も通しておくそうです。
結構、サワザキさんが、テストをしている時に、ウェイトの位置などを聞いていましたが、重心が大事で、ルアーの動きにかなり違いが出ていました。
ワイヤーを入れる位置を彫刻刀で彫り込みます。
スリーブの位置も彫り込み、もう片方も同じように彫り込みます。
テールに入れる錘が入るスペースが少ないので、ハンマーで叩いて変形させました。
そして彫ります!彫ります!
丸錘は、ドリルで穴を開けるだけなので、簡単だそうです。
ポコッ!と収まりました。
写真を撮るのを忘れて、後の工程までいった時の写真ですが、中身はこんな感じです♪
錘の位置や重さ、アイの位置、スイベルの位置は、まだ大体ですので、沈むかもしれませんし、どんな動きをするのかは分かりません。
実際の動きを見てみて、調整するそうです。
数々のテストルアーの山!
こっちにも一杯!
形状や鉛の位置をちょっとずつ変えてみて、ルアーの動きにどう変化がでるか、3年間ずっと試されてました。
いよいよ、ワイヤーやウェイトが入り、貼り付ければテストルアーは、ほぼ完成なのですが、このままですと数回投げただけで、すぐボロボロに、水を含んで水没してしまうそうです。
くっつける前に、下処理をする必要があるそうで、次回はその辺をご紹介したいと思います。
ちなみに、テストモデル完成後はフック無しで68.4gに!フック込みだとどうでしょう?150mm(75g)ぐらいでしょうか?
青物ルアーにちょうど良さそうで、テストが楽しみです♪
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