スイベルは付けたほうがいいの?糸ヨレで結束強度は本当に弱くなるのか?再実験してみた!

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おはようございます、しょうへいです。

みなさんは糸ヨレが原因で魚にラインを切られたことってありますか!?

シャクった時にくるっと回転するジグや、フォール時にくるくる回りながら沈下するメタルジグもあります。

はたまた魚を釣り上げるときぐるぐる回転しながら上がって来ることもあります。

そんな状態で、ルアーとラインの結束部はどうなってしまうのでしょうか!?

似たような実験は過去にもしたことがあるのですが、もう4年前ですし、切れ方なども観察していませんでした。

条件を少し細かくして、再実験して確かめてみることにしました。

スイベル付ける!?つけない!?

再実験しようと思ったきっかけが、会長とルアーにスイベルを付けるか付けないかという話になったからです。

会長はローリングスイベルを付ける派ですが、私は付けない派です。

過去のアンケートでも付ける派と付けない派は半々くらいでした。

付けない派の私は、ルアーの動きを邪魔させたくない、オマツリのときに苦労するからが理由ですが、会長は過去にぐるっと回るジグを付けていたときや、キハダなど回って上がってくる魚に最後のワンダッシュで切られた経験があるというのが理由でした。

狙う魚にもよる話ではあると思いますが、私がやっている近海のジギングではヨレて切れたことはありませんが、実際どのくらい弱くなるのかは気になるところです。

また、スピニングリールは構造上どうしてもヨレが入っていきます。

wp-1585999744150.jpg

というわけで、今回は補強無しで98%という強度がでたジャンスィックSPを使います。

以前の実験ではイモムシノットを使っていましたが、ハーフヒッチの部分は堅いのでねじれにくくなっています。

今回の実験ではハーフヒッチでの補強を使わないで結んでいるため、捻じれが直接結び目まで届きます。

30回もねじればこんな感じでヨレヨレっとなってきます。

wp-1585999744170.jpg

リーダーの長さは25㎝に統一します。

フロロカーボン8号30lbのラインを結んでいます、ヨレていない状態で13㎏で切れるので、ヨレを入れるたびにどれだけ弱くなるのかを見て見たいと思います。

ヨレがノットまで伝わると…? 

30回ヨレた場合、50回ヨレた場合、100回ヨレた場合で統計をとって、平均値だけ載せています。

ヨレ 切れた負荷(Kg)平均値 結束強度
なし 13 96%
30回 11 81%
50回 9 66%
100回 7.5 55%

平均値であって、内容は多少バラツキはありますが、やはりヨレが入ると強度が落ちていくようです。

100回のヨレはさすがに大げさなデータではありますが、半分くらいの強度まで落ちてしまっています。

wp-1585999744140.jpg

切り口はノット付近で切れていました、

フロロカーボンが白く濁っていました。

捻じれる方向に力がかかるので弱くなるのでしょうか…?

フロロカーボンとPEラインを比べると、PEラインのほうがヨレやすいので、リーダーがここまでパーマするほどヨレることは少ないかもしれません。

巻き上げ最中に魚がぐるぐる回って浮いてきた場合は、最終的にリーダーがヨレることになるのでリーダー部分にヨレが集中します。

確かに青物など、魚がつり上がった時に、リーダーに糸ヨレが付いていることはあります。

なぜか分からないけど、ノット(サルカン結び部)で、プスッと切れた経験のある方は、もしかすると糸ヨレが原因かもしれません。

ヨレに加えて、吸水劣化や紫外線劣化などが合わさると、結構強度劣化は起こっている可能性もあります。

大物をしっかり獲りたい!場合は、ローリングスイベルを付けておくのも安心かもしれませんね。

 

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