おはようございます、しょうへいです。
ある日のこと、ノットを組もうとリールからラインを引き出したところ…めっちゃヨレてネジれていました。
そういえば過去にヨレたPEラインの強度を計測したことがありますが、ヨレがひどいと強度が低下するようでした。
じゃあ、このままノットを組むとマズいことになるのでは!?
ちょっと気になったので、そのまま結んで実際に計測してみました。
ヨレたままノットを組んでみる
写真ではちょっとわかりにくいですが、リールから出ているラインにかなりヨレが入っています。
そういえば、このリールでドラグずるずるのまま青物とファイトした覚えがあります。
ドラグが出ているのにハンドルを回すとラインが捻じれていきますが、テンションを抜くわけにもいかないので多少は巻くことになります。
そういったことを数回繰り返しているうちに、PEラインがヨレてしまったようです。
過去の実験では、ヨレてしまったPEラインには強度の低下がみられました。
「ヨレたPEライン」の強度はどのくらい落ちているのか?実験してみた!
かといってヨレを戻すのもけっこう大変な作業です、いっそ新品にしたいところですがそれももったいない…。
ラインの強度低下ならドラグの設定で対応できますが、ノットの内部がどうなるのかは気になります。
今回は、新品のラインで再現して強度がどうなってしまうのが確かめてみたいと思います。
新品のラインにわざとヨレを入れてみました。
ノッターに入る範囲で20回ほど撚っています、ちょっと大げさかもしれませんが結果が知りたいのでやってみます。
PEは2号、リーダーをフロロカーボン8号に設定し、FGノットを組みます。
FGノットは編み込み10回(上10回・下10回)、焼きコブはなし、ハーフヒッチはほつれ止めに2セットのみ。
という条件です。
新品のラインなら、焼きコブ無しでも80%の強度は出るはずです。
ラインはパッケージには2号でMAX16㎏と書かれていますが、ドラグチェッカーでの実測は11㎏です。
ドラグチェッカーは、ラインを挟んでいるプーリーを押す力で作動します。
ドラグチェッカー15㎏モデルを使う場合、ラインが細すぎる為このような誤差が出てしまうので、11㎏を仮の強度100%として相対評価をします。
ヨレたPEラインで結んだノット強度は?
5回テストを行いました。
回数 | 切れた負荷(Kg) | 結束強度 |
1 | 7.5 | 68% |
2 | 7 | 64% |
3 | 7 | 64% |
4 | 8.5 | 77% |
5 | 7.5 | 68% |
平均 | 7.5 | 68% |
大変なことになってしまいました(汗)
平均して68%とかなり強度に不安があります。
FGノットでのラインシステムならもうちょっと強度が欲しいところです。
そして何よりも結果が安定しません。増し締めのときにブチっと切れてしまうことさえありました。
切れるときも編み込みの途中で切れる、なんだか嫌な感じの切れ方をします。
ノッターの10㎝ほどの幅にヨレが20回と実際に起こりえる状況より多めにラインにヨレを入れましたが、
どちらにせよ、PEラインがヨレヨレのままノットを組むのは危険そうですね♪
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丸岡しょうへい
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