おはようございます、しょうへいです。
昨日の会長の記事で、フックにPEラインをセキ糸の補強なしで結んだ場合、抜けちゃうのか?という実験をしました。
その記事を踏まえて、気になったことがあります。それはフッ素コート針でも抜けないのかどうかということです。
タイラバ用のフックで、ラインをシーハンター等ではなくPEラインで作ることがあります、そのほうがしなやかで吸い込みが良いからです。
そしてタイラバ用のフックは刺さりの良さからフッ素コートされているものが多いです。
フッ素コートって滑りやすそうで、すっぽ抜けてしまわないのか不安になりますよね。追加実験してみました。
フッ素コート針+フッ素コートライン=強度は?
さて、昨日の実験と同じようにフックに直接PEラインを結んで仕掛けを作っていきます。
今回のフックは、フッ素コートされているDAIWAのSaqSasフックを用います。
タイラバですと、通常はドラグは1kg前後だったり、強くても3kg未満にする場合が多く、そこまで強度が求められるものではありません。
しかし滑りやすい素材ですので、簡単に抜けてしまわないかは不安です。
パッケージの裏にもコート針は抜けやすいのでしっかり締めむように記載されています。
フッ素コート針は針全体にコーティングされているので、全体が滑りやすいのです。
しかも、今回結ぶPEラインは昔ナマズ用に使っていたPE4号の8本撚りです。ナマズ専用ラインとしてカバー打ちや空気抵抗の大きなルアーを投げる為に、はじめからPEラインにもフッ素コートがされているので滑りがとても良いのです。
そう、フッ素コートされているフックにフッ素コートされているPEラインを結ぼうというのです(笑)
昨日の実験と同じように、6回の「外掛け結び」で結びます。
締め込みは端糸をプライヤーで掴み力の限り締め込みます。
フックも金属の穴などに掛けて増し締めを行います。
同じようにルアーのアイにかけて引っ張って強度を見て見ますが、私はドラグチェッカーで調べます。
顔の目の前でやりますので、折れたり抜けたフックが顔に飛んでくるのが怖いので輪ゴムで飛んでいかないように留めてあります。
フッ素コート針はすっぽ抜けやすいのか!?
5回ほど結んで切ってみましたが、いずれも9kg程度で切れました。
タイラバで設定するドラグの数値を考えれば十分実用の範囲ですね♪
また、昨日の実験と同じように、ラインはすっぽ抜けるのではなく、チモト部分で切れていました。
端糸も残っていますので、滑ったわけでもなく、やはりチモトの部分の角で切れているようです。
というわけで、ちゃんと締め込みさえ出来ていればまったく問題ないようです。
ちなみにコーティング無しの針では?
一応なのですが、コーティングがされていないフックも用意していました。
同じ種類のノンコートの針がなかったので、ヒラマサ針12号です。線の太さが違います。
こちらは10kgほどの力できれました。
こちらも同様ですっぽ抜けではありませんし、滑ってもいません、チモトの結び目は硬く解くのが大変なほどです。
ということは、どちらの針も抜けていないということで、フックの強度の差は線の太さの違いといことになります。
ということで、フッ素コートがされている線の細い針のほうを、外掛け結びから「枕付き外掛け結び」にしてみます。
「枕付き外掛け結び」は、結ぶときの最後の1回か2回を道糸ごと巻かずに、シャンクだけに結びます。
チモトの力がかかる部分に枕を作ってやり、ラインが直接金属であるフックと擦れないようにします。
マクロ撮影に限界があるのでわかりにくいですが、このように枕ができます。ここがクッションになってくれることを期待します。
「外掛け結び」では9kgの強度でしたが、「枕付き外掛け結び」では10kgの力まで切れませんでした。
1割の強度UPということになりますね♪
というわけで、フックに直接PEラインを結ぶフックを作るときは、枕を作ってPEラインを保護してあげるのがいいかもしれませんね。
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丸岡しょうへい
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