おはようございます、しょうへいです。

アシストフックを自作するときに使うものといえば「瞬間接着剤」ですね。

「アシストフック用のラインを瞬間接着剤で固めすぎると折れたり劣化するよ」という話し、皆様聞いたことありませんか!?

よく注意事項として挙げられる事柄なので、気になって履いたのですが、リクエストも何回か頂きましたので、実際に色々な接着剤を塗ってみて、どのくらい劣化するのか検証してみました。

アシストラインは本当に接着剤で劣化するのか!?

いろいろな瞬間接着剤を集めて、シーハンターに塗って劣化の具合を確かめたいと思います。

その前に、釣り仲間に「瞬間接着剤でアシストフックのラインが折れたり劣化したことはあるか?」と聞いて回りました。

• 聞いたことはあるけど、実際に折れたりしたことはない
• 昔一度だけ折れたことがある
• 接着剤の種類によっては熱がでるよ
• 聞いたことも実際に見たこともない

など、結構意見はバラバラです。

実をいうと、私も「瞬間接着剤で劣化するよ」というのは聞いたことはありますが、自分で実際に体験したことはありません。

ハウツー本や雑誌にも「瞬間接着剤を塗りすぎると折れる」と書いてあるのも見たことがあり、私は「そういうものだ」と思ってあまり塗り過ぎないようにしていました。

ということで、何事も実際にやってみようということで、シーハンターに直接接着剤をたっぷり塗ってみます。

※シーハンターで折れたことがあるよという情報を聞いたので、シーハンターを選びました。

硬化してから、クキクキと曲げたり折ったりしてみましたが･･････折れません。

あれ（汗

ここで折れてくれたら皆さん気をつけましょう～、という記事になったのですが、普通に曲がってくれます。

瞬間接着剤もいろいろあるので、ゼリータイプ、液タイプ、2液タイプ、布用のボンドなどいろいろ試してみみましたが、折ることができませんでした。

実際に折れたという体験談も聞かせて頂いたので、何らかの条件が揃えば折れるのかもしれません。

実際にラインに少し垂らしてみて、曲げて折れなさそうかどうか調べてみるのは大切かもしれません。

また、塗りすぎて白くなってしまったら折れるという情報ももらったので、やはり塗りすぎがよくないのかもしれません。

次に、劣化しているかどうかしらべるために、たっぷり瞬間接着剤を塗って硬化させてから、引っ張ってみました。

確かに瞬間接着剤を塗ったところで切れましたが、ドラグチェッカーの15kgモデルを振りきるほどの力。

おそらく20kg以上の力をかけてようやく切ることができました。

過去に接着剤が補強になるのかテストしたことがありますが、そのときもラインが切れる前にフックが伸びました。

自作アシストフックの強度⑥ 外掛け結びアシストフックを「接着剤で補強」した時の強度

「瞬間接着剤でラインが劣化するかどうかは、発熱するかどうかによる」という情報もいただきました。

瞬間接着剤は布やティッシュなどの繊維状の材料に染み込むと急激に硬化し発熱することがあります。
これは、瞬間接着剤が毛細管現象で繊維内に染み込んで表面積が急激に大きくなるためであり、繊維内の水分で硬化反応が始まり、その後急速に硬化反応が進み場合によって白煙を上げて発熱します。
特に綿、ポリエステル系、およびアセテート系の衣類に液状の瞬間接着剤が染み込んだ場合、100℃前後まで温度が上昇することが確認されており、やけどの恐れがあります。

引用元：アロンアルファ サポートFAQ http://www.aronalpha.com/faq/

繊維にしみこむときに発熱する恐れがあるそうです。

そういえば私の実験では発熱はしていませんでした。

接着剤をラインに塗って、白煙が出るようなそれは失敗ということですね♪

アシストフックに接着剤を塗るときは、主にセキ糸のほつれ止めだと思います。

セキ糸に塗るときは、セキ糸だけに塗るか、しみこみにくいゼリータイプを選ぶのが良いのかもしれませんね。

今回は折れるような劣化の条件を見つけることができませんでしたが、今後もなにか条件がないか試してみたいと思います。

ちなみに、接着剤を長持ちさせるには

瞬間接着剤は水分と反応して固まります。

保管するときは、石灰などの乾燥剤と一緒にジップロックに入れて保管すると、固まらずに長持ちしますよ♪